星降るベランダ

めざせ、アルプスの空気、体内ツェルマット
クロネコチャンは月に~夜空には人の運命の数だけ星がまたたいている

スーパームーン

2020-04-07 | 五七五
  
     マスク着け顔半分が日に焼けぬそんな季節の前に収まれ

という東大路エリカさんの短歌が朝日新聞に載ったのは、3月22日。
どうやら化粧せずとも日焼け止めが必要な季節になってしまった。

     四月満月スーパームーンに冠なし光受け取る

スーパームーンだから?ほぼ一か月ぶりにお化粧した今日、クレンジングクリームで落としていたら、思いっきり薬指を鼻の穴に突っ込んでしまった。
こんな時、つくづく自分は無駄に齢だけ重ねてきたと思う。
   
             
                  ~友人の家の冷蔵庫にかかっている、石川九楊さんの軸

落ち着いて、元気なものを探そう。

あったー!手にズシッと力寄せてきた大きな晩白柚(ばんぺいゆ)!
       

まるでお月様が掌に落ちてきたみたい。
中身は淡泊だけど爽やかな味、てっぺんはお風呂の香りに、厚さ3cmの皮はピールに。

    半分は崩れてジャムに晩白柚ピール苦くて新しき味

なんだかお家の中で、時間がたっぷりある、今しかできないことが沢山ありそう。
たとえば、『アリババの猫がきいてる』(新藤悦子著)みたいに、
ここにあるこのモノは、いつ、どこからきたの?どうしてきたの? 
と、考えてみるとかね。

そういえば、今使っているマスクは、随分前から我が家にあったモノ。そう、あの時買ったのだ。
2009年5月のこのブログを久しぶりに読むと、「休校中」だけど、今よりはるかに牧歌的な気がする。
でもね、あの時だってどうなるのか、わからなかった。ラスコーのクロマニョン人から851代目はきっと22世紀まで生き延びる。

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