死亡事故軽減成功

今回の案件は死亡事故、
状況としては被害者の落ち度が大きいものですが
やや微妙なところもあるので解釈しだいでは逆転する可能性もあります。

困った御依頼者様はまず地元で相談相手を探しました。

２人の弁護士から「無理でしょう」と言われました。

２人の行政書士から「不可能ですね」と言われました。

ちなみに
死亡事故であまりにも被害者の落ち度が大きい時には速い段階で罰金なし等の結果が出ていることも多いのですが、
今回の場合は検察庁でも「現在捜査中です」としか言われず、今後の刑事裁判の進み方も不明確な状態でした。

そんな折耳に入ってくるのは
行政処分を軽くしようとする行動自体がその後の裁判に悪影響を与えないかという不安感や、
周りからの声は「諦めた方が良い」とも言われました。

そんな中僕の事務所を見つけたものの
僕の事務所への評価は「胡散臭すぎる」とのこと、
それでも一縷の望みを僕の事務所に賭けてくださいました。

僕はもちろんこの依頼を受けました。
まずは最初の取調べの時に警察官から言われた
「被害者に落ち度があろうが何だろうが、死亡事故を起こしたことそれ自体が悪いんだ！」
というのは必ずしも適切ではないことも伝えました。

その時の取調べでのやり取りの中で
活かすところ、否定するところ、今後の主張などを詰めていき、
いよいよ意見の聴取当日、僕も補佐人として同席します。

聴聞官とのやり取りは
基本的に被害者の落ち度を指摘することによって依頼者様が免許取消になるべきではないということを主張、
聴聞官からの質問にも御依頼者様は打ち合わせ通り答えてくれ、多少の隠し玉も上手く実行してくれました。

実は今回の御依頼者様、何度かの取調べの中で疲弊して
半ば諦めにも近い状態でしたが、そんな中で僕に問い合わせを下さったのはお母様です。
強引な取り調べをする担当警察官から心無い言葉をかけられようと
相談した事務所からは匙を投げられようと
「この事務所胡散臭い」と言われようと
それでも大切なお子様の為に一生懸命に免許証を守ろうと奔走して下さったんです。

意気に感じないわけにはいきません。

そして
良い感じの手ごたえをつかんで聴取は終了。

待ち時間、
御依頼者様は不安そうでした。
多分腹痛くらいは感じてたんではないでしょうか？

お母様はもっと不安そうでした・・・

そして結果は免許取消処分から180日の免許停止に軽減成功。
少し涙ぐんでおられましたが、良い結果をお届けできてよかったです。

運転免許取消の回避＆軽減専門で２５年の内村特殊法務事務所
代表行政書士：内村世己
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