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博物館浴(福島県立博物館「震災遺産を考える 次の10年へつなぐために」)

2021-03-20 20:29:50 | 博物館・美術館
 福島県立博物館では、明日(3月21日)まで、「震災遺産を考える 次の10年へつなぐために」展が開催されている。





 東日本大震災から10年、各地にアーカイブ施設がオープンしている。それぞれの地域での震災の記録を知ることができる。また、この展示を通して、改めて、命を守る行動を考えなければならないと感じさせられる。

 今回の県博、まず、感心したのは、学芸員の皆さんの資料収集・整理の努力、また、それを伝達しようとする気概を、展示を通して知ることができた。

 第1部は「東日本大震災を考える」 地震、津波、火災、原子力災害を伝える震災遺産の展示

 第2部は「震災遺産から考えたこと」 学芸員が震災遺産を収集するとき、何を考えていたか。集められた震災遺産をどう読み解いたか。震災遺産とどう向き合ってきたのか、を紹介。

 第3部は「震災遺産が伝えること」 集めた震災遺産が何を語るのか、伝えられるのか。震災遺産を関係者の言葉を紹介。

 いわき市に関する震災遺産も展示されていた。

2011年4月11日にいわき市を直撃した内陸直下、その際に現れた塩ノ平断層




2011年3月11日 豊間・諏訪川に架かる諏訪橋の残骸


2011年3月11日 地震・津波に加え、火災が発生した久之浜の街の再現


 磐越東線・西線を使って、会津若松まで行った。郡山を過ぎて、中山峠に近づくと、地面は雪で覆われている。県博にも、屋根から落ちてきたであろう、雪の塊があった。いわきの気候のつもりで、ちょっと薄着をしていたのだが、気温が違う。念のために仕込んでおいた薄手のダウンを着込んでしまった。