そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

自作電動フルイの設計図

2017年03月27日 | そば打ち道具

 これを公開する日が来るかどうか判らなかったが。「地震体験装置!!」(いえ、フルイ機)が何とか使えそうなレベルなので・・・

 電動ジグソーはポイントも使ったので、実際はもっと安かったけど、「使い捨て・埋め殺し」にしたくなかったので、ジグソーとしても使えるようにしておきました。井月庵は、お蕎麦屋さんじゃないので、極たまに製粉するだけ。まあ、これでもいいかと自分を慰めています。でも、もう少し、静かでコンパクトな振動ふるいの方が家庭用にはいいと思いました。

でも買うと10万円~30万円位するので、包丁と振動ふるい機、どっちが欲しいかと聞かれると・・・やっぱり包丁等だと思います。

 

 使用感として、手ぶるいでは篩いきれない様な鬼殻の破片も、電動だと60目で、通ってしまうんですね。製粉1回目でチョット実が残ったりしますが、スケベ根性を出して、再度セラミック石臼に掛けると殻の破片が混入してしまいます。手フルイだったら、見逃しているそば粉・殻も、なまじ作業効率がアップすると、反ってお蕎麦の味を悪くしてしまうんですね。ということで、製粉1回目でできるだけ実を20目以下に挽いてしまうか、10目のフルイを掛けてやった方が良いようでした。

 10目で8寸のフルイを手に入れようかな? どうやら「迷う人」の域に足を踏み入れてしまった様だ。

 お~い!道を間違えているぞぉ! って 井月庵のやろう、一人でいっちまいやがった。

概要図

 

組立図

 

加工図

 

板切り出し計画

 

部品抽出

 

部品リスト

 

 

 


玄蕎麦の製粉 セラミック石臼 自作電動ふるい

2017年03月26日 | そば打ち道具

ついに自作電動フルイの稼働テストをする時が来ました。

玄蕎麦を1kg手に入れて、まずはセラミック石臼で製粉します。

粗びきで殻を取り、篩います。その後石臼を最小粒度に設定して60目で再度篩って完了。

手で篩うのに比べて、疲れませんが、放っておける程ではありません。

1kgは1時間くらいかかりました。作業の段取りになれれば、もう少し早くなるのですが、粉受けの高さをもう少し上げないと折角の製粉がホコリになってしまいます。

歩留まりは76.5%

玄蕎麦の製粉 セラミック石臼 自作電動ふるい

 

午前中、製粉して、午後に蕎麦打ちしました。

何とか40分以内に打ち終わりました。

夕飯に茹でてみると。

結構、鬼ガラも混じって、食物繊維は豊富なのでしょうが、やっぱり製粉業者から購入した方が旨いんだなー。

今回、初めてYouTubeに動画をアップしてみました。結構大変だ。

蕎麦打ち動画も作ったけど、これは、他人に見てもらう価値も無いので。

 

自作電動フルイは、どうにか使えそうなので、図面とパーツリストをアップします。まあ、これも井月庵の蕎麦打ち同じで余り見て頂く価値はないのですが、馬鹿な仕事で反面教師にでもなればいいのですが。

 


電動フルイの自作 Ver1.01

2017年03月20日 | そば打ち道具

連休を利用して、蕎麦打ち2回、タイタニック号の修理、そして電動フルイのバージョンアップを行った。

親類の法事があり、打った蕎麦を少量であるが振舞い、残りをパックにして、辛汁と併せてお土産に配り終了した。

世事であっても、美味しいと言って貰えると嬉しいい。

 

そば粉は、沼津の坂東製粉から玄蕎麦挽ぐるみの「田舎」を3kg調達した。蕎麦の香りとコシが強く好評であった。製粉会社の方に加水率を聞いたら、42~43%と言っていたが、井月庵は45、44%で蕎麦打ちした。この時期は、気温も湿度も高低差が大きいので、参考程度である。

タイタニックは、以前作成し、自作のケースに入れていた。天板の固定が甘く、天板の落下により艤装が壊れてしまったので、休みを利用してケースを直し、金具や下枠を追加して剛性を高め、アクリル板を固定した。その後艤装を修繕し、「かんたんマイペット」を麺棒につけて、埃やカビを拭き取ってクリーニングした。

ちゃんとした置き場に置く前に、愚息の部屋に仮置きして終了。

 

さて、電動フルイ機

中国製の振動フルイでヨサゲなものを発見したが、フルイの20~30メッシュ、60~70メッシュのオプションが無いらしく、本体のみで3万弱。オークションで7万5,6千円であったが、アメリカ輸出用の110Vであり、ひと先ず保留することにして、初号機のバージョンアップに取り掛かることとした。

まず、竹ひごを2本買ってきて、鍋で煮て柔らかくし、40目と60目の篩の外径に合わせて輪を作った。接合個所はテーパーにして合わせ、糸を捲いた。

 ポリプロピレン(PP)製の白い湯桶はPPが接着できる接着剤を用意する必要があり、当面、バイスで穴を開けて糸で竹輪を固定した。

また、上箱に細い釘で上に持ち上がるのを固定し、フルイを抑えるように四隅にバネを追加した。

竹輪のお陰で、フルイがガタつか無い。 また、目詰まり防止に排水蓋を買ってきて中に入れた。

下に60目(7寸)、上に20目(8寸)の篩を重ねると、互いの内径と外径がひったりだった。

バネの片方にフックを付けて20目の篩に引っ掛けると十分に固定された。

漬物用の10号の蓋を逆さにすると8寸の篩にぴったりだったが、ちょっとカッコ悪い。

バネは篩や湯桶の脇に落ちると指で拾うのが面倒なので上箱の四隅に金具を設けて、フルイから外した後に引っ掛けて置くようにしている。

井月庵の家には玄蕎麦は今年の蕎麦の種分しか残っていないので、どこかで玄蕎麦を入手して使用テストをしなくては。

 

まあ、いろいろと購入したそば粉も冷蔵庫の中でまだ4kgほど残っているのでテストはいつになるか判らないが。

連休が2日、3日あっても、あっという間に過ぎてしまう。タイタニックのアクリルケースを直していて、チタンコーティングのカッターナイフで左手の中指の第一関節の上を「ザックリ」切ってしまった。

 久しぶりに怪我をしたが、これは痛かった。刃先が悪くなって、切れにくかったのがいけなかった。指が動かなくなるんじゃないかと思うくらいにしばらく痛かったが、ドルマイシン軟膏を塗って絆創膏を巻いて置いたら、何とかなりそうである。

 

大切な訂正:正雪の純米酒紙パック酒は生協限定である。値段は1700円位の様だ。千円はガセであった。

地酒で、パック酒はちょっと恥ずかしいので、正雪を小さく入れてあるらしい。中身は2700円位の純米酒なのでお買い得であるのに違いはないらしい。神沢川酒造の関係者に聞いた話である。


電動フルイを自作してみた (試作機1号)

2017年03月13日 | そば打ち道具

去年の暮れに小型の電動石臼を手に入れた事で、フルイ作業を電動化できないものかと考えていました。

で、出来たのが。

電動ジグソーを使ったよくある「跳んでもマシン」

ジグソーの動きはダイヤル可変式で最弱で十分強烈!

プラの洗面器を二つ買って一つはくり抜きました。

下の台にタイヤを取り付けています。

上の箱にはポリの裾をホチキス止めしました。

結局、ジグソーの安い刃を切って鋏み込んだだけ。ジグソーの取り付け時に水平。鉛直をきっちり調節しないといけないので一抹の不安が残ります。

座布団の下に制振ゴムマットをひきましたが振動はかなり大きく、地震体験装置の様です。

その内に使用テストをしたいと思っています。使えるのだろうか?

 

そんな折、ネットを見ていたら、3万円程度で振動フルイを見つけてしまいました。

 

CAD図面や部品表を公開するのは、テストして満足できたらですね。かなり怪しそうですが。

 

 

今週の蕎麦打ち:

ついに38分台で作業終了出来るようになった。一番の最善点は「そば粉を変えた」 加水率45%くらいの挽いて1週間くらいしか経過していないそば粉 ということ。

 加水は、50%が上限ではなく、二八でも粉によっては52%位加水して、多加水にしてもちゃんと打てれば蕎麦になるということ。

 木鉢、延し、切りの難易は自分の習得段階によって難しい作業が変わるが、2周廻って、木鉢の難しさがやっと判ってきたということ。


突然に請求書だけが来た!?

2017年03月12日 | 段位認定


 仕事から家に戻ると、郵便受けに全麺協から封筒が届いていた。

「平成29年度の会員更新のお知らせだろう」とピンときた。

 

夕暮れまでに少し時間があったので、ばあちゃんに頼まれていた畑の耕運作業を1時間半ほど行い。再度家に戻って、いつもの食卓のいつもの椅子に座り前述の封筒を開けた。

出てきたのは

「請求書」 のみ。

「会員登録更新のお願い」だとか、「年会費の納付のお願い」だとかの表現も無く、唐突に目に飛び込んでくる「請求書」の文字

思わず、別に手紙が入っていないか封筒の中を確認してしまった。

 

 更新の意思が当人に合ったので、まだいいが、更新するつもりの無い人だったら、「なんて礼儀の無いつっけんどんなやつだ」と思ったことだろう。

横にいた嫁に言ったら、手紙を1枚入れ忘れたんだろうと鷹揚に。

 井月庵が昨年の夏に入会した特別個人会員(地方団体に属さない個人会員)なので勝手が解らないから悪いのか、全麺協とは鼻からこんなにドライな組織だったのか。

 経験の足りない若い方が作成したものならいざ知らず、酸いも甘いもかみしめた協会の幹部の方々がこれに係っているかどうか知らないが、蕎麦屋だからと言って「つっけんどん」はどんなものだろう。

 何故、更新のお願いだとか、一言文章を加えてくれなかったのか、残念でならない。

こんな事で残念がっているのは井月庵だけなのか?他の人は「ああ、請求書。今年も請求書の季節になったかー」などと思っているのだろうか。いやいや「新体制は昨年からなので、行き届かないてんも色々あろうかと思いますがぁ~」というアレなのか?

 

 などと唸って居るところへ、ばあちゃんが畑の耕運作業とついでにやった里芋ほりがよほど嬉しかったのか、「お酒をあげる」と持って来た。見ると、静岡県由井に蔵のある地酒で神沢川酒造の・・・紙パック酒!?

 生協で買ったら1本、千円とのこと。え!?大量生産の大手酒造メーカーの紙パックのお酒はよく飲むが、地酒でパック酒、「正雪」が!?と驚いた。

 早速いただくと、飲み口がすっきりして、いつまでも飲んでいられる感じ。「正雪」は普段使いの「上撰」が旨いと思っていたが、こんな企業努力をしていたのか。「正雪」とやけに小さく入れているのが、遠慮深げだ。

 最近は、いろいろの地方の地酒がコンビニでもおいてあり、720ml千円程度で結構、美味いお酒もある。

 ちょっとお酒に興味がある方なら裏の日本酒度、酸度、アミノ酸の数値を見れば大凡の感じは解ると思いますが、井月庵には淡麗辛口くらいに感じました。いやいや、純米酒で精米度歩合が70%なんだから、どちらかといえば、濃厚? 

 「正雪」は裏のラベルがもっとあっさりしているが、こんな表現を今までしていなかったので、広く「正雪」を知ってもらおうという意図がありそうだ。

 まあ、香りや余韻に関しては、それはそれ高いお酒と比ぶべくも在りませんが。普段使いが「正雪」の目指している処なんじゃないかと勝手に想像する私としては十分に旨い。純米酒なので、花冷えにお燗でヤッてみたくなりました。

 でも、本日は、農作業の後でちょっと温ったまった体に「常温で!」 温まっていたのは農作業のお陰だけでは無いが。