「コスモス換算。」
おはようございます。
同じ料理を何日も連続で作ることを奨めている院長ですが、
今回のココナッツカレーもレシピは同じものを四日連続で作ると
どんどん手際がよくなり、気分的にも余裕が生まれるために味はよくなります。
最終日の昨日なんて、商売を考えたくなるほどでした。
ココナッツカレー600 材料費がいくらだから粗利が・・・なんてブツブツ言ってると
奥さんが苦々しい顔でこちらを見ます。
院長、この年になっても600円というお金をみるとなぜかいつも
「コスモス三回分」と換算してしまいます。
コスモスとは院長くらいの世代の人はたぶん知っているちょっと高級な
おもちゃのガチャガチャです。
院長が小学生の頃、20~100という値段が主体だったガチャガチャ業界に
突如、新星のように現れたのがコスモスです。
赤く大きい自販機でお金を入れて確かレバーを動かしたかな?
そうするとガコン!という音とともにコスモスと書いた紙箱が落ちてきて、
中におもちゃが入ってます。
アイスが30円で食べれた頃にコスモスはなんと一回200円。
とてもじゃないがそうそう手は出せません。
みんなコスモスの周りを囲んでも誰も怖くてお金を入れません。
そこへ近所の金持ちの息子、ノブちゃんが初めてみんなが見守るなか、
コスモスにお金を入れました。
ノブちゃんが紙箱を開けるとライフル型のミニピストルが入っていました。
紙火薬をはさんで引き金をひくとパン!と鳴るやつです。
箱には手書きと思われる字で1300円と書いてありました。
「ノブちゃんは200円で1300円のピストルを手に入れた!」と周りは色めき立ち、
なけなしの小遣いを取りに家に走りました。
院長少年も200円さえ取りに行けば、あのミニピストルが手に入ると思い込み、
思い切って投資を決意しました。
しかし、院長が投資したコスモスからは500円と書いた香水が出てきました。
「ピストルのはずが香水・・・」
香水を持っていても仕方が無いので、プレゼントを装って、
母に香水をプレゼントしたら、たいそう喜んで、その日の晩はハンバーグでした。
今ではコスモスはとっくに事業をやめたそうで、各地に残るコスモスの自販機は
自販機マニアの間では目撃情報がネットで交換されるほど
レアな存在になったと知ったのは最近の話です。