CINEMAとMOVIE?

英語&米語

映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

アリス・シーボルト著「ラブリー・ボーン」

2013-01-29 11:39:22 | 読書
映画を見て、本を買ったのが3年前、
娘のところへ行ったきり、戻ってきたのが最近

CSで、2度目を見て、記憶も新たなところで読み初めて


映画は14歳の少女スージーと家族のその年の出来事だけで完結していましたが
本では、7年後まで続きます

前半はやっぱり読むのがつらい場面がいくつもあるけど
後半、引き込まれていきました

というのも、

父親ジャックのなかなか立ち上がれない様子、
母親アビゲイルの過去と、レン刑事との秘め事、
ボーイフレンド・レイと霊力のあるルースの事、
妹リンジーの恋の話

そして、
殺人者ハーヴェイのその後

と、
ストーリーはスージーの一人称で語られていきます

映画の伏線とひとつひとつ絡み合って、
あらためて、腑に落ちる、って感じでしたね


そして、最後

わたしのいなくなった後に、かわいい骨(=ラブリーボーンズ)が育ち始めていた。
絆という、時に希薄で時に多大な犠牲の上に成り立ち、しかしいつでもすばらしいもの。
わたしのいなくなった後に、それは生まれた。
今なら、わたしのいなくなった世界を抱きしめる事ができる。

わたしの死が生みだした出来事の数々は、ただ単にいくつかの骨だったのかもしれない。
それはいつの日か、完全な体になっていくのかもしれない。
そのために支払った対価がわたしの命ということだったのだろう。



やっぱり泣きました
「家族」っていっちゃん大事なものなんです・・・ね





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。