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読売日本交響楽団 創立60周年記念 いわき特別演奏会

2022-10-10 21:33:38 | 音楽
 昨日は、NHK交響楽団、今日は、読売日本交響楽団。まるで、江戸に出奔して、NHKホールとサントリーホールを「はしご」しているような気分である。

 今日の読響、いわき市出身のマエストロのお出ましだ。マエストロとは、今から20数年前、いわき市に新しいホール・劇場をつくるプロジェクトを担当しているときに、ヒアリングでお会いした時がある。ちょうど、地下鉄サリン事件があった後で、六本木に行くのに、日比谷線、上野からは乗らずに恵比寿から乗った記憶がある。その後何度か、マエストロがいわきで指揮した演奏会を聴いている。当時の平市民会館でハンガリー国立とマーラーの5番を演奏されたときは、劇場スタッフとして舞台袖から演奏を鑑賞した。

 本日の公演は2曲。最初は、昨年のショパンコンクールでセミファイナルに残った角野隼斗によるラフマニノフのピアノコンチェルト2番。そして、マエストロの十八番、チャイコの5番である。







 角野さんのアンコール、出だしは「キラキラ星変奏曲」。その流れで行くのかと思いきや、曲調がジャズタッチに。それから、ショパンが来て、ベートーベンが来て、という感じで、彼のオリジナル編曲のような気がした。でも、このアレンジ、なかなか面白かった。そして、恐らく、アンコール1曲だけだったのだろう。でも、マエストロに請われて、もう一曲。あ「赤とんぼ」。これも、変奏曲バージョンでの演奏であった。角野さんは、ショパンコンクールのあと、テレビ出演が多く、小生も、クラシックTVなどで観ている。

 そして、チャイコの5番。マエストロの5番を生演奏で聴くのは何回目だろうか。あのテンポが小生は好きである。アンコールは「ダニーボーイ」。これまで、マエストロのいわき公演では、何度か聴いているが、今回は、ウクライナへの思いを込めての演奏であった。美しい弦の響きに感動した。

 次は11月。東京芸大のモーニングコンサートで、ラフマニノフのPコン2番を聴くことにする。

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