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国税の無駄使いさらに1兆8千億円投資

2024-08-08 12:41:43 |  社会の歪みと偏見
『2021年3月当時でマイナンバー制度に関して国が支出した費用は過去9年間で8800億円。それから1年、マイナンバーカードの普及率はいまだ4割程度だが、国はカード普及のため、さらに1兆8000億円を投ずると、と言う。国会は、カードのメリットを盛んに強調するが、その費用対効果にまで言及することはほとんどない、と言う』東京新聞記事。
累計3兆円弱もの多額投資で国は個人情報を露わにしたいだけなのか、疑問だ。
この投資で群がる企業からの献金、寄付、賄賂を期待した・団体議員がいることは間違いない。


資本主義は欲望を作り、富を独占する社会『クソったれ資本主義が倒れた後のもう一つの世界』

2024-08-08 07:41:14 | ビジネス小説
これは資本主義の後の世界を求めた思想家、経済学者、IT技術者によるSFチックな世界を妄想し、現実の史上分析からなる創造力豊かな世界を描いた小説だ。「資本主義」とは「私たちの中に欲望を作り出す世界」だから富む者はより富む社会システムであり、人々の間には様々な格差が生じる、と言う。その資本主義が滅びた後、GAFAのような独占巨大資本が失くなり銀行は中央銀行だけとなる。富の分配を公平にする世界が始まり、企業が納税者となり国民は納税の義務はなくなる。よって富の根源である投資・株市場も一変し社員が一人1株、議決権1票を持ち企業、個人を評価することで給与・ボーナスは定額を中央銀行から配給される。いわゆる富の集中化を無くし大きな格差も無くなる世界を模倣させるのだ。
現実の記事:「ザッカーバーグが「世界3位の富豪」に、株価急騰で資産27兆円」、これは一人の人間の域を超えた額であり、このような富が集中することが「資本主義」の典型なのだ。
『クソったれ資本主義が倒れた後のもう一つの世界』ヤニス・バルファキス
「概要」「株式市場をぶっ壊せ。21世紀の革命は、いま始まったばかりだ」「公平で正しい民主主義」が実現した2025年にいるもう一人の自分と遭遇した。分岐点は2008年、そうリーマンショックがあった年だ。2011年に「ウォール街を占拠せよ」と叫んだ、強欲な資本家と政治家に対する民衆の抗議活動はほどなく終わったが、「もう一つの世界」では別の発展をたどることになった。
資本主義が滅びた「もう一つの世界」では……。
→銀行がなくなる、残るのは中央銀行1行だけ
→株式市場がなくなる、社員は1人1株、議決権1票
→独占巨大資本がなくなる、GAFA消滅
→格差がなくなる、中央銀行が国民全員に定額を給付
→上司がいなくなる、好きな相手とチームをつくり基本給は全員同額
・「もう一つの世界」(本文中で注目されるキーワード)
ー文中にある興味ある言葉文章
「銀行家がお得意なのは破壊することだけ、それは小悪党には桁はずれの融資をし、本当に必要とする人や役立つことに使おうと絶対に貸さないで、大儲けする」
「利益を出す最善の方法は、まずは市場を独占して、製品市場を戦略的に飢えさせることだよ」
「銀行と裕福な顧客は架空の資金を使って企業の株を買い求め、投資に回すのではなく売り利益を得る」
「大手企業や金融業界の大物が手を組み思い描く未来(GAFA)を作り上げた」
「世のCEOたちは社会の富を増やすためではなく私物化する為に金融業界の大物と化していた」
「資本主義は人間と地球の価値あるもので企業に金融業界に搾取させてきた」
「どれほど新しい税金を次々に導入しても資本主義の未来に賭けたら私たちに未来はない」
「商業銀行と投資銀行が如何に貨幣を作り出すかは簡単、融資金額をキーで打ち込むだけ」
「企業が事業の基盤とする財産や資産、資金、市場の独占を国家に課してもらい実施している」
「国家はアプリ等を使い国民の行動を何もかも追跡する世界になった」
「次の世界で成功するためには善良な人間の振りをする方法を身につけることだ」