ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

2 お礼のソムリエナイフ 14ページ目

2009-06-09 23:19:15 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
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良子    こんばんは、和さん!

和音    良子さんは、いつも元気いっぱいだね?

良子    和さんも元気になりました?

和音    ええ、良子さんのおかげで!

マスター  田辺さん、和さんを元気にしてくれたお礼に、このワインサービス

      です。

良子    とてもおいしいシャルドネだわ!

      でもシャブリのグランヴァンではないし・・・・、ワイン名が浮かば

      ないわ!

マスター  これは、北海道のシャルドネから造られたワインで、価格はシャブリ

      のグランヴァンと同程度です。

良子    日本にも高級ワインがあるのね?

和音    良子さん、僕にもお礼させてください!

      これをどうぞ!

良子    ありがとう!

      今開けてもいいかしら?

和音    ええ。

良子    わー、とても素敵なソムリエナイフ!

      有名なセパージュ・ラギュオールのブラックホーン。

      そして、柄の部分は夜空に輝く大小の星のようだわ!

      これ宝石?


15ページに続きます。
      

2 盲目のソムリエ 13ページ目

2009-06-09 23:02:50 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
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盲目のソムリエ 和さんの言った早くには、「はや」すなわち88年を言い表して

        いるのではとふと思ったのです。

理事長     そんなこと・・・・。

        そう言った時、和さんはまだテイスティングしていなかったはず

        だ!

盲目のソムリエ もし和さんが、飛び抜けた嗅覚の持ち主だったら、熟成によって

        生まれるブーケでヴィンテージの予想が出来ると思うのです。

理事長     すると粉河さんが、じっくりテイスティングしようとすれば、

        和さんは、テイスティングなしでも先に答えることができた!

盲目のソムリエ そうです。

理事長     和さんは、うわさ以上にすごい人だということか?