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資本主義の終焉に備えて『未来への大分岐』

2020-07-06 07:48:30 | 世界の動きから見えるもの
@資本主義の危機が迫っている、それは世界の低成長により企業利潤率が大幅減、さらに低賃金へ。しかし「GAFA」と言う1%の権力者がその市場を「独占」し、「利潤」を高め、「高賃金」で「労働力」を増やしていると言う。さらにAIによる自動化と低価格サービスでまさに独占市場を拡大し始めている。 日本での動向も同じで、さらに悪化するのは「税収問題」である。 IT後進国の日本は格好の餌食となり食い潰されるのを指を抱えているだけしかない。 EUと共同歩調を合わせ早々に「GAFA」対策をねらなければ、日本における経済資本主義が崩れる。 今後日本の市場を「GAFA」のブラッシュアップしたAI搭載(個人情報を蓄積した)のシステム・サービスが独占しても不思議ではない。 「アフター・コロナ 失墜する日本」の記事がここにある

『未来への大分岐』マルクス・ガブリエル
「概要」利潤率低下=資本主義の終わりという危機は、資本の抵抗によって、人々の貧困化と民主主義の機能不全を引き起こしたが、そこに制御の困難なAI(人工知能)の発達と深刻な気候変動が重なった。我々が何を選択するかで、人類の未来が決定的な違いを迎える「大分岐」の時代。(出典:書籍データ)
・「政治経済危機」
    資本主義の矛盾から民主主義の危機を醸し出している
    情報経済による債務危機から破綻の予測
・「ポスト資本主義の要」
    「コモン」
    電力や水、知識や情報、自然や地球という環境などを支配者・権力者
    「権力の独占」
    1%の権力者がサーバー独裁やデジタル封建制を生み出す(GAFAなど)
    「AIのシンギラリティー」
    誰がどのようにして技術を使い、管理、制限する(倫理的規制不足)
・「今後の経済社会予測」
    「潤沢な社会」成熟社会がもたらすモノより情報価値の社会
    「限界費用ゼロ」費用がゼロに近くなる(逓減化による価格変動・価値の破壊)
        利潤の源泉の枯渇(コピー化・価格競争・低コスト)
    「労働時間短縮」オートメイション化による余剰労働力・時間短縮・賃金低下
        仕事と賃金が切り離される(さらなる低賃金で労働者vsブルショット・ジョブ)
        ソフト・ハードのオープン化(無料化・シェアリング化)
    「所有不在」ネットワークによる知的財産等の所有者不在化(情報の信憑性疑問)
        生産物と所有の結びつき解消(フェイクvsファクト混乱)
    「情報の民主化」自由に編集・加工・フェイクできる世の中
        生産過程もより民主的なものになる(社会契約:情報提供承認、普遍的道徳)


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