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「権力者の絶対法則」小粒になった政治家

2019-04-12 07:56:46 | 世界の動きから見えるもの

@安倍内閣「3本の矢」は昔からの焼き直しで言葉を変えているだけにしか思えない。昔からやっていることはほぼ変わらない政治政策、言っている事を行動で結果を出せるか否かだろう。最近の政治家は言葉の重みを感じない、内容・行動が全く釣り合っていないようにも感じるからだ。例えば「必ずします〜」「〜を真摯に受け止め」「徹底して、明らかにします」などなど書き表せない「重荷・実感を感じない単語」が多過ぎて、意味の無い「修飾語」しか聞こえない。 ここにある「できることを少しづつ〜」は、何もしないでも誰も問題にはしない(日銀総裁の振る舞いと同じではないか)。むしろ「何かをする事で知名度を下げ・名誉を傷つける」、だから「何もするな」とでも見えるのは私だけだろうか。 「3つの矢」でも使われている単語「大胆な〜=何もしない」「機動的な〜=見えないように」「喚起する〜=事を起こすな」など真逆に見えてしまう。「他力本願」的日本の政治家、とは言い過ぎだろうか。五輪大臣の言葉もその「浅はかで、無知無能な言葉」(失言)、人間性までを問われる。

『明日の日本を予測する技術』長谷川幸洋

  • 「権力者の絶対法則」を知ると未来が見える
  • 「安倍内閣の政策」
  •             「できないことはやらない。できることを少しずつやる」
  •             (権力者の絶対法則=平時には無用な戦いはしない)
  •      3つの矢
  •                         大胆な金融政策
  •                         機動的な財政政策
  •                         民間投資を喚起する成長戦略
  •             民衆・大衆の調査・動態を重視(支持・不支持率)
  •             大手新聞社等のマスコミ活動を利用
  • 「官僚に対する絶対法則」
  •             国税庁・財務省を敵に回さない
  •             理由:予算の大元権限(予算徴税権・編成権)を握っている
  • 「選挙に対する絶対法則」
  •             憲法改正(税制改正・国債法・自衛隊・国防・沖縄/米軍問題)を選挙前には出さない
  • 「経済力格差」2017年の調査・名目国内生産
  •             中国12兆ドル(1330兆円)軍事力GDP 2%
  •                         2018年度 国防予算18兆4500億円
  •             日本4兆8000億ドル(530兆円)軍事力GDP 1%
  •                         2018年度 防衛予算5兆1911億円
  •             ロシア1兆5270億ドル(171兆円) 世界12位となる
  • 「北方領土問題」
  •             米軍の地位協定(どこでも、いつでも建設できる基地)
  • 「韓国」
  •             大人の対応で付き合う・韓国の声明で即座に反応しない
  •             2016年韓国政府に10億円拠出、しかし慰安婦問題継続
  •             緊急時の在韓日本人への配慮はない(自衛隊による救出拒否)
  • 「米中関係」
  •             知的財産問題・毎年20兆円〜60兆円の窃盗的行動に対抗
  •             習首相「太平洋を米中両国で分けましょう」と提案
  •                         縄張り拡大こそが国益拡大=軍事力拡大
  • 「米国が起草した国連憲章」
  •             武力行使・戦争は国連憲章が認めていない=世界の矛盾
  •             米国草案の第9条・朝鮮戦争での警察予備隊=自衛隊