そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

平成30年のそば粉製粉

2018年12月24日 | 蕎麦粉の製粉

12月23日(日)

 雨が降っているが、風は穏やか。

 昨年と同様の製粉を行うことにしました。

 自作の電動シフター

 防振ゴムより薄い座布団がベストです。これがないとフルイ機がモアイ宜しく自走します。

 フィビウス・ミディアム のセラミック製粉機とアップトランス

 来年の種を600g確保して

 1kgが6袋と残り364g という事で、平成30年の玄蕎麦収穫量は6964gでした。

 製粉分は6364g

 

 今年の改良ポイントはシフターの吐き出し口にビニール袋をテープで止めて底を切って幕を張った点です。

 これは大成功で、外にこぼれる粉が9割以上無くなりました。

 1時半から作業を開始して、気がつくと日が暮れました。

 周辺に飛び散る粉がほとんどありません。

 

1.2kg毎に袋詰めしました。

  玄蕎麦の全粒粉でこんな感じです。

 17時

 製粉作業が終了です。

 6364gの玄蕎麦が1200×4袋+280g = 5080gの蕎麦粉ができました。

 という事で歩留まりは 79.82% 

  予想では4800g確保できればOKなのでとりあえず、ミッションコンプリート。

 

 今夜は一杯飲んで、明日、片付けしよう。

 クリスマスイブには年賀状を印刷しないと・・・・


平成30年そばの脱穀と洗い

2018年11月04日 | 蕎麦粉の製粉

平成30年11月3日(土)

 軒下に干しておいたソバを脱穀します。

 時折、雨がパラついたため、軒下での作業になりました。

 10月21日から干しておいたので、14日間の乾燥期間です。

全部でこれだけです。

 バトミントンのラケットで三人でパシパシ叩くと、ソバの実が脱穀できます。

 藁は畑で使えるので別に分けておきます。

 今年の1月に修理しておいた唐箕で風選します。

 昭和22年製のロートルですが、我が家ではまだまだ現役です。

 

 ゴミを取り除いて、土嚢袋に

 

 今年の収穫量は1アール当たり6.8kgでした。

 昨年が10.6kgだったので、台風の影響は大です。

 来年の種を500g確保して、6.3kgの玄蕎麦を製粉するとおよそ5kgのそば粉が確保できる予定となります。

二八で打てば6kg・・・およそ60人前の蕎麦になります。 昨年は90人前でしたので、足りない30人前は蕎麦粉を購入することに為りました。

 

 11月4日(日)

  天気は曇りですが、休みの日は限られているので、本日は朝からソバの実を洗います。

 バケツに入れて研いだり、金フルイに入れて流水で何度も洗います。

 洗ったら、アミの張ってある枠に乗せて乾燥させます。

   

 真ん中の茶色いのが、バケツの中で浮いたソバです。

 両端の黒いのが、水に沈んだ優等生という訳です。

  

 その違いは一目瞭然

天候を見ながら、2,3日乾燥させて、主に浮いたソバからは、茎や枝、虫を。沈んだソバからは、アミに残った石を抜き取ります。

 来年の種は、沈んだソバから500gを抜き取って保存します。

  作業的には、去年より少ないので、半日で終了。時期も全体的に1週間から2週間は早く終えました。

 

 自家栽培のソバが手間の割に旨いか旨くないかは別ですが、出来れば、昨年より少しでも美味しくできれば幸いです。


製粉の歩留まり

2017年12月18日 | 蕎麦粉の製粉

昨日は、平成最後の蕎麦製粉等と言いつつ、製粉歩留まりの話をしないままでした。

それじゃあイカンよ。ということで、

水中選別したので、水に沈むソバと、浮くソバがありましたが、10kgは混ぜて製粉してしまいました。

製粉業者であれば、実入りの無いソバは丸抜きや磨きに手間が掛かるので、敬遠され勝ちでしょうが玄蕎麦挽ぐるみの自家製粉であれば問題ありません。

で、1回目の製粉で1kgを挽いて、20目、60目で篩うと。

1番粉(はな粉、花粉)が350~370g これは、電動石臼の隙間をどう設定するかで多くなったり少なくなったりしますが、玄蕎麦挽ぐるみなので、荒く挽くと20目で落ちきれないソバの割れた実がソバ殻に多く残ってしまいます。

20目より大きなフルイは持ち合わせていませんし、そうかといって、2度挽きを3度挽きにすれば、粉が焼けてしまいまそうです。

ということで、20目で 甘皮以外の割れが、きれいに落ちてくれる粒度にしました。

鬼ガラを取り除いて、60目の篩に溜ったそば粉を、2度挽きします。セラミック石臼で最小の粒度になるように臼を調整して、製粉すると。

60目を通り抜けたのは、410~430g

60目のフルイに残った3番粉は鬼ガラと混ぜて春になったら、耕運機を掛けるついでに畑に漉き込んでしまおうと思っています。

1番粉と2番粉を混ぜて全粒粉で蕎麦を打ちます。

結果として、歩留まり78% 数100gは風に乗って飛んでいきますが、ほぼ78%前後で推移しました。中には10、20g少ないものもありましたが、大体、そんなもんでした。

歩留まりは例年通りでした。これで、めちゃくちゃ歯ぬかりするかというと、そんなことも在りません。ただ、今年鬼ガラの混入率が気持ち多そうです。

時間があったら、もう一度、今度は手篩で、割り粉と事前に合わせて置くときに篩ってやれればいいのですが。


平成29年 自家栽培の蕎麦を自家製粉する

2017年12月17日 | 蕎麦粉の製粉

平成29年の自家栽培の蕎麦を本日12月17日(日)自家製粉しました。

体重計で土嚢袋に入れて計ったら10.6kgでした。そこで本日はもう少し丁寧に、初めに500gの来年の種を確保して冷蔵庫に。次に1kgづつ袋に入れました。

結果は、10袋と残り135g   ということで、体重計って結構使えるじゃんということです。135gも来年の種に回すことにしました。

今年は、日本中で、10月、11月の天候不順のためソバが不作の様なので蕎麦粉が高騰しているようですが、1kg、1400円とすると10kgで1万4千円・・・・そんなにはしないかもしれませんが。まあ、損得で考えたらソバ栽培、製粉の替りに仕事をした方が遥かに効率的なのは間違いありません。

本日は、朝から、電動石臼と、自作電動フルイ機を表に出して、一気に10kgを製粉してしまいます。

蕎麦を打つ直前の方が良いに決まっていますが、年末は何かと忙しい上に来週は法事があるため、とっとと製粉します。

こいつが、昨年ドイツから購入したセラミック電動石臼です。230V、360Wのパワーは蕎麦を挽くのに十分ですが、何せ高速で回転するため、蕎麦粉が熱を持ちやすくなります。

熱を持つならば、温かい室内では無く、日の当たらない外がちょうど良い。上手いことに今日は風も穏やかでした。

それでも、人肌位の熱を持ちました。 製粉は2回挽きで、20目と60目の篩を通すことにしました。

60目で篩っておけば、殻が混入した田舎蕎麦でも十分に繋がって打つことができます。1年前の事を忘れているので、3kgで試行錯誤をして、製粉を思い出しました。

フルイ作業前の状況です。下の桶が低いので手で持つかスペーサーを噛まさないといけないのですが、気がついたのは、残り2kgの時でした。 桶が低いと蕎麦粉が飛び散りやすくなります。

周りが真っ白になります。(箱の中は回収できますが・・・)室内であれば、スグに気づくのでしょうが、屋外のため、おおらかな気持ちがあったのでしょうか。周りだけでなく、自分も真白になりました。

一人で作業しているので、写真を撮っている暇がありません。もっといい写真(インスタ映えでは無い)を撮りたいのですが、手も服も真っ白け。

9時から初めて、ヤンヤカヤで3kgの試行錯誤はお昼までかかってしまいました。

まだ、7kgある。 昼めし食って、1時から再開。

2時頃に高校生の愚息が帰って来たので、親父風を吹かせて、5kgの製粉を手伝わせたのですが、残り2kgで逃げられてしまった!! 親父風弱し!!! 

どうにか4時半には残り2kgを一人で製粉して片付け完了。

はぁぁあ、疲れたぁ。

平成は30年で終わりなので、平成の蕎麦製粉は今年が最後です。今年は1m2当たり100gだったので、在来種なら普通、改良種なら不作(200g/m2ぐらい採れるらしい)なのですが、これで良かったと思いました。

20kgあったら、今日一日で終わりません。

 

汁の仕込み準備

節は、宗田節、鯖節の混合節を600g購入しました。本枯節は高くて手が出ませんでした。近くの乾物屋には日高昆布しかなかったので、利尻にも出会えませんでしたが、昆布の出汁が最終的に必要かどうかは判りません。干し椎茸を入れて、静岡の甘めの汁が地元らしくていいかも。