星降るベランダ

めざせ、アルプスの空気、体内ツェルマット
クロネコチャンは月に~夜空には人の運命の数だけ星がまたたいている

緑の箱

2009-04-25 | 五七五
毎日伸びている。風景が緑っぽく変わっていく。
建物はやがて緑に覆われる。    
      
       

       美術館 息するものに変貌する


美術館の屋上から、南には海、北には山が、すぐそこに見える。

 

海と山の間で、緑の狭間に生きている。

360度の風景の中に立つと、人は自分が世界の中心にいると感じる。
それを、四角く切り取る写真。風景画。

兵庫県立美術館コレクション展のテーマは「風景画に親しむ」だ。
なぜ画家は、自分をとりまく世界から、この部分を切り取ったのだろう。
人が描かれていない絵は、画家と、画家を取り巻く世界との静かな対話の時間を塗り込んでいるような気がする。



                 


さあ、中に入ろう。
でも、美術館から出てきたら、緑に出口がふさがれているかもしれない。

      走る蔦追いかけられて箱の中
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 美術館の日 | トップ | 休校中 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

五七五」カテゴリの最新記事