そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

第9回駿府そば祭りに行く

2017年11月28日 | そば祭り・イベント

第9回目となる駿府そば祭りに今年はスタッフとして参加させていただきました。

勝手を知らない事をいい事に、わがままを言って「体験コーナー」の説明係に25日(土)26日(日)の2日間の参加です。

25日の初日に私は6名+4人組のお客様に蕎麦打ちを体験していただきました。

 

朝の朝礼とミーティング前風景

 実のところ、第1日目は写真を撮っている暇も無かったため、開始前に数枚撮っておしまい。

26日の二日目も7名超。なぜ「超」かと言うと、基本マンツーマンの解説を、慣れているスタッフは1度に2人のお客さんをさばいたりするのですが、出来ればマンツーマンで行いたい為、手が空くと応援に駆け付けるからです。

午後から、井月庵の家族がそば祭りに来てくれたので、愚息にカメラを渡して適当に撮ってもらいました。

という事で、ここからは愚息が適当にシャッターを切った順番に掲載。

 

八兵衛の町塚親方

 「お客さんは、私たちの蕎麦を食べに来るのではない。暖簾をくぐって、出ていくまでの時間と空間を買っているのです。だから、楽しんでもらう事を第一に考えてください。」(朝礼で親方からスタッフに)

 結局、井月庵は今年は食べられませんでしたが、私に替わって家族が3軒ほど「はしご蕎麦」

 

天気が良くて、気持ちが良過ぎたためか、他所に行ったのか例年より客足が落ちていたようです。例年は、歩くのも食べるのも、もう少し混雑しています。まあ、これはこれで、お客としては気持ちいいかも。

 

同好会の上手(選抜メンバー)によるそば打ち風景

 ああ、実際に見て話しがしたかったぁ。技術・理論・工夫の情報収集の機会になります。

蕎麦打ちブースは見学客から、あれこれ審問されたりしますが、丁寧に返答して頂けます。

でも朝礼で・・「お話しをしても手は止めないでください。」とブースのリーダーから。

TOKYO蕎麦塾のU田さんは真面目で、丁寧で、創意工夫を怠りません。

立ち居振る舞いを見ていて、井月庵は自然に頭が垂れます。

 

あれ、なぜか切が終わって片付けの八兵衛さんの写真を撮っている・・・

水廻しは同好会の選抜メンバーからお手伝い。

 

一周回って、井月庵のいる体験コーナーに戻ってきたようです。

あれ、愚息よ愚息。お前、ワシを写してないのね。

 

蕎麦打ちは「オヤジの趣味」と言われて久しいですが、体験コーナーで感じたことは、若い女性が非常に多かったと思いました。

ただし、「オヤジ」の方が食いつき度が上です。

「家に帰って、もう一度蕎麦打ちしたい」というのは「オヤジ」が圧倒的に優勢だと実感しました。

まあ、若い方にはそれ以外にも人生やらなっくっちゃいけない事が多いので。

 

スタッフとして参加すると、別の視点から「蕎麦打ち趣味の世界」が見えてきました。

でもゆっくり、「はしご蕎麦」したり、名人・上手の打ち方を何時間でも眺めていたりできません。そういう欲があるのは井月庵がまだまだ「枯れて」いないなぁ~ というか「我がまま」なんでしょう。(それはそれで良いのですが。また別の話)

 

 つたない井月庵の解説で一生懸命に蕎麦打ちをして下さった、体験コーナーのお客さん、「楽しんで」貰えたでしょうか。「蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる」世界を。

 


2017年 第9回駿府そば祭り 案内

2017年11月11日 | そば祭り・イベント

駿府匠宿(静岡市丸子)のイベント情報が掲載されていました。以下はそのHPから勝手に引用させていただいた。問題があればご連絡ください。

 

「第9回 駿府そば祭り」

開催期間 11月23日(木・祝)~11月26日(日)

開催時間 9時30分~16時〔そばの飲食ブースは10時~〕

静岡市蕎麦商組合と静岡そば打ち同好会の協力による駿府そば祭りです。静岡の有名そば店の出店の他、そば打ちの実演や体験、そばにちなんだ食品、道具の販売などそばに関するさまざまな催しを行います。

開催期間中、毎日先着200名様にそばの種をプレゼントします。    以上 匠宿HPより

  

 さて毎年、客としてイベントを大いに楽しんでいた井月庵であるが、今年は全麺協の2段位も取れたことなので、ツタナイ技量ではあるが、そば打ちの楽しさを広める活動に参加したく思いが募っていた。

 意を決して個人でも静岡そば打ち同好会スタッフの末席に連なることができないかお願いしたところ・・・・・

許可が頂けそうである。

 体験コーナーのスタッフとして25(土)、26(日)の2日間。

お客さんや、スタッフの皆さんの足を引っ張らない様に務める事を第一義としたい。

 

 そば関連も充実しているが、地元山葵の別格な「わさび漬け」や「はちみつ」、「ミカン」、「お茶詰め放題」、「ジャンボたい焼き」、「鰹節パックのつかみ取り」等々食いしん坊を満足させてくれるであろうアイテムには事欠かない。

 アクセスが、車かバス+電車に限られるためか、そばで有名な地方の「そば祭り」ほど待たなくても蕎麦の食べ歩きができる。

近くには「とろろ」で有名な丁子屋等もあり、ぜひ皆さんに寄っていただきたいイベントです。

施設の案内を貼っておきます。

http://www.sunpurakuichi.co.jp/takumi/facilities/index.html

 近所に今川氏真がお月見をしたお寺が(たぶん)あったり、山城跡のハイキングコースが在ったりもする。駐車場は一日200円なのもありがたい。

 

 追記:

  同好会は24日(金)からテント設営や下準備を行うらしい。同好会の格別に上手な打ち手のそば打ちが真近かで見学できるだけでなく、運が良ければ、そば打ち体験の指導があるかもしれない。 もちろん、期間中は蕎麦本職のそば打ちも見学できるでしょう。

  井月庵は、今からワクワクしている。


桜エビと月とソバの脱穀写真

2017年11月07日 | カメラ

11月6日

 仕事帰りの車内、由比漁港で桜えびの初せりを行ったとニュースが流れて来ました。

家に帰ると、桜えびを頂いたとの事。

 ああ、これは日本酒で。

もうすぐ寒い冬がやって来ますが、ちょうどこの時期は、常温の日本酒でお料理を頂くのが良いと思う。

ヌルくなったり、冷たくなったりしない。ゆっくり流れる時間をのんびりと。

  

月の動きは意外に早く、小さなフェンダーを霞めて飛び去ります。おたおたしていると、マニュアル撮影の井月庵は

ピンぼけ

雲の中に隠れる

写真を量産しています。

 

 ソバの1アール(100m2)当たりの収穫量を調べたら、大体20kg/a(200g/m2)らしい。

平成29年の井月庵の収穫量は10kg/a(100g/m2)だから、ソバの量産は上手くない様だ。

 脱穀手間はソバの実が、多くても、少なくても、同じ面積であれば同じくらい係るようで、少なかったから脱穀が早く終わったという記憶はありません。

 

写真で改めて見ると、茎が青々してる。日が当たりにくい裏側は、乾燥不足でしょうか。

脱穀作業には支障ありませんでしたが。

今年も、大活躍の「唐箕」、ご苦労様でした。年末には修繕して、できれば保護剤を塗ってあげたい。

 


ソバの脱穀

2017年11月06日 | ソバ栽培

 台風が来る前に刈り取ったソバを10月22(日)に天日干しして15日目の11月5日(日)

 竿に挿して屋根下に干して置きました。直射日光がガンガン当たる場所ではありませんでしたが、台風22号の後は空気も乾燥して、30%~40%台の湿度のため、15日の乾燥期間でも脱穀作業に支障のない程度に干されていました。

 当日を逃すと、更に1週間の放置となるため、意を決して脱穀作業を始めることとしました。

 

 前日の4日は満月の為、写真撮影で2時近くまで起きていたので、本当はゆっくり・だらだらしたかったのですが・・・

 

 裏庭にブルーシートを敷いて、竿のソバを山にします。

 ここで、今までの経験から、一番脱穀性能の優れた道具は・・・・「バドミントン」のラケット

 これで軽くパシパシ叩くと、茎だけになります。

 茎は畑に藁代わりに使えるので取っておきます。

 大きな茎・枝を抜いて、古道具の「唐箕」(風選機)に数回かけて蕎麦の実を集めます。

 

 今年の成果

  約10m×10mの畑で(100m2:1アール)から10.6kgの蕎麦の実が収穫されました。

  井月庵・嫁・ばあちゃんの3人で5時間半ぐらいかかりました。 5日の作業はこれで終了。

 

  この後、園芸用フルイで穂先を再度取り除いて、タライで洗って、2日ほど天日で干して次の製粉作業に入ります。来年の種を600gほど確保して、10kg弱 製粉歩留まり78%とすると7.8kg 二八で打てば9.36kg 約90人前という事になりそうです。

 という事は・・・・今年の年越しそばは全量、自家栽培で賄える計算になりますが、大体は製粉業者から購入した蕎麦の方が打ちやすく・美味かったりします。果たしてどうなのでしょう。

 

 年末年始の恒例いたずら規格の一つが決定しました。

  昭和21年1月に購入された木製の唐箕がついにガタツキました。71年間の風雪を耐えて今年も活躍してくれましたが、釘が腐って板が外れたり、足元に白せん菌が出たり、鉄の部材も薄くなっているので、今年は大規模な修繕を行う事にしました。

 大工さんにお願いすると数万円かかりそうなので・・・井月庵がいたずらで修繕しようと考えています。

 

  写真・・関係ないけど裾野に仕事で行ったついでに

 

葛山城から蕎仙房を巡って富士の裾野を行くはずが、「当分の間、月・火曜日は定休日」の看板有り。ガックシ。