そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

ケロシンランタンで遊ぶ その7 知らない間に増殖する!?

2019年07月08日 | ケロシンランタン

 ケロシンランタンで遊んでいる。

 ジャンク扱いの中古のケロシンランタンをオークション等で入手して、レストアすると、致命的な損傷でない限りほぼ明かりが灯る事に感動を覚えたのが深みにハマることに為ってしまった。

 

 分解して、掃除して、圧力漏れをクリア出来れば、構造が簡単な為に、ほぼ確実に復活するのだ。

 

 以前のランタンの持ち主が、ほんの少し構造を理解することに努めれば、手放さずに自分でメンテナンスができる。

 煤や錆、タールにまみれた汚れたランタンを見つけると、「救い出してあげなくては!」と根拠のない義憤に駆られて、思わずポッチとしてしまうようだ。

 これはいけない。

 前から家に居たランタンに加えて、気がつくとテーブルに並べられるほどに増殖してきた。

 

 つい数時間前も、オークションでレアなプレッシャーランタンを見つけて、競り合ってしまった。

 しかし、良く考えれば、ランタンのレストアが楽しいだけなのだから、高い金をはたいてレアモノに手を出すのは男として修行が足りない。と思い立ち、踏みとどまることが出来た。

 

 危ない危ない。井月庵は一人暮らしではないのだ。嫁に上手い言い訳が立たない以上、体外にしないと。

 7月7日(日)

 月に一度のそば打ちの日だ。須津の公民館のそば打ち講習会に参加した。

 そば打ちは相変わらず、上達しないが、それほど下手になっては居ないようだ。

 


ケロシンランタンで遊ぶ その6 3種類のバタフライ

2019年06月15日 | ケロシンランタン

 ケロシンランタンで遊ぶうちに3種類のバタフライランタンを入手しました。

 現行品の中華ランタンとビンテージ性のある真鍮バタフライ2品です。

 まあ、現行品の中華バタフライも、いじってしまったので、最早比較する状態ではないのですが・・

 まずは3兄弟そろい踏み

 

 トップフードの窓の形状が違います。

 まずは、フシミっぽい真鍮バタフライ(仮に真鍮バタA)

 

 次に余熱バーナーが鉄製の真鍮バタフライ(真鍮バタB)

 

 そして、中華バタフライです。

 

 

 フレームチューブの形状も細かく違っています。実際に、真鍮バタフライは、ペトロマックスの部品とかなり互換性がありますが、中華バタフライはペトロの部品がそのまま使えないと考えた方が良いようです。(中華バタフライにペトロの部品を使うメリットがなさそうです)備品のスパナも寸法が違います。

 真鍮バタAのポンプのノブは蝶々が7つ星です。

 

 真鍮バタBのノブは 蝶々が6つ星です。

 

 真鍮バタAのホヤは今回割れていましたので、真鍮バタBのレストア用に入手した部品取り用の真鍮バタについていた西ドイツ製のペトロマックスのホヤを乗せました。

 

 鏡文字になっていて申し訳ありませんが 「Made in West Gemany」 とペトロのマークにEがあるのでこれだけでもチョットしたものです。

 真鍮バタBは純正のグリーン蝶々です。

 

 真鍮バタAの割れたホヤも焼け焦げて割れたグリーン蝶々のホヤでした。

 まあ、互換性が高いので入手し易い部品を使いまわしている可能性はありますが、真鍮バタAの割れたホヤがペトロでないSCHOTT印だったら更に上々なのですが。

 6月15日(土) 天候不順で朝から肌寒い雨の一日になりました。

 ケロシンランタンを点灯しても暑くなく、まだまだ遊べそうです。

 

 

 

 

 

 

 


ケロシン(灯油)ランタンで遊ぶ その5

2019年06月15日 | ケロシンランタン

 ここ2カ月ばかり、加圧式ケロシンランタンで遊んでいます。

 限りなくフシミ製作所のバタフライランタンの可能性がある真鍮ランタンをレストアしています。

 タンク周りを組み立てて、圧力の抜けを確認します。燃料を入れないで100回くらい加圧して、泡ハンドソープを接続部に塗ってエアー漏れを調べ、漏れがある場合は、板鉛を細く切って、鉛ワッシャーの替りにします。

 ここまでで、取り換えた部品はポンプの革部品だけでした。(ニードルも現物使用です。)結果的に、加圧も良く、30分程放置しても圧力の抜けが無いようです。

 早速、全部組み立てて(ホヤは別部品となりました)まずは様子を見ながらアルコールでプレヒートして点灯を試みました。

どうやら、使えそうです。

 このまま、2時間ほど観察し、急激なエアー漏れ、異常燃焼の有無を確認します。

うん、良い買い物をしたようです。また、木製ケースを作らないといけないかも。

 

 翌日、加熱バーナーのプレヒートによる点灯を試みます。

 一般的には90秒のプレヒート時間なのですが、ここは余熱バーナーの使用テストなので120秒間と長めに予熱して、異常燃焼、エアー漏れ等を点検します。

ちゃんと点灯することが出来ました。

シルバーメッキのお手頃リフレクターを乗せて、

うん! 使える!!

 おそらく、30~40年前のランタンが令和の世の中に復活しました。

これがあるから、ケロシンランタンは楽しい。やめられない。

 

 バタフライランタンは3タイプ揃いました。次にはその違いなどを少し紹介したく思います。


ケロシンランタンで遊ぶ その4 真鍮バタフライランタン

2019年06月13日 | ケロシンランタン

 ヤフオクで真鍮のバタフライランタンが出ていました。

 特徴は「東京フシミ」の日本組立のバタフライランタンを示していますが、気になる所が3点程。

 

 とはいえ、数千円で落札したのでモノになるかどうかが最初のハードルです。

 送られて来た状態を

 余熱バーナーも真鍮製でした。さて気になる点とは

 ・ガラスのホヤが割れています。別ストックで西ドイツ製のペトロマックスのホヤがあるため、そちらの使用を考えましょう。

 ・トップカバーのてっぺんにプラスネジが無いのですが・・・わざわざ穴を開けるのもどうかと思います。

 ・フシミのシールがタンクに見当たりません。はがしてしまえばそれまでなのでしょうが・・・唯一の強力な証拠なので、これが無いと「フシミと同じパーツを90%くらい使っているけどフシミとは言えない」という事でしょうか。

 タンクも大丈夫そうなのでまずは「サンポールで酸洗い」してみます。

かなりピッカピカになりました。「これでもかのバタフライ」です。 サンポールにつけて、真鍮ブラシで磨いて、ピカールで仕上げをしてみました。

ここまでは順調です。どうやら使えそうなレベルでした。これは良い買い物をしたと思います。

 

 

 

 

 


ケロシン(灯油)ランタンで遊ぶ その3

2019年05月28日 | ケロシンランタン

 完全にランタンおじさんと化している。

 

 中華製のバタフライランタンとは別にシンガポールにも中国系であるがバタフライ社が存在し、数十年前はまではペトロマックスと同様にオール真鍮製の加圧式ケロシンランタンを作っていました。

 現在は鉄製に材質変更して製造しているようなのですが、ネットを見ていたら、数十年前まえの中古のランタンが出ていました。

 紆余曲折の結果、ニコイチで中古ランタンが復活しました。

 

 トップリフレクターはとりあえず中華バタフライの物を載せておきます。

 

 中華バタフライのつまみ(取っ手)の類は改造してしまったので、比べられませんが、トッフフードの形状、フレーム下部の孔形状、余熱バーナーの取っ手形状、ホヤのマークなど違いがあります。

 日本で組み立てられた真鍮バタフライはビンテージとして貴重なランタンになって居る様ですが、井月庵の真鍮バタフライは諸所の特徴からシンガポール製と断定して間違いないです。

 とは言え、現在は生産されていない品物であることに間違いはないのできれいにレストアしました。結果的に1万2千円くらい掛かってしまいましたが、まあランタンおじさんとしては十分にレストアで遊ぶことが出来ました。

 

 ケロシンランタンにすっかりやられてしまったため、コールマンの並行輸入品ケロシンランタンにも興味が・・・・

 

 そう、左に見切れている緑の奴です。

 圧力計なし、余熱バーナーなし、ノズルは金属製でチェンバーと一体、アルコールヒートのみのシンプル設計は、ペトロ系でいろいろと成長させて頂いたランタンおじさんには気持ちがいい位、スカッとしています。

 燃費は同じくらいなのに、純正マントルが悪いのか、真鍮バタフライの方が目に痛い明るさです。

 まあ、アメリカかカナダか知りませんがコールマンの、中華製以外のケロシンランタンが1万数千円で購入できます。(でもホヤは中国製と書いてある)

 

 

 日が伸びて、6時頃でもまだ明るいのに、ランタンおじさんは点灯したくて居られません。

 コテツ(柴♂7歳)は裏庭で放し飼い状態ですが、「ご褒美」以外に興味も示さず、自分のエリアに侵入してくるランタンおじさんに後ろを向いています。

 

 この後は・・ガスコンロを持ち出してジンギスカン鍋となりました。

 

 蕎麦は、月に一度のカルチャースクールのみとなっています。