柳誌

アルバムの中へ逃げ込む病み上がり

川柳 穴埋め問題の回答

マジック仕立て

壱万円○もしかけもなくて消え　　　　　　　種　　
ポケットチーフあなた○でも出しますか　　　鳩　　
宰相の帽子は○も鷹も出る　　　　　　　　　鳩　　　
○○師に消されてしまった　父　　　　　　　手品　　　　　
わたしはマジシャン○も棘ものみくだす　　　刃　　

自選句

虫を聞く銃声を聞く同じ世に
友好のペンが不惑と書きたがる
来年を語って鬼と笑い合う
岡部則正

展示川柳

へそくりの証し抱えて妻帰る
　　　　　　　　　　　　　　　　　孝

柳誌

落ち葉にも役目果たした自負がある

川柳 穴埋め問題

マジック仕立て

壱万円○もしかけもなくて消え　　　　　　　　　
ポケットチーフあなた○でも出しますか　　　　　
宰相の帽子は○も鷹も出る　　　　　　　　　　　
○○師に消されてしまった　父　　　　　　　　　　　
わたしはマジシャン○も棘ものみくだす　　　　

自選句

職退いて長い裾野を生きてゆく
晩学の鞄尺取虫が棲む
木洩れ陽の下で足りてる衣食住
太田ヒロ子

展示川柳

貧困を嘆いて枠の外に居る
　　　　　　　　　　　　　　　山

柳誌

逆境が隠れた才を開かせる

川柳鑑賞

しあわせをつなぐ橋ですなおします
心象を”橋”というもので具体化させて、下五で直しますと言っているのが、うまいなあ、なおします。とひらがな、これも効いてるなあ、一層深みが増していると感じました。

＊これはまず褒めるタイプ。
褒められて悪い気はしない。
豚も煽てりゃ木に登るという言葉もあるくらい。
残念ながら、この句がどれほど良い句かは、私には分からない。
だから、他人の鑑賞を読む必要があるということか？