美和山吹の川柳ブログ***「川柳歳時記」「川柳画」など。***

このブログを始めてから、11年がたちました。
「川柳歳事記」は、良い川柳を読む機会のない人のため載せています。

「老いて新鮮」松ひさし

2019-05-11 06:40:42 | 

空気を読むとぶれる

少し前二つのはやり言葉 クウキヲヨムとブレルと

 

猿のモンキは空気を読む

見物人が手を振り声をかけると 跳んだりはねたりよく動く

モンキはぶれる

ときどき見えない所に隠れたりする

移り気で気分が乗らないと芸をしない

モンキは餌をあげ機嫌をとれば

嬉しがって跳び回り愉快な芸をする

モンキは見物人から注目されるか 注目されないかで

行動を加減する

 

象のエレハは空気を読まないのか 読めないのか

見物人が手を振り声をかけても 動かないでじっとしている

エレハはぶれない

いつも決まって見える所にいて隠れたりしない

頑固で少しのことでは気を動かさない

エレハは餌をあげ機嫌をとっても

喜んで芸をするということはない

エレハは見物人から注目されても 注目されなくても

堂堂として雄姿を見せる

 

モンキのような人は人気がある

エレハのような人は信頼される

人気があって信頼される人はどんな人かな

人気が半分で信頼が半分の人は立派かな 普通かな

象のエレハの背にモンキが乗れば どんな動きをするかな

「寝言」


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