そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

素人そば打ちの技能チャレンジその1

2016年01月21日 | 段位認定

本やDVD等を参考に自己流でそば打ちをしてきました。

2年前から公民館のそば打ち講習に参加したり、そば祭りを見に行くなどして少しづつそば打ちのネットワークが広がってきました。

今年は、そば打ちの技能が客観的にどの程度なのかを確かめたいと思うようになり「段位認定制度」にチャレンジしてみようと思います。

ということで、まずは「初段」チャレンジ

 

静岡のそば打ち同好会に参加されていて、先だっての駿府匠宿で知己を得たNヶ谷さんのお宅を訪問させていただくことにしました。

非常に熱心に蕎麦打ちに取り組んでおられる方で、先達に受けた恩を返すかのように井月庵にお話くださいました。

朝9時から始まって、結局飯も食わずに、16時まで。

途中、トイレをお借りした以外、二人で打ち場に籠ってご教示いただきました。

不躾の塊の井月庵は、「もう帰りなさい」と言われるまで「大丈夫だろうと」思っていましたが、先生も一向に嫌な顔をされず、ただただ、熱心に質問に答えてくださいました。

17時ごろになって、「じゃあ、700gで打つのを直接ご指導願えませんか?」というとんでもないお願いに、快くOK

いや、内心は「こいつ何時まで居るつもりなんだ」と思っているのでしょうが、おくびにも出さず!!

 

姿勢、所作、そして蕎麦の太さについて念入りにご指導を受けました。

その後、家で2回、検定そば打ちをしてみました。

以下は、井月庵の現時点で、思い至ったことです。

今まで時間にとらわれず、好きなようにだらだらと打っていた蕎麦が、変わってきました。

早く打つという事は、上手に加圧してしっかりのすことであり、雑に打つという事では無いと体感しました。

また、見切りを素早くすることの重要さが必要そうです。

 

素人そば打ち段位認定制度には、ある程度の型があるようですが、型の意味を理解して、実践してみることで第三者の評価を受けるということは、良い悪いは別にして楽しみでもあります。

何とかコンテストとか、自己顕示欲の発露かと鼻白む向きもありましたが、八兵衛の町塚さんが、「なんで手打ちそばをやるか。」

「旨い!って褒めてもらいたいから」と闊達にお話しされるのを聞いたら、「そうだ、もっと素直でもいいんだ」と思い至った次第です。

 

 

 

 

 

 


蕎麦食い 年末年始 H28

2016年01月07日 | 蕎麦行脚

年も明けて1週間がたちました。

結局、31日から1月3日までは、飲んでは寝ての繰り返しという非常に自堕落な生活を堪能しました。

白菜の漬物と濁り酒

この湯呑ですと、5杯くらい飲むとお腹がいっぱいになります。

今年の濁り酒は、昨年より、すっきりとした味わいの様に思いました。

作り手は同じように作っていても、飲み手の体調まではどうにもできませんので、きっと井月庵の舌のせいでしょう。

このお酒の酒造会社の社長さんは自分のとこの上撰(高級酒ではなく、どちらかと言うと大衆向けのお酒)をのんで

「うん、旨い!!」といいます。

自分の手打ちそばにあまり満足できない井月庵にとっては、羨ましくもあり、横で聞いていても、「ああ、この人は自分が好きなお酒を造っていているな。こちらとしても、旨い旨いと言って作っている人のお酒は、やっぱり安心して飲める」と思いました。

 

元旦は、慈林寺の鐘をついて、寝て、昼過ぎに富士川サービスエリアに行きました。

富士山は、やっぱりここからの眺めが日本一だと思います。

裏側や、横っ面じゃない、駿河湾に向かって、正面の富士山だと考えるのですが・・・

だって、富士宮の浅間さんの鳥居の方向はこっち向きなんだもの。^^;

 

年末に、蕎麦を打って、配って歩いたら、「待ち望んでいました」といって蟹の爪をいっぱいもらいました。返って恐縮するのですが、井月庵の他にも蕎麦っ喰いが居て、拙い井月庵の蕎麦に対価以上の評価をエールとしていただけるのは励みになります。

そんな、大切なお返しは、1月2日、家族9人で頂戴しました。

が、4個余りましたので、井月庵は「まるちゃんせいめん」に入れて独り占めしました。

 

1月7日 伊豆方面には「究極」とつくそば屋が3件ほどあるのですが、船原のお蕎麦屋さんに仕事帰りの昼飯に立ち寄りました。

もりそば 大盛 800円をたのむと

なるほど、大盛です。

汁は藪かと思うくらいに辛く、蕎麦湯で5、6倍に薄めてもまだまだ辛く感じました。

という事で、汁徳利には手を付けられませんでした。そういえば、ゴマを摺って、蕎麦湯に入れて云々と言われていましたが、一気に食べてしまい、これにも手を付けられませんでした。

残念、次回リベンジしたいと思います。

目を見はったのは麺が昼夜蕎麦ならぬサンドイッチ蕎麦だったのです。

真ん中に甘皮を多く挽きこんだ蕎麦を入れて3層構造になっています。

「今じぶんしかこの色は出ない」と言っていました。3層にすると麺体が弱く、「切れやすくて短くなっちゃう」とも。

確かに21cmくらいですが、汁が辛いので気になりませんでした。

 

ああ、そうか、だから汁が辛いのかな?などと帰りの車の中で一人ごと。

小春日和が続いて、いまだ正月気分の抜けない井月庵、はたして今年のそば打ちはどうなることか!