U+B+A :udj+blog+artworx

welcome to U+B+A in saybow(2005~)

【それは想定外な濃いー復活かいさん感動マニアックLiveだった】

2008-07-28 | ・Live


さてそゆーわけで、27日、7THでの100万年ぶりに復活した
「Saybow&theR+X+S」のLive。の話をしよかに。

Liveを終えて今思う事は、それをずーっと待ちわびていた熱きファンのやつらにとっては、
期待以上のものであったと思える。だけどその分だけ、バンドを知らない一般のお客さんには、
ちょっと濃すぎてクドいと思われたかもしんない。それなら自分の責任だ。
それは自分の中でのこのバンドに対する当日の深い思い入れなどが原因かもしんない。

私がこのLiveでやりたかったこと。それが出来るだけ自然でしかして濃すぎなものであったんだし。

「Saybow&theR+X+S」の復活Liveということで、そのバンドを復活させるということなんだけど、
私はこのバンドの原点を100%復活再現させてみたかった。
ふつう考えそうな、「今のSaybow&theR+X+S」を見せる。には興味なく、
まだ誰にも知られてなかった最も旬だった頃のSaybow&theR+X+S、そのノリを、そのステージの波動を、
その呼吸を、完全に復活させてみせたい。という濃いもので、
SEイントロによる「ナウシカ」のあの思い切りすべるあの、
どーしたんだ?何があったんだ!パフォーマンスは、
その象徴でもあったわけで、あれはポニョへの賞賛と敬意を込めた、
同志であられる宮崎駿氏に捧げるこのバンド流の所信表明であり、
それを客席の我が愛する沢山のポニョたちに見せ唄い、
(しかし歌詞はサビのあのリフレンしか知らないゆえにあんなだったそこがいー)客席にも敬意を表す、
とゆーものであったのだが、あのような客席凍らすクレージーなる空気感になるとはつゆ知らず、
それはもう最初の時点で大いにすべりまくる空間の中での闘いになってしまった事は、
ある意味「Saybow&theR+X+S」は、その裏側かなり過激でマニアックなバンドでもあったことを証明する
面白い現象(ハプニング)だった。けど、
何しろすべりまくったのでその時間の長かった事、
しかし紙吹雪まで作って用意していたバンマスタクミのリベンジ頑張りほどに対して、
絶大なる敬意を贈りたい、ので、みんなもしてくれ。
とかとかなとにかくやってみたら予想以上にその全体的空気は、
真面目でクレイジーなるマニアック的濃い~ものになってしまい、
熱いファンは大いに楽しんでもらえたみたいだが、一般的にはその濃さゆえにちょっとばかし
くさクドすべり~気味なる感動もんの大したLiveであっただろーなーという事を、
反省かたがた伝えておこーかに。



しかし、力量無理そー、にもかかわらずやりたいことをやる勇気というものも、
Saybow&theR+X+Sの象徴でもあるます。
大平和あたたかフツーのおやじーバンド的イメージは晩年期に育った実り。
旬の頃は無謀すべりーのクレージーアホおやじーB級へたくそバンドだった。

それもこれもSaybow&theR+X+Sというバンド結成その当初は、あの 元Tのセーボーのつくったバンドとしては、
期待破れでB級つまらんバンドとして酷評されるところから奮起はじまる物語持つのバンドでした。



私は TENSAWというとても存在感の強いバンドにいたけど、実際、そのバンドは、
メンバー全員とても存在感があって、その作り出されるサウンドも含め、
カッコいーとよく言われてた。

そしてやってくうちにますますどんどんカッコいーカッコいーと多くの人に言われるようになって、
すると、これがどうしたものか、気分良い反面、怖くなってくる。
一人でも誰かにカッコわりーと言われることを想像すると。

するとだんだんカッコいーという事を必要以上に意識するようになってきて、カッコいーと言われぬと死んでしまいそーな強迫観念とかで?
とにかくふと気づくと、そればっか気にするような自分になってたり、
そうすると、それまで気分良く楽しくやってたことが、やりにくくなってきて、もちろん俺の原因で、
それまでなんかみんなとうまくやれてたのに、そうでもなくなってきて、
気づくと、それまで1つにまとまってたその強いカッコいー存在感的なものが、強いがゆえに、ギタギタしてきて、
自分としては、それが邪魔なものに思えるようになってきて、
邪魔だと思うと、それをとっぱらいたいと思う意識が起こって来るのは自然で、
そうなると、それはバンドだから、自分だけのではなく他のメンバーのソレさえも、
とっぱらわなくては、「無」にさせなけりゃ、ということで、しかしそれは、強いがゆえに、
とても「有」で、アリアリで、無なこととても不可能そうで、そうしてるうちにアリアリは、
どんどんアリアリになってきて、歌手担当の自分としては、そのどうしょも出来ない力量自分にあばかれ、
ちょっとした混乱が生じて、そんな中でとてもあいなど唄える心境ではなくなってきて、
なこんなでやっていたら、気づくとそのバンドは、
カッコ悪くも、その存在感によって、自滅崩壊してしまった。解散!

みたいな、まこれはあくまで自分だけの個人的な物語(フィクションかも?)だけど、そういう流れで、
そのバンドは最初潰れていったように、自分としては思う。みたいな。

そんな経緯体験からか、まだまだバンドで唄いたいと思う自分は、
カッコいーも存在感も気にせぬ、「無」なるバンドをやってみたい、
存在感のうすい、カッコいーくもない、むしろ、カッコわりーバンドをつくって、
カッコいーカッコわりーではなく「真実=ほんとーのもん」を追究した、自分自身を唄ってみたい、
それがホントの存在感かも、自分の存在感をとっぱらって感じるものが、ホントの存在感かも。



みたいな感じで誕生したのが、「Saybow&theR+X+S」だった。(フィクションかも?)

当初そのバンドは、Liveをやってみれば、 案の定、TENSAWと比べられ、
期待やぶれで、存在感「無し」だ。カッコいくない、つまらない。みたいな酷評を受けた。
しかしそれは正しく、実際本当にそーだった。つーか。
そー言われるようなバンドをやろうとしたんだから、それはそーで当然だった。



もちろん、つまらないカッコわりーと言われ、そう認識される事がそのバンドの目標ではない、
そんなんが目標だというヤツいたらソイツは悪人だ。
とにかくそんなのが目標じゃーなくて、ふんじゃーその目標は何かとゆーと、
それは目標そのものにあるわけなんだった。

カッコいーカッコわりーではなく「真実=ほんとーのもん」を追究した、自分自身を唄ってみたい、
それを実現させるには、まず歌手として未熟である自分の力量を熟成させないといけない。
それは、存在感を持った力量のあるバンドでは出せたとしても、ホンモンの自分自身の力量を見る事は出来ない、
それは、存在感うすそーな未熟なかっこわるそー的力量を持ってそーなバンドで唄わしてもらうことで、
自分自身のソレは見つける事が出来る。事を知るわけだス。



そしてそれはやってみると、自分も含めちゃんとに酷評されたわけなので、おかげでぼんぼん、
自分自身の未熟な力量は白日のもとに自らの前に照らされるわけだス。

ほんとーの自分自身の未熟な力量をあざやかにも鮮明に知る事でやって来るのは、
ほんとーの意味で、あざやかにも鮮明にも、へこむ気持ち(笑)。

でも。カッコいーカッコわりーではなく「真実=ほんとーのもん」を追究した、自分自身を唄える
よーになるには、そのへこむ心、まだまだ自分はダメで力のないことを思い知らされへこんだ心を
あざやかにも知る感じることで、まずその基礎が得られるわけだス。



「Saybow&theR+X+S」は、そのバンドとしてまさに最適で素晴しいバンドだった。

TENSAWに比べてはるかに存在感や力量や人気や評価の悪いこのバンドは、それにより、
まずもって、同じ未熟で力量のない自分、そのホントーの自分自身の心を教えてくれた。
それは、自分自身の心を唄えるための力がついてくる事でもある。
未熟でへこんだ自分自身のホントーの心を感じられる事は、その心を救うための力にもなります。
自分の中の沢山の力の無い事(部分)を真実体感出来ることは、それがやがて自分自身のウソも隠れもしないリアルな心を、
そのまま唄い伝える力となります。

それは自分自身の悲しいへこんだ心の歌であるけど、まぎれもなく心を唄う力でもあり、
まずもっての第一歩なのでありやす。

何故そんな事を言うのか。歌は心だからだあきら。

だから歌は人間そのもの、その力量の判断基準は、
カッコ良さや存在感のあるなしなどではなく、その人間性、人間の心を響かせ伝える、
人間を生かすための人間の心にこそあるんだと思いやす。

人間なら誰でも唄える。それが歌の凄さ。うたごころ。

だから上手くカッコよく唄ってる人より、下手でもカッコわるくも、なこと関係なく、
唄ってる人、唄えてる人のその心そのものの力こそが本来の歌唱力だと思ってる。
それが本当の意味で人に力を与える歌手なんだと思う自分。

「Saybow&theR+X+S」は、それ自体が、その意味と価値を含んだ「ロック・バンド」でした。

つづく


【まっもなく=Saybow&theR+X+S=2008】

2008-07-19 | ・Live



まっもなく
7.27.sun. 7th Avenue=YOKOHAMA
がまっもなく



このバンドの何年か前のアホリハ聞くと(下画像クリック)、
とにかく下手くそそーでそれよりもなによりもメンバーアホそー知能ひくそーで
ホントB級なバンドそーだ。しかし。
Liveになると、これが徐々に不思議に非B級的感動ほどに毎回ほどに良かった。

これはいまだに世界の謎だ。

今年7月その謎が忠実に再上映される。
私はそのバンドを知らなかったやつとかに、
このバンドが今の時代いかに貴重で価値のある存在であるかをその日証明してみる気だから。

それやって晴れてSaybow&theR+X+Sはそのつとめを終えます。

それは、11月。7TH。そこで、

Saybow&theR+X+Sのラスト解散Liveを行う事がほぼ決定しやした。




taking a picture is SELMA