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星降るベランダ

めざせ、アルプスの空気、体内ツェルマット
クロネコチャンは月に~夜空には人の運命の数だけ星がまたたいている

東京タワー

2007-05-07 | 劇空間
私は、東京には4回行ったことがある。最初は、70年代高校の修学旅行で1泊、2002年仕事関係2回で計8泊、そして2005年春の日帰り。
思い出すのは、銀座・国会議事堂・六義園・東京大学・井の頭公園・玉川上水・ジブリ・皇居・将門墓・お台場・浅草・泉岳寺・六本木・新宿・渋谷駅・原宿通
…あれ?東京タワーが出てこない。
高校時代のお上りさん修学旅行のコースに入ってなかったはずがないのに、記憶がない。外から見た姿すら記憶にない。
…高校時代の友人に電話で確かめたらやはり彼女の記憶もなかった。銀座の文房具屋さんは覚えているのに。…二人が忘れているのか、本当に行かなかったのか、30年前の謎である。

最近、東京タワーが出てくる映画を、立て続けに見た。
「東京タワー」2004年 監督:源孝志
「東京タワー~オカンと僕と、時々オトン」2007年 監督:松岡錠司
「ALWAYS~三丁目の夕日」2005年 監督:山崎貴

そして、昨夜TVで見たのが、
プロジェクトX挑戦者たち~東京タワー・恋人たちの戦い~世界一のテレビ塔建設、333mの難工事~」(2000年9月5日放送)である。
私は、上記どの映画よりも、感動し、結局2回見て2回とも泣いてしまった。

昭和33年、まだ大型クレーン車もない時代、手作りで世界一の鉄の塔を組み上げた若い男達の物語。そして、現在に至る2組のカップルの物語。

現場監督の竹山正明さんは、当時31歳。若い責任者だ。思わず、「華麗なる一族」を思い出した。番組のバックに流れる曲もあのテーマソングに似ている。鉄の時代。工事中の緊張の日々、洗濯する暇もないのに正明さんは、せっせと京都の恋人に手紙を書いた。その100通以上のラヴレターは、棺の中に持って行きます、と奥さんになった亮子さんは茶色くなった手紙の束を抱きしめる。

一番高い所を担当した鳶職人の桐生五郎さん…当時25歳、無骨だけど、見合いをした彼女に一目惚れ、赤い糸が見えたと語る陽気な職人さんだ。返事に迷ったみさをさんは、こっそり東京タワーの工事現場を見に来て、鉄骨の先端で働く彼を見て承諾の決意をする。二人は東京タワー完成の翌日に結婚した。番組の最後に二人で東京タワー展望台に上るシーンがあって、奥さんが「なんだかこわいわ」って言ったら「俺がつくったんだから、こわいことなんかない」って五郎さんが言うの。

地デジ対応の新東京タワーができる前に、私は、彼らがつくった東京タワーに上らなければならないと思う。

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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown ()
2007-05-07 19:56:59
東京タワーの思い出ですね。
私は建設当時、自転車で建設現場を見に行ったことがあります。
子供心にも凄いものがと感嘆したものです。

映画は見ていませんが、だいぶ評判のようですね。


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Unknown (しばこ)
2007-05-07 21:28:50
東京タワー、東京のOL時代はいつも眺めながら通勤してました。だから東京タワーを思い出すと、あの哀愁溢れるハードなOL生活を思い出します。

実は小説をイギリスに持ってきたものの、人に貸してそのままになってる私、、、。オダジョーバージョンなら見て見たいかも。
返信する
映画もおすすめです。 (ラミーチョコ)
2007-05-09 10:31:07
☆森さん

桐生さん達が高い所で鉄材を組み立ててる所を
すごいなーって見上げている少年の姿が目に浮かびます。なんだか映画「3丁目の夕日」の1シーンのようです。

☆しばこさん

オダジョー、好きです。
かなり「時効警察」にはまてっるので、映画の時代が同じ髪型のシーンに移ったとき、最初は、ついこちらが嘘っぽい感じがしてしまいました。
映画の彼の声が、とてもいいんです。
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