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免許取消の回避&軽減、つまり免許停止にしたり処分無しにすることに関しては日本一を標榜しています。

何度でも言います、車載カメラは必須装備です

2016年09月15日 | 交通違反
「被害者、当たり屋の可能性」…事故被告に無罪

この報道では『当たり屋の可能性』となっているので
確信というわけではないものの限りなく黒に近いといった感じでしょうか。

さて、この事例は簡易裁判所ということですので罰金に関する争いだと思うのですが、
これが免許取消などの行政処分の場合ならどうでしょう?

もちろん都道府県によって非常に差はありまして、
被害者の胡散臭さは一切関係なく事故があったという事実と怪我の程度によって機械的に点数や処分が決まってしまい、一切の軽減措置の可能性が無いところもありますが、
ネットでは厳しいと言われているとある県の案件ですが、こんな事例がありました。

御依頼者様は免許停止の前歴が2回あるところに軽傷事故を起こしてしまいました。
被害者の怪我の程度は一番軽いクラスの軽傷でしたので点数は5点です。

しかしこの事故
どうにも腑に落ちない点がありました。

事故状況は御依頼者様が追突してしまったものですが
信号待ちでサイドブレーキが不十分なままブレーキペダルから足を離してしまい
サイドブレーキを引きずった状態でゆっくり前進し前の車に接触です。
ちなみに警察での実況見分調書では接触時の速度は2キロとなっていました。

そして被害者の怪我の内容は診断書によれば頸椎捻挫、まぁ一般的な呼び方ではむち打ちです。
更に事故後は病院の通院は数回行ってそれ以降は通院せず、整骨院に通いも通ったり半年間・・・

ここで一つ
シートベルトの衝突実験というのが時々テレビなどでも出ますが
この『シートベルトコンビンサー』というマシンの衝突時の速度が約5キロです。

しかし小学生の女の子でも
この機械で負傷したという話は聞いたことはありません。

ついでに言えばこのマシンは『当たる側』であって【当たられる側】ではないんですが、
当たられる側の方が車両後部が緩衝部になりますので尚のことダメージは少ないんではないかと思います。

大の大人が、半年も治療に専念しなければならないほどの重傷を負う可能性は・・・まぁ天文学的に低いでしょうね。

そしてさらにこの被害者のことを調べてみると
前年にも判明しているだけで3件の交通事故、慰謝料その他でせしめた金額は1000万円超ということも判明しました。

これは・・・まぁクロでしょうね。
真っっっっ黒ですよね

実はこういう例は数件ありまして
被害者の保険金詐欺を立証したものについては点数自体が抹消されました。
立証には至らなかったものの、軽減措置を受けられたものもありました。

立証できるほどに調べ抜くというのは
費用面でかなりハードルが高くなってしまいますが、
実はそこまでしなくても被害者の不正を理由とした軽減措置を狙うということはいくつも方法があります。

人身事故で免許取消になりそうなときには
被害者の怪我が本当かどうかも一度検討材料にしてみるのが良いかと思います。

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