桜岡設計事務所のブログ

東旭川、桜岡にある設計事務所の日々の事、仕事の事、愉快な仲間達。

飛騨高山旅行記 その1

2014-09-16 21:22:54 | 旅行記
そういえば夫婦で道外に旅行した事がない、子どもがいないうちに行きたいというかねてからの希望が叶いました。
どうせなら二人とも行った事が無くて、木造建築をどっぷり堪能出来る所に行こうという事になり、
岐阜県飛騨高山に決定。

一泊目のお宿は張り切って、高山市にある国登録有形文化財・旅館かみなかをとりました。


静かな玄関。さりげなく植えられた風知草がとても涼しげです。


飾られたお花もため息が出る程素敵でした。


建物のあちこちに飛騨の伝統技術が溢れています。


予約したのは二階角部屋の「竹の間」。耐力壁がありません、ビックリ!笑
建物は誰かが廊下を歩くたびに震度2ぐらい揺れます。
本当に地震が来ても気づかないかも。


部屋から見えるお庭も素晴らしい。鯉が泳いでいて、絶えず水の音が聞こえて来ます。
お庭はどの角度から見ても美しく、丁寧に手入れされていました。


気絶しそうな程豪華な料理でした。


飛騨高山の名物、飛騨牛と朴葉味噌を初めて食べました。
とても美味しかったです。

これで一泊一人12000円という破格。
お風呂とトイレは共同ですが、他のお客さんと時間が重ならないように女将さんが配慮してくれました。
どこかの豪壮なリゾートホテルよりずっと有意義な時間が過ごせました。


木造建築はここも素晴らしかった。高山陣屋

江戸時代の役場みたいな場所で、当時は役人(郡代や代官)が住み込みで治政を行っていたそうです。

初めて見る屋根の納まり、「こけら葺き」でしょうか?
うさぎの釘隠しも名物ですね。


見事な登り梁と廊下。
高橋さんもこういう建物作ってくれないかなぁ。


デザインは簡素で余計な飾りが無い印象を受けますが、そこに普遍的な美しさと
伝統技術の緻密さが伺えてとても力強い建築でした。




絵になる出入り口。鳥肌が立ちます。


大胆な土間。炊事場だったそうです。
役人の家族だけでなく、沢山の女中さんも住んでいたそうです。


これは予習していませんでしたが、素晴らしい庭園もあります。


この石材に一目惚れ。きっとこの土地ならではの石だと思われます。


大広間の横の、渡り廊下と縁側。


ちょっとショッキングだけど凝視してしまう拷問コーナー。
どうやって拷問するか横に詳しく図示されています。
部屋が離れているにせよ、昔は奥さんや女中さんが暮らす建物で拷問もしていたんですね。


年貢を納める蔵等も公開され、飛騨高山の歴史が詳しく見れる資料館になっています。


もうここが見られただけで大満足、という程素晴らしい木造建築でした。
この経験が今後の仕事に生かす事が出来ると嬉しいです。






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2 コメント

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高山ですか~ (K)
2014-09-25 22:21:51
なつかしいです、、

ん十年前に行きました、新婚旅行でした。

そのあと時々思い出して行きたいね、、と話してはいるのですが
2度目がなかなか、、、

もうすっかり変わったのだろうかな、、
変わってないのかな、、

いつかまた行けるでしょうか、、

白川郷はいけなかった、、、
そのあと一人で五箇山へは行ったのですが

いつか行けますように、、
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Kさん (高橋嫁)
2014-09-26 20:23:16
こんばんは。
新婚旅行で高山、素敵ですね。

私は初めて行ったので今の状態しかわかりませんが、
昔はもっとのんびりとした場所だったようです。
今の高山市外は「さんまち通り」などは平日でも人混みで、
商売っ気が出ていて少しせわしなく感じる事もありました。
ただ、一本通りが違うだけで赴きある町並みや人々の生活が見えて、
素敵な骨董屋さんやのんびりやっているお蕎麦屋さんなどがあって
とても素敵な場所だなぁと思いました。
私もまたいつか行きたい、と思う街になると思います。
特別な思い出のある場所ならより一層そう思うでしょうね。
白川郷のあたりは数年前より観光バス等が整備されていて、
行き易くなったという話も聞きましたよ。
いつかまた、行けると良いですね(^^)





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