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生きる希望を、愛を注ぐ一人の女性の苦痛『世界一きらいなあなたに』⭐️5

2021-05-23 11:21:31 | 映画から見える世の中の動き
愛したくとも愛せない、素手が全く無い下半身麻痺に侵された男が選んだ道、それは安楽死突然の不幸が短い生涯を終えてしまう悲しい映画だ、だが、ルイーザの精一杯の愛情が確かに通じ合えたことは素晴らしくウイルの何かを切り開いた。もし自分がこの治療法がない患者だとしたらどんな結論を出しただろうか、やはり「安楽死」と言う選択をしたかもしれない。日々死と向き合う患者はやり切れなく無性に自分の運命に腹が立つ「何故自分がこんな目に遭うのか」と。この世で消え去り来世に夢を抱く・・・
『世界一嫌いなあなたに』
26歳独身のルイーザはお店が閉鎖になり、生活の為新たな職を得るとそれは介護職で一人の車椅子の男性ウイルをお世話する事だった。ウイルは性格的にむらがありルイーザの役割はそのウイルと話し相手になる事だが、ウイルからは静かにしておいてほしいと注文される。やがてルイーザのお茶目で真面目な姿勢にウイルは心を開く様になる。だがこれ以上自分の体の不自由を晒してまで生きたくないと決心、家族とルイーザはその終焉を迎える為スイスに。ウイルの最後のルイーザ宛の手紙には、最初に会った時から好意を持っていたが自分の不自由さでは何もやってあげることができないと悟っていた。だから「果敢に生きろ」、「穏やかに生きていけ」と言葉を遺した

男(夫)の意地を見せる『Nobody 2021』⭐️5

2021-05-23 07:53:42 | 映画から見える世の中の動き
家族からの除け者扱いされる夫(父)、実は凄い男だった。身元を隠し獲物を狙う秘密工作員だったのか、『Nobody』knows(誰も知らない)サスペンス映画だ。痛快なアクションと弱い者いじめに対し向かっていく・・・
「正義感を持って弱者を助ける」現実社会では見かけない男のロマンと一人で悪党に立ち向かう勇気と男の意地を感じた。最近の家族の中で「夫」の立場は低くて「除け者」扱いも多いと聞く。それは給与が銀行振り込みが始まった時からと聞くが、真理は判らない。家での夫の役割を作っておくことも一工夫必要か
「Nobody 2021」⭐️5
父であるハッチ・マンセル(ボブ・オデンカーク)は、ある夜、2人の泥棒が家に侵入したとき、過激な暴力になることを避け、家族を守ることを優先し好意的に泥棒を逃した。10代の息子、ブレイク(ゲージ・マンロー、ザ・シャック)は父に失望しており、妻、ベッカ(コニー・ニールセン、ワンダーウーマン)はさらに輪をかけたように敬遠していた。事件の余波からハッチは深夜バスに乗り込んできた酔っ払った若者に欲求不満を爆発させた。ところがロシアンギャングのボスの息子の仕返しとして敵から家族を救わなければならなくなる。-そして彼が二度と誰も過小評価しないようにしなければなりません。 彼は優秀な秘密工作員/捜査官だったのか『Nobody』知る由もなかった。

難病と闘う 延命治療の是非を問う『最後の医者は桜を見上げて君を思う』

2021-05-23 07:19:22 | 人生を「生かす」には
死を覚悟する日々の生活、思うだけで重く暗いツボの中で上から蓋をされたような気分になる。でも患者は日々こんな思いをしながら死と格闘しているんだと。今後、患者の選択は二つに一つ、延命治療、もしくはその措置の拒否、多分この先誰もがこの選択をしなければならない時が来る。いずれにせよ本人にはその後意識がない事だろうが、家族だけが「生きているだけで・・」という奇跡を託す様な事態が多くなるだろう。その為にも患者はできる限り自分の判断・決断を伝えておく必要があると強く認識した。介護する家族の負担は相当なものになりその家族が病気でもなれば自分の所為にもなる。今後さらに医療が進歩すればするほど延命治療は増え、長生きする人が増え、看護する人が増えていくことは間違いない。
『最後の医者は桜を見上げて君を思う』二宮敦人
「概要」あなたの余命は半年です――ある病院で、医者・桐子は患者にそう告げた。死神と呼ばれる彼は、「死」を受け入れ、残りの日々を大切に生きる道もあると説く。だが、副院長・福原は奇跡を信じ最後まで「生」を諦めない。対立する二人が限られた時間の中で挑む戦い。結末は? 究極の選択を前に、患者たちは何を決断できるのか? それぞれの生き様を通して描かれる、眩いほどの人生の光。息を呑む衝撃と感動の医療ドラマ。
「とある会社員の死」
・結婚1年目、妻は妊娠中、未だ若い営業マンの男がある日の検診で「白血病」だと診断され「即刻入院してください」とそのまま仕事の場合は命の保証をと確認される。治療には2つ、いや3つの選択があるという、薬治療、移植治療、そして何もしないで死と向き合いながら闘う
「死神」先生との相談で移植治療を選択、ドナーが見つからず緊急事態に。男は手術の前に妻に手紙を残した「移植を選択した理由は『自分の人生を取り戻したい。だから自分で決めたい』」さらにその手紙には「子供に伝えておくれよ。父ちゃんは死んだけれど、でも、闘って死んだんだと。だからお前も自分の人生を、力一杯生きてくれと
「とある大学生の死」
大学の医大に合格、最近転がる事が多く精密検査をする事になった医者家族の娘、女子大生。結果はALS(筋萎縮性側索硬化症:原因不明の病気、半数が3~5年後に呼吸器麻痺の状態から心臓停止状態になる難病)治療法無し。身体の機能が徐々に萎縮してやがて不全となり呼吸もできなくなる病気、それで医者が自宅での療養を要請し家族が看病ことにする。
患者の言葉「先生は一緒に凄く辛くなって、そして迷って、苦しんでくれた。不思議なんですが先生を見ていると私少しずつですが、心が落ち着いてきたんです。だから決断できたんです。もう迷いはないです」と延命治療を断った。また「私の最期を見て欲しいんです。この世にはやりきれない事があって、逃れられない苦しみがあるんだと知って欲しい」
患者の家族の言葉「生きているだけで・・・いいのに」
医者の言葉「患者と一緒に迷い、悩む、答えが出せなくとしても、その苦しさを分かち合うこと」
「とある医者の死」
若い先生が咽頭癌でステージ3と診断された。本人は唯一の家族である施設に入ったおばあちゃんと週一回の電話を絶やさずこなしていたが、手術を受けると声がでにことを打ち明けられずにいた。更なる検査の結果、他にも転移が見つかり手遅れとなった。そこで治療は抗がん剤と放射線のみとなり、できればおばあちゃんより先には逝来たくないと声だけの手術を敢行してもらった。
患者の言葉「俺はね、婆ちゃんより長く生きたい。今まで通りに電話をし続けて、声を聞かせてやって、婆ちゃんに毛ほども疑われないまま・・婆ちゃんを死なせてやりたいんだ。1年や2年ぽっち寿命が延びる、なんてのは勘弁して欲しいんだ。それは結局、苦痛が長引くだけだから」
「言えることは言っておきたいんだ。生きているうちに、ね。」