CINEMAとMOVIE?

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映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

吉村昭著・「生麦事件」まだ途中

2010-12-10 16:05:38 | 読書
今週のドラマ「ギルティ」いよいよ佳境に入ってきましたね

ラストシーンから流れる主題歌の
愛してるって言うあなたの言葉は、さよならよりも哀しい・・・

この意味がやっとわかったわ
それとドラマ「医龍」このふたつ楽しみに見ています

で、生麦事件
幕末に起きた外国人殺傷事件ってこれくらいのことしか知らんかったけど

将軍・徳川家茂のころ
薩摩藩主・茂久の父久光が、勅使大原重徳と共に京に帰る大名行列の初日に起こった事件で、共揃いはなんと700人もいたんだと

お殿様が乗ってる駕籠が真ん中くらい
延々と何時間も行列が続くんだと

江戸時代、大名行列が行進している間は、庶民は土下座して通り過ぎるのを待つのは、時代劇なんぞでもよく見るよね

それをジャマする者は斬り捨てゴメン、の取り決めがあって

ところが、乗馬してどこぞへ遊びに行く途中だった、かのイギリス外国人たち4人は、
はじめ、通りに邪魔にならないところで控えてたものの

幾度目かのグループが過ぎ、もう終わったと思い駒を進めていくうち
街道は狭くなり、久光の乗っている駕籠のグループまで来てしまい
護衛の藩士に斬られ、ひとりは息も絶え絶え、
あとの3人も大怪我を追いながらアメリカ大使館まで馬で駆けた

その事件があったのが神奈川生麦村でした

今、この本を読むとお互いの立場がわかるけど
このころは、和親条約も結ばれてて
「いざ、戦!!」と血気盛んなものもいれば
冷静に穏便にことを運ばせようとするものもいる

いつの時代も、どの国も大同小異なんだね

この後の歴史の展開がそうやったん!って納得の一冊です
もうあと少しなんだけど・・・