@歴史上人気(人民の記憶に残す)になる為、歴史上の権力者は様々な出来事、戦果を創作・偽装したに違いない。立身出世、「筋」を守り、戦略家として、最後は非業の死。 現代の政治家でも政治家として歴史を残すべく、選挙に勝ち、選挙地に偉業を残そうとする。地元に金・人・モノが来ることは誰も拒まない、決して告発もしないだろう。その証が「政治家の像・碑」である。そんな歴史に現代は、新たな資料・証拠が出てきて真逆の説が見つかっている。本文での「日本の初代の総理大臣、伊藤博文、実は相当な女たらし」とか。「悪人」とみなされた人物は実は「善人で庶民に貢献」した、だがその時代の権力者によってネジ伏せられてしまったなど。歴史は変わってしまうかもしれないがこれからの考古学者の真実の発見に期待したい。
『千思万考・歴史で遊ぶ39のメッセージ』黒鉄ヒロシ 歴史を過去・現在・未来と分けて観る
- 「人間の欲望」
- 生存への欲望
- 安全への欲望
- 集団帰属への欲望
- 尊敬と愛情の獲得の欲望
- 自己実現への欲望
- 「人が恐怖する理由」
- 痛覚への不安
- 近親者との別れ
- 財産権の放棄
- 不条理感
- 「歴史上の人気条件」
- 大出世(立身出世)
- 筋を通す(忠孝を含めた倫理性)
- 軍略家として劣勢を跳ね返す能力
- 非業の最後を遂げる
- 「人の価値観を見出す物差し」
- 権力型
- 経済型
- 芸術型
- 理論型
- 宗教型
- 社会型
- 「リーダとしての役割」
- 予測性に富む
- 優先順位の付け方に過ちがなく
- 決断力と行動力を兼ね備え
- 破壊力と建設力に優れ
- 管理・維持能力に長けている
- 「織田信長」根幹は「既得権益」の破壊=「規制緩和」
- 楽市楽座の創設
- 関所の廃止
- 南蛮貿易の推奨
- キリスト布教の許可
- 兵農分離
- 信長には息子が11人、娘が10人
- 「斎藤道三」成り上がりの梟雄
- 油屋〜土岐氏重臣〜斎藤家(乗っ取り権謀)
- 全権を持ち、意見を聞かず、細かい所まで徹底、頑固
- 息子義龍(17500兵)対道三(2700兵)で討たれる
- 「豊臣秀吉」
- 「主人は3年、部下は1年」出世術と部下の信頼関係
- 「徳川家康」遺訓「忍耐」「律儀」
- 「人の一生は、重き荷を負うて遠き道を行くが如し」「己を責めて、人を責むるな。及ばざるは過ぎたるより勝れり」
- 「明智光秀」
- 「不慮の儀・魔が差した」本能寺の変、行動に計画性が欠けた
- 「松永弾正」信長を2度も裏切った演出家
- 13大将軍足利義輝を殺害、三好家へ謀反、大仏殿を延焼
- 芸術と武力の才能・天守閣「多聞山城」は安土城の原型
- 「大谷吉継」
- 石田三成との「義」関ヶ原を戦う「我命殿に捧ぐ」家臣の人望
- 「石田三成」秀吉の「忠臣」
- 「人の道」「男の道」「筋」「凛」として性格、人望なし
- 旗印「天下の下、人が万人為に、万人が一人のために命を注げば、人々の暮らしは吉となり、太平の世が訪れる」
- 「武田信玄」勉強家=旗印・風林火山
- 人は堀、情は味方、武田の施政方針は家康が採用
- 「上杉謙信」「信」「義」
- 「思い込むこと、信じ込むこと」がことを成就させる秘訣
- 「千利休」茶道で一生を作り、自滅させた
- 「整い過ぎてしまっては、美は輪郭を弱くして隠れてしまう」
- 「坂本龍馬」
- 固定概念の打破と先見性、交渉力=胆力・気力
- 人脈=松平春嶽・勝海舟・佐久間象山・大久保一翁など
- 蒸気船事故での損害賠償交渉力=紀州藩vs土佐藩に摩り替え
- グラバー商会仲介役・弥太郎のビール事業(麒麟)
- 図柄・頭は龍、体は馬=龍馬
- 「西郷隆盛」 「敬天愛人」(天を敬い人を愛する)
- 「政り事をするものは低給で・」明治政府役人の豪華さに不満
- 「大久保利通」西郷を裏切った男
- 政治家のリーダシップを舵取った最初の政治家
- 版籍奉還・廃藩置県・中央集権体制・地方行政・殖産
- 利通の給与は官僚の5〜7分の1位の低額だった
- 「田沼意次」賄賂政治家
- 外貨獲得のための長崎貿易
- 銀貨の鋳造・鉱山の開発・蝦夷地調査
- 商業者からの税収、それを景気刺激策で使う
- 自然に負けた政治家
- 浅間山大噴火・江戸の大火・天明の大飢饉
- 「伊能忠敬」4千万歩・後半生で学問
- 大日本沿海輿地全図、忠敬の死後3年に完成
- シーボルトの国外持ち出し事件・欧米が正確性に驚愕
- 「新渡戸稲造」農学者・国際人・言論人・著述者・思想家
- 「武士道」書籍は米国から普及(1900年)
- 「新渡戸裁定」は国際規範として評価
- 「福沢諭吉」
- 「貧富の差は、学問の有無に有り」
- 明治の十人に一人が読んだ