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【《eve@i》のおまけ/大統領に靴など投げてはいけない!】

2008-12-28 | ・nTinDEEP



前回「08 Udj+Christmas特集」の最終章(実は《eve@i》の最終章)その3話として、
テレビなどの報道では、今この時代は「不幸の時代」にあるあるらしいという事から、それに対して、

不幸の時代というものは、ある意味、恐怖の時代だ。
その「恐怖」の時代の究極にあるものが、戦争であったりする。

とかいう自分の中から発したリアクション=危機感を述べ、

そいじゃー、その反対側にあるもの、不幸・恐怖の反対とは、いったい何かとゆーと、
愛。とゆーことになる。

として、その危機感を打ち消す自分なりの智慧をココで一生懸命書いて、
その今年のココのクリスマス(《eve@i》)の幕を閉じたわけだけど、

そんな事など何の役にも立たぬほどに、すぐさま、イスラエル軍が、
イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザに激しい空爆を行い、
少なくとも205人が死亡するという事件が起きた。

それは、まるで、前回書いた

不幸の時代というものは、ある意味、恐怖の時代だ。
その「恐怖」の時代の究極にあるものが、戦争であったりする。

のその究極が起きてしまったということでもあって、
まぁ~た予言じみたしかも全然良くない予言な話になってしまったみたいで、
せっかくの「Udj+Christmas特集」も《《eve@i》》もそんなものになってしまってクソ面白くない。

そのイスラエル軍の空爆で、まず思うのが、
あのブッシュ大統領に靴投げた記者の事件だ。

あの事件の映像は世界中に発信され、世界中の人があれを目撃したわけだけど、
その後、中国のインターネット掲示板では、「よくぞやった!」
「ブッシュは戦争犯罪者だ。フセインより悪質」「侵略者は、攻撃される気分を味わうべきだ」、
「やっと大量殺戮兵器がみつかった。それは2個の靴だった」などと靴を投げつけた記者を絶賛する書込みが殺到し、
靴の製造元に同じ靴の注文が殺到したり、あの靴を何億で買いたいとか、婿にしたいとかいう者まで現れたり、
日本のワイドショーでも、コメンテイターの一人が「私も何かアイツに投げつけたい!」
とか言って他の出演者に拍手されたり、ネットではすでに、
イラク人記者がブッシュ米大統領に靴を投げ付けた騒動をテーマにしたオンラインゲームが登場し、
その一つが15日に登場してから4日で早くもインターネット競売大手の米イーベイに出品され、
5215ポンド(約70万円)で落札されたり、
靴を投げつけられた大統領の国のアメリカでさえ、ホワイトハウスの前でアメリカの反戦団体が、
着ぐるみブッシュ大統領に靴を投げつけるパフォーマンスを行ったり、
ブッシュ大統領は、本国アメリカですらそうであるように世界中の悪者とされ、
あのブッシュに靴を投げつけたイラク人記者は、その無礼に非難を浴びるどころか、
今や世界中から「英雄」扱いを受けるほどにもてはやされている矢先に、
イスラエル軍の空爆は起きたわけだス。

私は、そのイスラエル軍の空爆と、ブッシュ大統領に靴投げたイラク記者の事件は、
どうしてもつながりを持つように思えて仕方がない。

ブッシュ大統領に靴投げたイラク記者の事件が起きなかったら、
今月19日にイスラエルとハマスとの停戦が終了を宣言されるやいなや、
ハマスがイスラエル南部に向け、ロケット弾を発射する一方、直ちにイスラエル軍は空爆を加える
などといったエスカレートした衝突は起きてなかったんじゃないだろうか?

とか思ったりしてしまう。

それは本来まったく関係はないものであったわけだけど、
自国の家族や子供たちや友人など沢山の犠牲者を出したアメリカ大統領への「怒り」から
ブッシュ大統領に投げつけたイラク記者の靴と、
激しい空爆の末パレスチナに205人という沢山の犠牲者を出したイスラエル軍の投げつけた爆弾とは、
同じものであるということも言えるわけだス。
その原因が「怒り」からであるということにおいて。

だから、私は思うわけだス。

もしも、あの映像が世界中に発信されることがなかったら、
もしも、自国の沢山の家族を殺されたアメリカ大統領への「怒り」から、
靴を投げつけたイラク記者が、あのように世界中から英雄扱いされることがなかったら、
もしも、ブッシュ大統領に靴投げたイラク記者の事件が起きなかったら、
イスラエルもパレスチナも、停戦終了するやいなや、それほどいきなり衝突をエスカレートさせて、
そんなに沢山の犠牲者を出すほどに悲惨な爆弾の投げあい=戦争をするまでには、
到らなかったんじゃないだろうか。


一人のイラク記者が一人のアメリカ大統領に投げつけた「靴=怒り」は、
世界中の人の心を動かすほどの感銘を与えたことで、
それとほぼ時を同じくして停戦終了宣言によって再び発火させていた
パレスチナとイスラエルの双方への「怒り」と同調共鳴して、無意識の中で拡大しながら、
沢山の犠牲者を出すほどにエスカレートした「爆弾=怒り」を落とさせたりしたんじゃないだろうか。

と。とても強く思うわけだス。

だったとしたら。
やっぱ、イラク記者はあのような場所で、あのような事をしてはいけないのだ。
何故なら、犠牲者の心を思い知れ!と怒りの靴を投げつけた事で、
さらに大勢の犠牲者が出たわけだからだ。

でもそれは決して飛躍した考えでも、無理に結びつけたような話でもないと思う。
また、靴を投げつけたイラク記者の行為は、決して英雄などと呼ぶべきものではないと思う。

何故なら、たとえその気持ちは人を頷かせるものであったとしても、
やっぱやっぱやっぱやっぱやっぱやっぱやっぱやっぱやっぱやっぱ。
その人が本当に「記者」であるならば、世界中にその映像が発信されるあのような場所で、
決してあのような行為をしてはいけないのだ。

それは、たとえ勇敢にもアメリカの大統領に向って、
「犠牲者の心を思い知れ!」と正義の名のもとに靴を投げつけたとしても、
それは、勇敢でも正義でもなく、ただただ「怒り」だけを現した
礼節を欠いた子供のような稚拙な行動であり、ましてや「記者」であるというのなら、
まったくもってあるべき態度ではなく、そうでないというなら、
その中に絶対なければいけないものがあるかどうかをみればわかるわけだス。
「愛」が。真実の。
いいや在る!と彼は言うかもしれない。在るからこそ世界中の人の心を動かしたと。

なこといおうもんなら、なーに言ってんだおめー。と私は思うわけだス。

おめーのした事で世界中の人の心はどのように動いたのか。
靴を何億円で買うといったり、婿に欲しいといったり、
おめーを英雄扱いしては騒ぎ立て、ただただ感情的にアメリカ大統領への憎悪を高め、
ブッシュがいかに極悪非道な政治家であるかをひろめたり、特に最低なのはアメリカの反戦団体で、
ホワイトハウスの前でブッシュの着ぐるみに靴を投げつけるパフォーマンスなど、
ゲスのすることで、そんなもんを反戦団体だとさせておくこと自体が犯罪で、
真の反戦団体というなら、ブッシュもイラクの記者も両方を愛するような行為、
記者の起した行為の理解を示しブッシュに呼びかけ一緒に反省行を行うとか、
また記者に対してもあなたの起した行動は世界中の人たちの心に「不満」や「怒り」を発火させるものではあるけれど、
決して犠牲者を絶やすための行為ではないばかりか、さらに犠牲者を出すような行為であり、
「記者」であるというなら、その行為で世界の人たちに「怒り」ではなく「愛」を与えるようでなければ本物とはいえない。
と、ソッチにもメッセージを送るようであってこそ、ニュートラルつまり愛と言えるわけで、
そうでない限りは真の反戦団体と言えない。
自国の大統領の着ぐるみをつくり、ホワイトハウスの前でそれに対して靴を投げつけそれで、
立派に反戦運動してるなどと、愚かにもほどがある。最低な団体だ。

アメリカに勝手に戦争起され大きな犠牲と被害を与えられた事も事実だけど、
アメリカによって救われたこともなくはないはず。アメリカが駐留してるおかげで治安も守られている面だってあるはず。
アメリカが出て行ったら、自分たちの力でどれだけ国をまとめられるのか。多分めちゃめちゃだろう。
そんなアメリカに対して、100%極悪な国だとか極悪な大統領だとか言って怒ってばっかいたら、
またまた変な独裁者が現れたり内戦が起きたり、もっと拉致があかなくなるんじゃないのか?

また、いくら本当にアホだとしても、世界中でアメリカを嫌悪しバカにし舐めまくるようになっていったらどうなる?

たとえアホでも、アメリカ以外にどの国が地球の人類をまとめられる?
ロシアか?中国か?イギリスか?ドイツか?フランスか?イラクか?イランか?インドか?アフリカか?
それとも北朝鮮か?他にどこもないだろ。アメリカ以外。

それなら、アメリカをただ嫌悪したり憎んだり怒ったりバカにしてたらアメリカはどうなる?
アメリカが卑屈になって、全部の国を敵にまわして自分たちだけで閉じこもったりしたらどうなる?
果たして人類は平和で幸福になるのかな?ならんならんぞ。

人類は100%破滅するだろうに。

だから、怒ったり靴投げたりしてるだけでなく、しっかりと他の国のみんなは、
愛してあげなきゃいけないんだ。それは怒ったり嫌悪するんじゃなく、
叱ったりすることも出来なきゃだめだということじゃん。それが愛じゃん。
何とか、みんなで、アメリカのちんこちゃんとに方向正して勃起させておかなきゃいけないんだ。
そのちんこを、「これがさよならのキスだ!思い知れ!」とかいって靴投げつけてても、
アメリカを殺しはすれ生かすことなど出来ないんだ。
みんなで殺し合ってて憎しみあっててどうするんだ一体。
そういう人たちこそ、理想の世界とは逆の世界を築いてしまってる事に気づかない。

アメリカは巨人軍と同じでさ。いくらださかろうとヨソから金で良い選手奪おうと好きになれなかろうと、
巨人が衰退してしまったら、野球界全体が衰退してしまうんだ。
夏になって夕飯時になると、必ずテレビで巨人戦が観れてた時代と観れなくなってしまった今の時代と、
どちらが良い?必ずテレビで巨人戦が観れてた時代のが良いに決まってる。
それだけで世の中、日本の景気は悪くもない。という事になるんだからして。
それが今、毎試合放送しない。スカパーかなんか契約しなけりゃ観れない。
そんなんじゃいけないんだ。おりゃーさびしーぞぉ=!って話がチョー個人的な話になってしまった!

とにかく。

こうなって欲しい。ということとは正反対の事やってる。大体がみんな。
愛す事ができないから。

本当にもうこれ以上犠牲者を増やさなくさせるためには、怒って靴投げてたってなおさら増える一方じゃん。
そんなこと正義感だとかいってするヤツなど、はっきりいって偽善者じゃん。
所詮、自分のこと、自分の国だけのことしか考えてないじゃん。
つーか自分のことも自分の国のことも本当には考えてないんだけど。紛争は増えるだけ。
今の時代、国とか関係なく、人類全体のことを考えて行動判断できなきゃ、愛じゃないだろ。
つながってるんだから。人間は。どこの国の者であろうと。
進化しなきゃいけないんだからもう人間はほんとーに。

進化するために必要なものはただ1つだけ、それが、愛。だっつーてんじゃん。

政治家よりもマスコミよりも、どいつがいけない。って、庶民=私たちほどいけないヤツらはいないんだから。

麻生首相がどーだって言っても、政治家を選ぶのは私たちなんだから。
マスコミの報道だって、その報道を聞いて判断するのは、私たちだ。
政治家も教育者もマスコミも、世の中は、絶対多数の私たち庶民の情緒で動かされてるんだから。
強く逞しい頼れるリーダーがいないという事だけど。
そういうようなヤツの登場を私たちは本当に望んでいるかといえば、そうでもなく、
むしろ、そういう理解難しそうな突出したようなヤツに対して、嫉妬や妬んだりして、
私たちはえてして殺すような事してるんではないか?
かつて日本の宝でもあった黒澤明を自殺未遂に追い込んだように。
撮りたくても撮る事の出来なかった黒澤明に映画を撮らせたのは、日本人ではなく、
ロシア人やコッポラやルーカスなどの黒澤を尊敬し愛してやまない外国人たちだっただろ。
麻生首相だってあれだけ首相選挙の時、誰もがダントツで麻生が最も相応しいと思ってたはず。
その世間での人気世論に追い立てられるように自民党は麻生を総理に選んだようなもんで、
それが麻生はダメだとしてその責任があるとしたら、私たちにもあるべ。
それを人ごとのように批判してて。

あら、なんか。世間を敵にまわすようなことえらそーに書いてて。世間批判かい。やべ。
しかし俺だってその世間だ。俺も含めて批判してんだ。

とにかく。愛なの。それっきゃないの。

もいちどいっとかなきゃ。



そゆわけでみんな良いおとしおー!