そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

平成29年素人そば打ち段位認定講習会(二段)へ行く

2017年05月29日 | 段位認定

去年の5月に初段位の認定試験に合格したことに気を良くした井月庵は、野望を燃やすこととなりました。

表題の通り、二段位にチャレンジしようということです。独学のため、果たして二段位に挑戦できる実力があるか無いかも定かではありませんが、そこはヒトリの気楽なとこ。誰も止める者もおりませんので、勢い手をあげました。

 

5月29日(月)

翌週に本試験を控えて、本日、千葉県で二段位の講習会がありました。正直なところ、この講習会が井月庵には大変ありがたく、色々とご指導を頂ける大変貴重なチャンスです。本試より講習会の方が勉強になったりします。

静岡から、東名に乗って、東京を横断して千葉県四街道へ。東京までは順調でしたが、各地で行われた運動会の振り替え休日でディズニーシーが大渋滞とカーラジオから流れてきました。グーグルマップは、いち早く乗ったばかりの首都高を降ろして下道を走らせようと誘導します。が、そこは田舎者、何回かコースを無視して首都高迷路にはまり、結局グーグルの言うことを聞かざるを得ないのです。

結局会場に着いたのは12時、朝8時に家を出たので4時間係りました。まあこんな話はどうでもよろしい。

 

 本日、講習会でご指導を受けたことを忘れないうちに記載しなければ。

・前掛けを前で結んで和食の職人さんみたいに巻いていたら、出っ張りがあると邪魔になるから、前掛けの上部を折り返して結び目を隠した方が良い。

・フルイの持つ位置がよろしくない。フルイの枠の強度を考えて、枠の合わせ目を持って篩うこと。

・水回しの手の動きが小さい。(これは去年も言われた。)もっと体全体で鉢の中心だけでなく、周りまでよく撹拌すること。

・水回しが途中で造粒作業に入っていないのに時間を気にして工程を飛ばすのは、大きな減点になるし、第一美味しいお蕎麦にならない。ちゃんと適正加水を考えること。

・手で直接、水を受けるのは、手が汚れる原因になるので、出来るだけ行わない方がいい。

  ここまで水回しでご指摘を受けた。かなりヤバいぞ!

結局、水回しがちゃんと出来ていないため、ひびや傷ができやすく、麺体も延びがたかったことから、丸出し、四つ出しと小さく、幅出しも思うように大きくなりませんでした。

 時間内に何とかしようと、延し厚も2mmくらいにして、切りも太くすることで時間内に収めましたが、これは「切らず玉」だったんだろうと、かなり落ち込みました。

延しの悪い原因が、水回しにあることが余りにも明白なため、逆に指導を受けることも出来ず。

・たたみで、打ち粉を麺体に振って撫でるのはNG。(ちょっとはいいよと言う加減が判らず、あえて撫でたら、「それはダメ!」とすぐに指導が来ました。井月庵にとっては、こん位でダメだというもとは、ほとんど撫でてはだめだということと判断。)

・切りで包丁が斜めから入っている。真っすぐ降ろして倒すという基本に忠実にしなさい。

・切って、コマを開いて打ち粉を落とす段階で、輪の部分を切り板に打ち付けると、粗びき粉の時に切れやすくなるため、軽く開く程度が将来的には必要であり、習慣付けておいた方がいい。

・ビニールの袋はぐるぐると丸めるより、きちんと畳んだ方が見栄えが良い。

・麺棒の下にタオルを挽いておくと、打ち粉で散らかった時でも片付けが早い。

・最後の切りは太くなりがちなので、最後まで丁寧に切ること。

・包丁を延し板の端、麺棒のごく近くに置くのは危険であるので、ある程度離しておいた方が良い。

・鉢からこぼれたそばを手で直接拾うより、練り消しみたいに少しダマにしたそばで拾った方良い。

・手は必ず流水で洗うこと。

・水回しだけでなく、延しの時も体の動きが小さいので、もっと大きく動いた方が良い・

・フルイは刷毛等で掃除するだけでなく、タオル等で拭くと、きちんと粉が取れる。(一応やったが、粉が残っていたので、やった振りということになってしまった。)

・最後の見栄えを考えて、舟に並べる順番を前後させているが、やるなら、きれいにやらないと、かえってサカシイ。

・舟に入れる時に、左手の返しが足りないので、並べたときに輪の位置で蕎麦がずれて、並べた長さが揃っていない。もっとお辞儀をするくらい上体を倒して手首を反す必要がある。(麺をきちんと気を付けさせること)

 

おお、いろいろご指導受けてます。大丈夫なのかオレ!? 

何故か帰りの首都高は余り混雑もせず、6時半に家に戻った。往復400kmいろんな意味でくたびれた。

 まあ、なんだカンダで1年間の総括となるので上手くいけばいいのだが・・・・・

 


5月は緩急が激しく、心がふわふわする。

2017年05月15日 | 蕎麦行脚

『そばで遊ぶ、そばに遊ばれる日々 そば切り井月庵(せいげつあん)』のブログが4月から更新していませんでした。

仕事が思いのほか忙しく、また思い通りに行かない事もあり、精神的にもクタビレテいました。

また、二段位の昇段試験に向けて毎週、練習していました。作業時間はどうにかなりそうだという自信も付きましたが、認定会からの「受けてもいいよ」という回答が得られないままでした。

5月初めの連休も、子供達が大きくなると、それぞれが、それぞれの世界で忙しく、家族でどこ行く訳でもなく、何をするでも無く。纏まって休みが取れるときになって急に「あれ、一人でやること決めてなかった」となりました。

 

こうなると、途端にモチベーションも落ちて、つげ義春の「無能の人」を寝転んで読み出したり、老後について考えだし「戒老録」を読んだり・・・ゴロゴロと本を読みだします。

死ぬまでに作り切れないほどためてしまった模型キットの中から、グイローズのバルサプレーンモデル「P-47サンダーボルト」を引っ張り出し作り始めたのは、連休も後半になった5月3日から。

 

 

5月10日(火) 蕎麦打ち段位認定会から、「受験できます。ゼッケン番号は第1組〇〇番」と言う手紙が来ました。「おお、受験できる!」「え?!第1組!!こころの準備が・・」「なになに、5月29日(月)講習会があるよだって!・・平日じゃん、どうしよう」

「いやいや、年に一回の貴重な修練の機会だ、逃すまじ、有休取ろう。(残りあるのか?!)」

5月11日(木)仕事帰りに、東名駒門パーキングに立ち寄り一休み。新装開店で「みくりやそば」がある。値段730円?はちょっと高いけど、モノは試しだ。と食べてみる。

  みくりやそばは御殿場市が2,3年前から官民一体で売り出し中のお蕎麦。つなぎに「山芋」を多量に使って水は加えない。ニンジン、シイタケ、鶏肉を甘汁で煮て甘めの強い汁をかけていただく。

昔ながらの地元の蕎麦で、井月庵も子供のころは、少し離れた富士市であったが、正月に茹で置きの蕎麦を軽く湯煎して、具たくさんの汁をかけて何杯も食べた記憶がある。そういう記憶があるから、一杯では足りないが健康診断が怖いのでやめて置く。

 

5月13日(土)静岡ホビーショウに行く。大雨の影響で、人は多少、少なかったが、車は大渋滞。駐車場に車を入れるのに1時間半位かかった。これに移動時間もいつもの1.5倍かかっているので、途中で心が何度か折れそうになった。が、一度列に並ぶと容易に抜け出せない。

装甲車の車体にヒトマル式みたいな砲塔が載っている車両を発見した。これを使うときは、日本にミサイルが飛んできた後だと思うが、どこかに派遣されて使う可能性も考えられるし、どちらにしてもありがたくないか。

 

5月のこの時期は、毎年、寒暖差も大きく天候も急変する中で、イベントも多数あり、魂がふわふわしてしてしまう。

そういえば松尾芭蕉が1689年に46才で奥の細道を歩き出したのは5月16日(旧暦3月27日)のことらしい。