@幸せになる直前、事故死で二人の約束は儚く消え去る。互いに探し求めた世界が終わる、という悲しいがロマンティックの世界を描く映画だ。漸く本当の幸せを掴み取ったのに。恋心は時を経て思えば思うほど会いたくなり悩む、遂に心を打ち明け掴んだ幸せが一瞬で消えたのは映画を見ていて居ても心が傷む。でも一瞬でも幸せになったことを「幸せだった」と思うしかない、だろうか。
『人とつきあうのに秘訣があるとすれば、それはまずこちらが相手を好きになってしまうことではないでしょうか』 瀬戸内寂聴 -
『ワン・デイ 23年のラブストーリー』
大学卒業の日である1988年7月15日、2人が生涯の友情が始まった。理想主義者のエマ(アン・ハサウェイ)とプレイボーイのデクスター(ジム・スタージェス)は次の20年間、毎年7月15日に再会し、互いが探していたものを発見するまで夢、涙、笑いを共有し会うことを約束した。エマはさまざまなアルバイトから教師に、デクスターは深夜TVの司会者に、でも浮気者。やがてデクスターはデキ婚、その後離婚で独身。エムは小説家でピアニストのボーイフレンドと独身生活を続けた。だが遂にデクスターと会った時、心から「吹っ切れない」と思いを馳せる。「波瀾万丈の人生を歩んで見つけた幸せ」を掴んだ。ところがエマは幸せになる直前、交通事故で突然亡くなってしまう。