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院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「モンスターペアレントのメッセージ。」

2008年07月12日 06時40分38秒 | ノンジャンル
今期チェックしているドラマ「モンスターペアレント」について軽く語りましょう。

理不尽な要求を乱発し、教育現場を混乱させる厄介な保護者(モンスターペアレント)と

彼らに対抗するために教育委員会が雇った腕利き弁護士(米倉)との戦いのドラマ。

大筋はそうです。


当初、院長は理不尽なモンスター達を腕利きの弁護士がその手腕で

痛快にやっつけるドラマを想像していました。


が、それは断じて違う。

このドラマのメッセージはそんなに短絡的で軽いものではありませんでした。


世間一般でもモンスターペアレントの横暴ぶりが伺えるニュースをみたりすると

「こういう親はなんとか懲らしめられないか?」とか

「バカ親が増えて子供も気の毒だ」とかいった感想を持つ人が多いのではないでしょうか。


米倉紛する弁護士は法的手段でモンスターに対抗しようとしますが、

教育委員会の担当課長(佐々木蔵之助)はなぜかそれを阻止する。

学校や教師と保護者が法的やりとりで解決方法を探すのは絶対に反対だという。


しかしあまり綺麗ごとを言っていてもらちが開かないので米倉はイライラし、

自分が普段しているように法的に簡単に決着をつけようとする。

そういった中で米倉もモンスターペアレントは始めからモンスターだった

わけではないことを知る。

実はクレーマーもそう。


何故保護者がある時からモンスターになってしまったのか。

モンスターの理不尽な要求を前に奔走するのではなく物事の本質を

もっと広く見なくてはいけないよ。

という、実は深くて考えさせられるメッセージが込められているのです。


今後、米倉は様々なモンスターと接していくなかで問題の一面だけを

短絡的に見るような今までの敏腕弁護士から、真の意味で人間としても

優秀な弁護士に成長していくでしょう。


これは院長の予測だがね。