そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

駿府匠宿 そば祭り

2012年11月24日 | そば祭り・イベント

11月23日(金)
静岡の丸子にある駿府匠宿で23日~25日(日)までそば祭りをやっています。
23日は蕎麦打ち体験だけですが、24日(土)が仕事のため、23日に息子と行ってみました。
 
 まずは、会場の近所に従姉の嫁ぎ先があり、ばーちゃんの熱海帰りのお土産を持ってごあいさつに行きました。
車を降りてすぐに、息子(小6)が、「空気が澄んでいて気持ちいい」と深呼吸しました。
 朝方振っていた雨も上がり、10時ごろには太陽も出てきました。少し肌寒い空気が身を引き締めます。
お姉ちゃんちは、お茶とみかんを作っているので、いつもは忙しいのですが、今朝は朝から、雨っだったので、家に居たのです。
 帰りに、すごく綺麗な、イイみかんを箱一杯にもらいました。
家に帰って、おばーちゃんと、うちで分けました。嫁の実家にお世話になっている長女も偶々、帰郷していたので、帰りに持たせてあげるつもりです。
 甘くて、ここ2年くらいで食べたみかんの中でも、ピカイチでした。
従姉と家を辞す際に、「さよなら」を玄関先で言って駐車場に行き、車でお宅の前を通った時、従姉夫婦が外まで出て見送りの為に待っていてくれました。
 おもてなしのこころってこう言う所作なんだなーて思いました。

 そば祭り会場では、明日の準備のために、同好会の方や「八兵衛」の親方が、そば打ちをしていました。
そば打ち体験もできるのですが、上手な人の蕎麦打ちを生で見るのはすごく参考になります。
12時ごろまで、蕎麦打ちをしている方の見学をしたり、いろいろ質問したりするのですが、なんでも気軽に答えてくれます。
 同好会の方も気さくな感じで、見ず知らずの私に、いろいろ教えてくれるので、わたしは楽しいのですが、息子は飽きてしまいます。
そば打ちの上手に「ヒコベー」さんがいました。
 静岡の方で現在富山に単身赴任中とのことですが、このイベントには毎年参加されていることをブログで拝見していました。色々質問してもお忙しい中でも気さくにお答えしていただけました。
 そば打ちの同好会だけでなく、プロの方々も、気さくな方が多く大変勉強になりました。
ありがとうございます。m(__)m


 24日は仕事だったので、25日にもう一度行って、soba笑さんの鴨南蛮、たがたさんの越前おろしそば、同好会の鴨南ぶっかけそば各500円を頂いてきました。
 家に帰って、上手のそば打ちを思い出しながら、1kgですが打ってしまいました。。


蕎麦食い歩き

2012年11月23日 | 蕎麦行脚

11月22日(木)伊豆市の土肥に「究極のそば」なる蕎麦屋があり、もりのみで1200円(量2倍)とのことで、仕事に託けて行って見ましたが、あいにく木曜日は定休日でした。
 次回に廻すとして、136号を三島に向かう途中、修善寺の「朴念仁」で昼飯としました。
十割の細打ちせいろ1枚1050円なりをいただきました。
すぐに伸びてしまうため、大盛りは致しませんとお品書に書いてあります。その代わり、追加そば700円?追加つゆ300円?でしたでしょうか。
 すっきり、さっぱりのつゆに細打ちながら蕎麦の香りのするきりっとしたそばでした。
いつもは食べ終わっても、つゆどっくりの汁が半分くらい残って、ゆっくり、たっぷりのそば湯を楽しむ訳ですが、細打ちで汁が良く絡むのか、1/3位しか残りませんでした。
 片手で陶器製の湯桶を使っていたら、蓋が滑って、静かな店内に「ガチャン」と音が鳴り響きました。私は慌てず騒がず、何事もなかったように落ち着いて、最後は「おしな湯」のみを飲み干しました。
 静かと言えば、私の他に10人位のお客さんが居ましたが、話し声が聞こえますが、「ずずっ~」という音が聞こえません。私一人「ずずっ~」と音を立てて食べていると、お客が、私一人しかいない様な錯覚さえ覚えました。
 店を出て、「ちょっと高いな」と独り言。
駐車場の隅に屋台の蕎麦屋があり、「十割そばワンコイン」と書いてあります。
 折角なので、こちらも頂くことにしました。
 「ざるそば」を頼んで、屋台の中を見回すと、前面に押し出し式の製麺機が置いてあります。
おやじさんが、注文を受けると、ビニール袋に入れてある蕎麦の玉を手で千切って、上の筒にポイっと入れて
下からニュルーとそばが出てきます。下には沸いている窯があって、そのまま茹でること30秒位でしょうか。
 デンっと本わさびが置いてあり、お客が、好きなだけ下ろして使って良いようです。
ワサビの本場とは言え、屋台の500円のざるそばにも本わさびとは。
 押し出し式製麺機ですが、そばの太さが微妙に違う様になっていて「手打ち風」です。
木鉢が立てかけてあるので、「水廻しは手で」ということなのでしょうか。
 食べ終わって、そば湯をもらって、「ごっそさん」「はい、500円」。
究極のそばを食べに行って、対極のそばを食べて帰ってきたような。
 
 11月23日(金)から駿府匠宿でそば祭りです。初日はそば打ち体験のみで、出店は土曜日からですが仕事の都合もあるので、そば打ち体験に参加して来ようかな。


蕎麦の脱穀

2012年11月12日 | ソバ栽培

11月11日(日)
 刈り入れから12日間乾燥させていましたが、枝から落ちている分の方が乾燥が早いので脱穀とごみ取りを朝から行いました。

 大きな枝や茎が混ざっていたので、篩で選別して、ときどき目の高さから落としてフーっと息を吹きかけて枯葉を吹き飛ばしていました。


 始め一人でやっていましたが、ものすごく大変でした。
そのうち、嫁が加わって、午後からは息子(小6)も手伝いに来てくれました。
 ばーちゃんが倉庫から昭和22年頃の風選する機械(これを唐箕というのでしょうか)があることを教えてくれたので、
 ある程度脱穀して、ごみを手で除いて、それでもとれない細かなごみをこれでえり分けることとしました。

 
 一日中、手で一穂づつとって、篩でふるいの作業をしました。とても根気がいる作業なので、昔の生活ごっこということにして、互いの名前をむかし風にアレンジして呼び合いながら作業しました。昔の人は、食べるために、生活の殆どがあるような大変な作業です。
全部脱穀して、ごみをとるのはとても無理そうで、「もう、捨てちゃおう」と冗談(半分本気)をいっていました。

 夜、6時ごろまでかかって、ホコリまみれになりながら、約7kg程度の蕎麦の実(玄蕎麦)が取れました。
まだまだ、いっぱいあります。
 カビが生えたり、乾燥しすぎたりしたらいやなので、夜なべをしないと処理できそうにありません。


 
しかし、よくこんなマシンが家にあったものです。


初めての蕎麦打ち?

2012年11月08日 | そば打ち道具

今では、水回しからコネ、延し、切りまで手打ちでやるようになりましたが、今から2年半ほど前に
「いえそば」というおもちゃをヤフオクで落札したのがそば打ちの始めです。

それ以前から、ばーちゃん(母)の年末に打つ蕎麦の手伝いをしていた訳なので全くの初めてという訳では
ありませんでしたが。



はっきり言って、これはおもちゃです。
始めは、水回しの目的も何もわからないので、切れ切れのそばにしかなりませんでした。
「いえそば」で上手くそば打ちする為に独学を始めるきっかけができました。
(探究心というと大げさですが、自分で蕎麦を作ってみたい人にはお勧めかも)

で、久々に250gを作りました。



2年ぶりの「いえそば」ですが、手打ちを習得することによって、前より上手くできました。
まるで、「そばもん」10巻見たいです。^^;

とは言え、太くて、ちじれたラーメンみたいな蕎麦になってしまいました。

息子(小6)は「これは、つるつるっと啜れない」といって1/3程残してしまいました。

やっぱり、細打ちで真っ直ぐで、角の立っているそばがいいです。

「いえそば」は1年に1回くらい使っていればいいかな。



島立て

2012年11月05日 | ソバ栽培

11月4日(日)朝コテツ(柴♂10か月)と裏で遊んでいるとばあさんが、ビニールシートに広げっぱなしの蕎麦を裏返して乾燥させようと言ってきました。
 それで、嫁に声をかけて、家事がすんだら、裏の車庫に手伝いに来るようにお願いして、蕎麦の裏返しをし始めたのですが、
ただ裏返すのも芸が無いようなので、10~20本位ずつ蕎麦の茎で結んで束にして立てておくことにしました。
 無限伸長性がある蕎麦なので立てておくと白い実も追熟するそうです。

そのうち、嫁がコテツを連れて車庫に来ました。
 コテツは大喜びで蕎麦の上に入ってくるし、目を離したすきにマーキングをし始めました。(ー_ー)!!
残念ですが、コテツにはご退場いただき、ばあさんも山に行くということで私と嫁の2人で12時半頃までかかって
束にして、立てての作業(これを島立てというのか?)を行いました。
 作業中、「これで何キロとれるの」「キロ1000円として、10キロで1万円だから、30キロ位とれないと・・」
「買った方が良いね。」「この作業がやりたいんでしょ」(いや、そんなにやりたくない。)
と話しながら、ほこりまみれになりながら、蕎麦の草の香りを嗅いでいると、
 「ああ、蕎麦って、穀物じゃなくて、草の種なんだなぁー」と実感しました。

昼食は、私のおごりということで、蒲原の善福寺のお蕎麦屋さんに行って、もり天そば700円を食べてきました。
 2時ごろになっていた為、追い打ちで打ってくれました。
 つなぎに芋を混ぜていて、丸く巻のしして、手ごまで切る。昔ながらの地元のおそばが味わえます。
 小ぶりですがサクラエビのかき揚げがついて700円はお得感満点です。
 おなかが減っていたり、そば打ちが見学できたりで写真をとるのを忘れました。^^;
 打ち粉をとも粉で打っているので、蕎麦湯がおいしいです。
 おそばの香りは、芋が入るため、それほどではありませんが、細打ちの田舎蕎麦をリーズナブルなお値段で
いただくことができる近くのお蕎麦屋さんです。たまに、こういうおそばが食べたくなりますね。 

 銀杏の実が1パック100円で売っていたのでお土産に買って帰りました。
 夕飯まえに、銀杏をレンジでチンして正雪(上撰)を燗酒でいただきながら、あてにしました。