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自社ブランドで自立経営を(下請けから脱却)『いかなる時代環境でも利益を出す仕組み』

2024-08-09 07:36:57 | 起業家への知恵
未上場で親族系の典型的な経営戦略がここにある。だが現状多くの商習慣的、形式的経営にハマらない、時代・市場に見合うタイムリーな情報の共有、製品開発をスピード感を持った判断と決断は素晴らしく、強みだ。驚きなのは基本的な予算を組まず、年間1千種以上の新製品を出す仕組み(生産・物流・問屋機能を持つ)と社員管理(毎週・毎月の定期的な開発会議・ICジャーナル(日報)、会社・社員の評価・育成(実績・能力・360度評価)で切れ間なくフォローしている仕組みは素晴らしい。社風である「ピンチはチャンス」ではなく「ピンチがチャンス」、「ユーザーイン」と言われる「役にたつ・使い勝手がいい」を重視した企業。生き残る為に下請けでも自社ブランドを持つことの経営革新を提案している。
『いかなる時代環境でも利益を出す仕組み』大山健太郎
「概要」危機のときに必ず業績が飛躍的に伸びるのはなぜか?
■新製品の売り上げ比率は50%以上
■設備稼働率は70%以下にとどめる
■「選択と集中」「選択と分散」をバランス
ー効率編重経営の終わり
「環境変化に対応する」か「環境を自ら変革する」か
    目先の効率追求を廃止
ー製品開発力 売れる製品を最速で大量に生む仕組み
フォーカスするのは「買う人」か「使う人」か
    「マーケットイン」ではなく「ユーザーイン」の視点を発想
ーKPIの目的は「業績向上」か「新陳代謝」か
    新製品比率は50%以上に設定(年間1千点以上)
ー開発は「リレー型」か「伴走型」か
    プレゼン会議で即決(10分)
    アンケートでは需要創造はできない
ー市場創造力 流通を主導し、顧客と結びつく仕組み
「自社の強みに絞る」か「自社の強みを絞らない」か
    強みを内製化(製造・物流・問屋)
ー強みは「固有の技術」か「固有の仕組み」か
 一言では言えない多様化されて製品群
ー瞬発対応力 急な外的変化を成長に取り込む仕組み
上げたいのは「稼働率」か「瞬発力」か
    稼働率7割を保ち市場を読む
瞬発力があるのは「身軽な外注」か「柔軟な内製」か
    稼働率を7割に抑え臨機応変(柔軟な内製化:ロボット化も内部製作)
    「知らない事をなくす」努力と社風で社員を育てる
・「選択と集中」か「選択と分散」か 
    多様化への柔軟性を高める構図
・「短期の効率」か「中期の効率」か
    上場していないメリット・投資の多彩化
ー組織活性力 仕事の属人化を徹底的に排する仕組み
・社長にとって「いい会社」か社員にとって「いい会社」か
    社員評価は、実力、能力、360度評価
    社員教育に力を注ぎ社内で要員を育てる仕組み作り
・経営情報を「独占する」か「共有する」か
    ICジャーナル(日報)は行動管理が目的だが、「意思」を伝える内容・提案のみ
        現場作業社員を除く1万人が閲覧、意見入力可能(会社の至上主義必須)
        200字以内・特定閲覧者特定機能・フォロー機能もあり指名内容必須
・組織内に「ヌシがいる」か「ヌシがいない」か
    「同じ事を繰り返さない・単調になるな」管理者十訓 社内株購入権利
ー利益管理力 高速のPDCAで赤字製品を潰す仕組み
    基本的に予算が無い(開発社員が3年間は損益管理)数値のない目標は認めない
PDCAの要所は「PLAN」か「ACTION」か
    Actionの重視
ーニューノーマル時代の経営
    ベンチャー企業スピリットを育成(高い志)
    「構想力」「説得力」「実践力」「結果責任」
・業界は「守るべきもの」か「壊すべきもの」か
    ネット商売へのシフト
    自社ブランドを作る(下請けから脱却)