
梅雨があけたんや、暑い夏が長い・・・💦
<あらすじ>
昭和10年代?
主人公の弥吉、幼い頃から木こりの父親に山に連れていかれ、
「山」を守っていた姿を見ながら育ち、
京都の植木屋に奉公
そこで、桜のことならこの人「竹部庸太郎」と出会います
そして、彼を師と仰ぎ 「桜」のことを深く知っていきます・・
・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*
桜の寿命って50年くらいなんですね
何百年も生きてる桜があるし、知らなかったです
山のサクラや木々は、木こりが守って荒れないようにしてるって
蔓が絡まってるのを鉈の先っぽで切ったり・・
蔓って絡まっていくと、木を締め付けて傷めてしまう、らしいっす
その、桜の老樹がダム建設で水の底に沈んでしまうことに、
竹部の魂を受け継いだ弥吉は、移植を提案
竹部の思いも同じ
ダム建設以外の予算によって、それは成功しますが、賛否両論でした
また、新幹線建設上にある桜も同じ
彼らは移植します
文明の利器は、こうして自然を破壊しながら存在します
何とも切ない作品でした
竹部や弥吉の信念のようなものが、やっぱりこの時代でも必要なんかな?
って思わされて・・・
友人から借りた本やったけど、
良かったですね、感動しました
久しぶりに、骨太な一作でした😲
もう一作、「凩」もありましたが
宮大工の清右衛門
社会の矛盾や人間の内面を深く掘り下げて、何が正解なのか、
二作品とも問われるモノでした😔
京都が舞台、関西弁が心地いい
元来、ミステリー小説、社会派小説、歴史小説・・
殆どこんな作品ばかり読んでたんやけど、
お人から回ってくるとまた違った世界を覗かされます
2017年に買って以来、新書を購入
角田光代さんの「対岸の彼女」~「対岸の家事」ではありません(笑)~
今晩から読みます📖
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