1死2塁と福祉サービス第三者評価(その3)

2008年10月20日 | 日記・エッセイ・コラム

10月14日の問題の正解は「本塁突入を指示する」でした。

では、なぜそれが正解なのでしょうか?

それは、たとえランナーが本塁でタッチアウトで2アウトになっても、ボールがレフトからキャッチャーへ渡りクロスプレイになる間に、打ったバッターが2塁をおとし入れることができれば、次の3番打者のバットに期待できるチャンスが残るからです。もちろん本塁がセーフなら、同点となり、しかもランナー1塁か2塁で打順が3番に回ることになり、言うことはありません。いずれにしても回も終盤ですし、ここはチームとして一か八かの賭けに出なくてはならない場面なのです。

勝ちにいくためのチームプレイは、攻守にわたるこういった様々な場面でのセオリーをチームの全員に周知し、徹底的に理解させ、かつ試合で実践できるように反復練習することから始まります。そして選手一人ひとりは、自らの心身を鍛え、自分のプレイに磨きをかけねばなりません。

福祉サービス第三者評価も同じことです。福祉サービス第三者評価の真髄は、様々な経験や研究の蓄積からその福祉サービスの質を追求したものであり、事業者が提供する福祉サービスの質をより高めることにあります。それは各施設・事業所において、より質の高い福祉サービス提供の目指すところを組織内に周知、理解させ、組織全体のチームワークを軸とした全職員のチームプレイで実践し、実現に向けて取り組むことを期待したものです。そこでは職員一人ひとりの努力と組織全体の努力、そして高い志が求められます。

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