川柳の背景

綿布団軽さに勝てず捨てられる
高級そうな布団を、妻が結婚のときに持ってきた。
しかしながら、最近では羽毛布団が安くかえるようになった。
そうなると、重い布団は、宝の持ち腐れである。
昔は、打ち直して、何回も使われた綿布団だけれど、残念ながら、市のごみ焼却場まで車でもって行って、捨てざるをえなかった。

川柳 市民文芸

あれやこれや
気力まで揺さ振り余震まだ続く
携帯を切っておとこの反抗期
下車駅で終わる電車の淡い恋
黒白をつけない親の愛もある
笑い皺ですと今では言っている
孝

川柳 穴埋め問題

距離軸

○太刀の距離に弟いてくれる　　　　　　　　　
水を買う　遠くの○で樹が倒れ　　　　　　　　
音もなく○○の上がる他所の町　　　　　　　　
ストーカーにならないほどの○への距離　　　　
会社には遠いが○に蝶が舞う　　　　　　　　
5センチの距離を○○として開ける　　　　　　
△△△△に追突しない車間距離　　　　　　　

柳誌

脳よりも胃袋ばかり満たされる