星降るベランダ

めざせ、アルプスの空気、体内ツェルマット
クロネコチャンは月に~夜空には人の運命の数だけ星がまたたいている

ラーメンズ的日常②都市伝説

2007-12-07 | ラーメンズ的日常
(これは創作です。)

~ある日夫が帰ってくると、部屋には大量の箱とビンが並び、その間に妻が座って何かしていた。

夫「何だ、これは」
妻「チオビタ1年分」
夫「何してるの?」
妻(箱にBEACH&DOGSのシールを巻きながら)
 「チオビタの箱に、こうして、可愛いテープを巻いて同じサイズの可愛いBOXをたくさん作る」
夫「何のために?」
妻「賢い収納、年末大掃除」
夫「年末大掃除って、普通(指さしながら)換気扇とか網戸とかじゃないか?」
妻「あのね、ハナ肇さんて、換気扇掃除が趣味だったんだって。昔『徹子の部屋』で言ってた」
夫「あんなオッサン関係ないね」
妻(しばらく考えて)「松田優作は網戸そうじが得意だったらしいよ。」
夫(…)
妻「冬でも窓を開けて網戸で寝てたらしい」
夫「それ、今思いついたでしょ」
妻「死人に口なし。…どうだ」
夫「都市伝説はこうしてつくられるのかぁ」
夫(眼鏡をかけて夕刊を読み始める)
 「チオビタより、アリナミンDXの方が、目に良さそうだな」
妻「でも、チオビタ!よ。チオービタ!ビタ!こっちが元気そうじゃない」
夫「科学的根拠を述べよ、科学的にこっちの方が優れている点をあげなさい」
妻「数学的根拠、サイズの問題ね。アリナミンDXの箱にはA4が入らないの。チオビタの箱は、ほら、A4ピッタシ」(と、美術館のチラシを入れる)
夫(納得してないが、諦める)
妻「できた~~!」「ホレホレ」(偉そうに箱を手に持って振る)
夫「よかったねー」(部屋を見回す)
 …「それはいいけど、このビン、どうするの?」
妻(散らかった大量のビンを眺める)「……」
夫「とりあえず、ね、その箱に入れようか」

(あくまで、創作ですから)
コメント
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