募るお金ではなく託すお金

熊本の地震は大変だったようで・・・
こういう災害が起きると首都直下でなくて良かったなどという人もいますが
被害を受けた人にとっては首都だろうが地元だろうが関係なく
個人レベルの困り具合というのは変わらないと思うのです。

っていうか
むしろ道路などのインフラが弱いところに関して言えば
地方の方がより大変な部分だってあるはずですよ。

ところで
こういった災害が起きると必ず募金活動をする人たちが現れます。

この行動自体は別に批判されるようなものでもないと思うんですが
ただ僕は少し解せないところがあって、彼らの言う『集まった募金は責任を持って赤十字に持って行きます』という言葉です。

その人たちを間に挟まなくても募金をする人はどこかですると思うんですよ。
もちろん生活に困窮しているような人でないのなら集まった募金は全額赤十字に持って行くでしょうけど
一部に怪しい人たちがいるのも事実です。

もちろんみんなちゃんとしていると信じたいですが
色んな現実を見てしまうとやっぱり信じ切れない部分も否定できません。

こういうことを言うと
赤十字だって募金の一部を活動の原資にしているという声もありますし
だから俺達だって活動の資金を募金で一部賄って何が悪い？と主張する人もいます。
考え方は人それぞれあっていいと思いますし募金する人が納得してれば間違った方法などというものはありません。
また被災者側にとってみれば、金の出所がなんだろうが今この瞬間に困ってるんだからそんなやり取りは一段落してからにしてくれと言うでしょう。

だからという訳ではありませんが
僕は募金はしません。

理由は赤十字などの大規模活動の場合、どうしても全体的に広く浅くになってしまうような気がするのです。
なので知人で現地に行く人に現金を持って行ってもらいます。
渡す時の約束は『被災地の為に使うこと』です。

ざっくりしていますが、
信用できる人間に使い方を一任することで
現場で最も緊急事態と思われるところ、公的な補助が行き届かないところに対して動くことができると思っているからです。

募るお金ではなく託すお金、
金という命を渡すのだから、納得がいくように適切に使い切って欲しいのです。

運転免許取消処分の回避＆軽減が専門の内村特殊法務事務所
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