利用者の○○さんは、長年、毎日のように私に手紙を書いてくれています。
担当する職員が仕事を終えて帰る際に、○○さんから受け取った手紙を定期便のように届けてくれるのです。受け取って園長室で独り目を通すと、ホッと疲れも癒えていきます。今日も3通が届きました。
最近届いた○○さんの手紙を原文のままご紹介します。
「園長さん いつも ニコニコ してい ますよう」
「園長さん わたしは まいにち いろんなふくを きっています」
「園長さん からだを たいせつに して下さいね 元気になってね」
「園長さん 元気ですか すこしいは かぜはひって いますか きよつけて 下さいね」
「園長さん わたしは まいにち あついてす」
「園長さん わたしは まいにち いそかしい」
「園長さん いつものように さわかに生ようね しあわせになようね とうしてもね」
「園長さん 元気ですか いつも ニコニコ していますか」
毎日、こんな手紙を書いていくれる○○さんです。○○さんはすでに50歳を超える年齢ですので、私たちは○○さんの体調を心配する毎日ですが、本人は自分のことより私のことをやさしく気遣ってくれています。
だから私は、いつも元気に、ニコニコ顔でいないわけにはいかないのです。
だからまさしく、私こそ利用者に支えられていると思うのです。
『○○さん、園長は元気ですよ。いつもニコニコしていますよ。心配してくれてありがとうね!またお手紙下さいな』
季節も秋になって、○○さんも少しずつ元気を取り戻しています。
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