@幸不幸は、どの時代でも一瞬にして変えられる、ましてや幼く人の愛、情が失く育ったエンジェルのように、言われるままにしかならず悲しい。人を疑って生きて来た人間にとってみれば、人の親切、愛情というものが判るには時間が掛かる。それは多くの尊い犠牲を払ったからに違いない。
『Redeeming Love』
1850年のカリフォルニアゴールドラッシュの時代の厳しさを超越したラブストーリーでだ。ストーリーは、子供の頃に売春館に売られたエンジェル(アビゲイル・コーウェン)が、マイケル・ホージア(トム・ルイス)に会うまで娼婦として憎しみと自己嫌悪を乗り越えてきた。父の強制的な離婚から母は病死、一人になった幼いエンジェルは孤独で、無条件で大人のなすがまま犠牲を払い生き抜いてきた。その娼婦館で出会ったお客がまさかの父で、父はその行為を恥じて自殺する。