川柳 席題（雪）

４点　一夜明け汚れを隠す銀世界　　　　照
４点　祭りあと崩すに惜しい雪の像　　　山
５点　新雪に踏み入り心軽くなり　　　　孝
６点　名園に風情をかもす雪囲い　　　　山

川柳 宿題（さばさば） 三才

人　日溜りが何よりの幸八十の春　　　　純
地　難題を片付け酒のうまいこと　　　　照
天　完敗へ出直す朝のシャワー室　　　　市

川柳の背景

有り余る時間をつぶす金がない
これはもう言うまでもないことであるが、定年後は毎日が日曜日というくらい時間はいっぱい余っている。
しかしながら、年金生活となると、老後が心配で、むやみにお金を使うことも出来ない。
それと同時に、だんだんと体力が衰えてきて、遊びに行くより、家でのんびりしているほうがよいということになってしまう。

川柳 宿題（さばさば） 五客

客　未練など無いさ別れた女など　　　　孝
客　頂上を極め眼下に里の家　　　　　　照
客　出不精にさばさばとした雪の朝　　　純
客　独り身が気楽と若気闊歩する　　　　孝
客　雪解けに驕り流れて軽くなり　　　　市