ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

3 女流棋士との対決 13ページ目

2009-09-08 23:21:48 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
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社長    二人には、どうして判ったのだろう?

女流棋士  この後、和さんとのテイスティング対決を控えているので、そろそろ

      メインのワインが出る頃だと思いました。

      社長のメインのワインと言えば、九つある特級畑の中でも、やはりシ

      ャンベルタンだと予想しました。

社長    さすが将棋のプロ棋士だね、読みが鋭い!

女流棋士  そして色、香り、決め手は和さんの何か見えませんかと言う言葉でし

      た。逸話のあるワインと言えばシャンベルタンだと確信しました。

社長    二人の読みは正しかった。

      この後の二人のテイスティング対決が楽しみだ。

      ところで、このシャンベルタンのヴィンテージは判りますか?

和音    今すぐ、清水王将とテイスティング対決をしましょうか?

      清水王将?

女流棋士  このまま、おいしく頂いたほうがいいのでは?

社長    あまりにも簡単にシャンベルタンと二人が答えたものだから、ちょっ

      と聞いてみたくなったのです。 

      シャンベルタンはおいしく飲みましょう!

女流棋士  それがいいです。

和音    そうですね。

      逸る心を抑えて、テイスティング対決を向かえましょう。