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免許取消の回避&軽減、つまり免許停止にしたり処分無しにすることに関しては日本一を標榜しています。

無駄スパイラル

2016年09月22日 | 交通違反
意見の聴取が終わって、
すでに取消処分が決まってからお問い合わせを頂くことがあるんですが、
処分が決まってからというのは基本的に手遅れです。

というのも
処分決定後にも裁判など申し立ての方法はいくつかありますが
それらは違反行為があったか無かったかの争いですので
『不存在の証明』または『不成立の立証』がない限り基本的には勝てません。

そして
裁判の例ですと勝つまで数年かかり、
結着が付くまでは行政処分は有効なものとして扱われますので免許は取り消された状態です。

ということは1年刊の取り消し期間を争うために3年かかって勝ったとしても
その争いに意味はあったのかという話になってしまいます。
まぁこの辺は法制度の不備だと僕も思うんですが、それならそれで今の制度を最も有用に利用できる手法を捜すべきだと思います。

そんな、すでに処分を受けた方がよく言われるのが
「聴聞官はこっちの話を聞いてくれなかった」というものです。

しかしよくよく話を聞いてみると
まず的外れな主張をしています。

警察方は的外れな主張ですので採用しません
でも御本人様はそれが的外れであることに気づいていませんので
主張が無視されたと感じて、ますます必死に主張します。

つまり
無意味なことをより必死になり、ますます目的から遠ざかるということです。

勉強やスポーツなどではよく『無駄なことは無駄じゃない』と言います
それは無駄なことをすることによってそれが無駄だと気付けるという意味ですが、
それは『次』があるからです。

免許の瀬戸際という一発勝負の場では
無意味は無駄ではなく害悪でしかありません。

例えばそれは
東京から大阪に行こうとしてまっすぐ北に向かって進むとしましょう
北極点にも南極点にも行くことは理論上可能ですが、大阪府には永遠に着きません。
着かないことでさらに必死になれば、再度北極点と南極点を通れます。
しかし何をどうやっても大阪府には着きません。

「何を馬鹿な(笑)」という人もいますが、僕が免許取消の現場で感じる現実は
正しい主張を正しい方法でやっている人は、ほぼいないということです。


運転免許取消処分の回避&軽減専門で25年
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