そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

鴨南蛮そばと桜エビのつまみ揚げそば

2021年01月26日 | 蕎麦行脚

 昨年の暮れにこんな時節ではあるが年越しそばを6.5kg打ちました。例年であれば8kgほどそば打ちするのですが、お渡しする量も少なめにして、配るお宅も少なめにしました。

 31日の昼には一仕事終えて、コンビニに燃料(アルコール)を買いに行くと、気になるモノが。

NISSIN(日清って右から読んでも左から読んでもニッシンなんだねぇ)

 2種類の鴨南蛮そば。 蕎麦で在る以上、避けては通れません。

大みそかの夜は自分で打ったそばを当然頂きますが、それでも、正月になっても食べきれない蕎麦が4食ほど余ったため、早々に冷凍して保管しました。

 小正月も過ぎた18日になってカップそば2種を頂きます。

さすがに2つは同時に食べれないので、2日に分けて。

 最初に「カップヌードルのカモナンそば」

熱湯を注いで3分。

オープン!!

白っぽい謎肉とたまご!?。

カップヌードルなんだけど、鴨南蛮そば。

おっ!結構いけるよ。

季節モノなんだろうけど、ありだなぁ。

続いて19日

熱湯5分 もう待ちきれないよ。

これは「どん兵衛」感あるけど、ゆずの香りはほのかにして、「神田まつや」と言われてさすがに行った気にはならないけど。

昨日のカップヌードルより高級感ある。

どちらが旨いかと言えば、やっぱりこっちなんだけど、スナック感のあるのも魅力あるんだよね。

 

 さて、24日(日)久しぶりのホボほゞ2か月ぶり

日曜そば打ち会「日そば会」に参加しました。時勢に併せてこじんまりと参加者は5人

 みんな元気だったよ。良かったよ。

おとなしくそば打ちして、2時間程度で解散。

 家に帰って、秘蔵の桜エビを摘み揚げにして(かき揚げにすると直ぐに無くなっちゃうからね。)

 最近、自分で打ったそばを自分で食べて、「うん、うまい。食べれるじゃん。」と思うようになりました。

もう、11年目くらいなのに。

カップそばの美味いけど、こう言う手作り感のある蕎麦も行けます。

アウトドアで頂くなら、カップそばの一択なんだけど。家ならこれでいいよ。

 

ああ、蕎麦屋で昼から蕎麦前して、軽く1枚手繰って。

はしごして、また蕎麦味噌を肴に蕎麦前なんか頂いちゃって、締めに暖かいお蕎麦を1っ杯なんて日が来ます様に。

 (この妄想は、オリンピック位、遠く無いか?コロナ関係なしに。もしかして東京オリンピックの方が先に実現する可能性)

 

 


川根にて

2020年12月18日 | 蕎麦行脚

 本日、午前中に川根に行く用事がある。(一応仕事で)

折角だから、川根のお蕎麦屋さんに行くことにする。

仕事は、10時半ごろに綺麗に片付いて、11時に開店の「ひらら」という古民家そば屋に向かった。

 

いつものペンタックスQ-S1を忘れたので、スマホで撮影することとなった。最近、ぼーっとしているのが多いせいか、物忘れをするようになったようだ。(ほんとは前から忘れ物は多いのだが)

沿道から一段上がった位置に門構えがある。

 駐車場で待っているのを気に掛けられて、お店の方が10時40分ごろに、あと10分もすれば客室が温まるから、そのころに御出でくださいと声をかけられた。

 「いえ、時間通りでかまいません。」と言って、車内で待っていると50頃に再度、「どうぞ、お入りください」と声をかけられた。

余りに意固地なのもどうかと思うので、「それでは」ということになった。

 井月庵の家の母屋も古いことは古いのだが、土間や上がりカマチの高いの等、建物を見るだけでも一見の価値がある。

撮影の許可を得て、店内を見て回った。

明治5年建立というから(そう言っていたように覚えているのだが。)ざっと150年前の造り。

御用の旗が庄屋か十手持ちかと伺える。

 

天井梁が2重になっていて、やたらに太い。

井月庵の場合、「せいろ」と「かけ」と言いたいところだか、寒さに負けて、てんぷらそばにした。

1400円 おそばには、大根おろしと海苔が掛かっている。

 嫁と一緒に来ていれば、天ぷらを肴に燗酒を一杯いきたい気持ちを「この家が建ったころは、一杯飲んで帰っても怒られなかっただろうに」と思う。

 11時半ごろ

お店の方と少し世間話や家のことを聞いていると、新しいお客さんが入ってきた。

 「ああ、新客さんですよ。それじゃあこれで。ごちそうさまでした。」

 

用事に来る途中、「さくら茶屋」という蕎麦屋があるのを見かけていたので、そこの様子も見に行くか。

メニューに「かけ」は無いが、「ざる」と同じ値段で提供してくれるらしい。

はしごするか。

このお蕎麦は・・・

冷たいお蕎麦の方が旨そうな気がした。お蕎麦の香りがしてこれはこれで上手いのだが。

確かに、店内を見渡すと冷たいお蕎麦がおススメと書いてある。

 素直に従えばよかったか?

でも寒いとね。負けるよね。

 

 2件ともかけ汁が辛目である。都会のそば汁では明らかに無い。蕎麦湯で3~4倍くらいに割ると飲める気がする。

というか、1件目の「ひらら」は蕎麦湯で割ってほとんど飲んでしまった。

 う、さすがに2杯目は多いか。

つゆ以外は全部食べた。「ごちそうさまでした。」

 久しぶりに蕎麦屋のはしごをした。

 ジジイとは恐ろしいもので、若い時には2,3杯平気であったのに、食が細くなった様な気がする。

(本当は気がするだけである。もしそうならば、もう少しスマートでないと嘘だ)

 

 


手打ち蕎麦くにえだの蕎麦でエネルギー充填する。

2018年10月12日 | 蕎麦行脚

 手打ち蕎麦くにえだは菊川と掛川の境付近にあり、富士川(富士市)からだと東名を使っても、1時間半くらい掛かる。

 まして、営業日が平日限定となれば井月庵(せいげつあん)にとっては途方もなく遠い。

一年に1回伺えるかどうかである。

 片倉英統さんのブログでNHKのテレビ番組に取り上げられたのを知ったが、時すでに遅し、番組は見逃してしまった。

 平日の昼間で、あちら方面の仕事にかこつけてどうにか、1年に1回というところだ。

 

 10月12日(金) 遂に待ちに待った機会が訪れました。

 

 ああ、「うまかった。」

 他のお客さんが居なければ、もうしばらく会話を、蕎麦の時間を楽しみたかったが、独り占めはいけないので、腰を上げた。

 おやじさん:「どうにか、10年目を迎えました。記念の粗品を用意しました。」

  俗に、飲食業は開店当初の翌年に店じまいする確率が90%、以後毎年10%ずつ減少し10年目で、永続的に経営できる基盤ができたとされているらしい。

 せいげつあん:「おめでとうございます。10年続けば馴染みのお客もついてひと区切れですね。」

 個人蕎麦屋の場合、10年目にそのリスクが0%になるかというと、年齢や肉体や家族等により別の危険が増加することになるが・・・

  おやじさん:「はい、100歳でも蕎麦が打てれば店を続けられます!!」

  ああ、おやじさんの青春はまだまだ続くようだ。

 

 そういえば、井月庵が自分の今年のソバが台風被害のために不作に終わりそうな旨をはなしたら、おやじさんは24号、25号の塩害で自分のソバ畑も全滅したが、静岡は霜が降りるのが遅いので、今年は先週3度目の播種をしたと話されていた。

 飾らず、奢らず精神の堅牢さは苔むした岩の如きである。

 

 井月庵は蕎麦を頂いて、腹と共に心も満たされた心持になった。

 「ごちそうさまでした。」

 

  記念品はこちらであった。 これはちょっとお宝だ。

 

 

 

 


静岡そば打ち同好会 藁科へ行く

2018年04月28日 | 蕎麦行脚

去年の駿府匠宿での、そば祭りの折に知己を得た藁科の皆さんにお願いして、蕎麦打ちの見学に行ってきました。

いつも一人でそば打ちしているために、たまには大勢でそば打ちしている様子が羨ましく思えてきます。

6時から6時半ごろに各自がそれぞれのペースで集まって、思い思いのタイミングでそば打ちを始められています。

皆さん10年近く活動を続けられていて、各自が勝手にそば打ちをしている様で、そうではなく。すべての作業が流れるように進捗していました。

それでいて、早く終わった方が次の工程、湯沸かし、食器の用意等を誰が言わなくても作業が流れていきました。

「ああ、この時間全てがそば打ちの時間」なんですね。

講師は静岡そば打ち同好会の会長でもある中田さんです。各自の打ち台を回って指導されています。

今回非常に驚いた加水方法がありました。

木鉢に第一加水を粉体の40%程度の水を入れた後に、そば粉を篩で篩って後から入れるのです。

通常は粉に水なのに、水に粉の順番は驚きです。そして、しばらく置いて置くそうです。

こうすることで、そば粉が水を吸って繋がりが良くなるとのことでした。

グループの方が、鮎の甘露煮を持ち寄られて、蕎麦のお伴になっていました。

大変柔らかく、頭から尻尾まで全部食べられる例の奴です。旨いに決まっています。

各自、自分の蕎麦を自分で茹でて、賄いされていました。ありがたいことに、井月庵もご相伴にあずかることが出来ました。 ありがとうございます。 モチモチ感のある出羽かおり。大変美味しかったです。

そば打ちのモチベーションが上がります。見学だけだったので、明日からの連休中にそば打ちをしたい衝動が湧きました。


5月は緩急が激しく、心がふわふわする。

2017年05月15日 | 蕎麦行脚

『そばで遊ぶ、そばに遊ばれる日々 そば切り井月庵(せいげつあん)』のブログが4月から更新していませんでした。

仕事が思いのほか忙しく、また思い通りに行かない事もあり、精神的にもクタビレテいました。

また、二段位の昇段試験に向けて毎週、練習していました。作業時間はどうにかなりそうだという自信も付きましたが、認定会からの「受けてもいいよ」という回答が得られないままでした。

5月初めの連休も、子供達が大きくなると、それぞれが、それぞれの世界で忙しく、家族でどこ行く訳でもなく、何をするでも無く。纏まって休みが取れるときになって急に「あれ、一人でやること決めてなかった」となりました。

 

こうなると、途端にモチベーションも落ちて、つげ義春の「無能の人」を寝転んで読み出したり、老後について考えだし「戒老録」を読んだり・・・ゴロゴロと本を読みだします。

死ぬまでに作り切れないほどためてしまった模型キットの中から、グイローズのバルサプレーンモデル「P-47サンダーボルト」を引っ張り出し作り始めたのは、連休も後半になった5月3日から。

 

 

5月10日(火) 蕎麦打ち段位認定会から、「受験できます。ゼッケン番号は第1組〇〇番」と言う手紙が来ました。「おお、受験できる!」「え?!第1組!!こころの準備が・・」「なになに、5月29日(月)講習会があるよだって!・・平日じゃん、どうしよう」

「いやいや、年に一回の貴重な修練の機会だ、逃すまじ、有休取ろう。(残りあるのか?!)」

5月11日(木)仕事帰りに、東名駒門パーキングに立ち寄り一休み。新装開店で「みくりやそば」がある。値段730円?はちょっと高いけど、モノは試しだ。と食べてみる。

  みくりやそばは御殿場市が2,3年前から官民一体で売り出し中のお蕎麦。つなぎに「山芋」を多量に使って水は加えない。ニンジン、シイタケ、鶏肉を甘汁で煮て甘めの強い汁をかけていただく。

昔ながらの地元の蕎麦で、井月庵も子供のころは、少し離れた富士市であったが、正月に茹で置きの蕎麦を軽く湯煎して、具たくさんの汁をかけて何杯も食べた記憶がある。そういう記憶があるから、一杯では足りないが健康診断が怖いのでやめて置く。

 

5月13日(土)静岡ホビーショウに行く。大雨の影響で、人は多少、少なかったが、車は大渋滞。駐車場に車を入れるのに1時間半位かかった。これに移動時間もいつもの1.5倍かかっているので、途中で心が何度か折れそうになった。が、一度列に並ぶと容易に抜け出せない。

装甲車の車体にヒトマル式みたいな砲塔が載っている車両を発見した。これを使うときは、日本にミサイルが飛んできた後だと思うが、どこかに派遣されて使う可能性も考えられるし、どちらにしてもありがたくないか。

 

5月のこの時期は、毎年、寒暖差も大きく天候も急変する中で、イベントも多数あり、魂がふわふわしてしてしまう。

そういえば松尾芭蕉が1689年に46才で奥の細道を歩き出したのは5月16日(旧暦3月27日)のことらしい。