毎日伸びている。風景が緑っぽく変わっていく。
建物はやがて緑に覆われる。
美術館 息するものに変貌する
美術館の屋上から、南には海、北には山が、すぐそこに見える。
海と山の間で、緑の狭間に生きている。
360度の風景の中に立つと、人は自分が世界の中心にいると感じる。
それを、四角く切り取る写真。風景画。
兵庫県立美術館コレクション展のテーマは「風景画に親しむ」だ。
なぜ画家は、自分をとりまく世界から、この部分を切り取ったのだろう。
人が描かれていない絵は、画家と、画家を取り巻く世界との静かな対話の時間を塗り込んでいるような気がする。
さあ、中に入ろう。
でも、美術館から出てきたら、緑に出口がふさがれているかもしれない。
走る蔦追いかけられて箱の中
建物はやがて緑に覆われる。
美術館 息するものに変貌する
美術館の屋上から、南には海、北には山が、すぐそこに見える。
海と山の間で、緑の狭間に生きている。
360度の風景の中に立つと、人は自分が世界の中心にいると感じる。
それを、四角く切り取る写真。風景画。
兵庫県立美術館コレクション展のテーマは「風景画に親しむ」だ。
なぜ画家は、自分をとりまく世界から、この部分を切り取ったのだろう。
人が描かれていない絵は、画家と、画家を取り巻く世界との静かな対話の時間を塗り込んでいるような気がする。
さあ、中に入ろう。
でも、美術館から出てきたら、緑に出口がふさがれているかもしれない。
走る蔦追いかけられて箱の中