昨年暮れに結成した「KOMACHI KOTO派」のプロフィールに
三絃も弾けると書いたものだから辻褄合わせが大変です。
箏・17絃・歌と必須科目が多いものだから、気がついたら3年間も
触っていませんでした。
今回はお箏で弾いていた「春雨」を思いきって三絃に代えたのですが、
この曲も「絵日傘に寄せて」も初級~それも手ほどきクラス程度です。
今年は月一度師匠のお稽古は三絃でいくつもりですが、
先月の「春雨」のお稽古の後に「次は何をしたらいいでしょう?」の
問いに、師匠は「雪乱舞」と答えられた。
今日少し曲に当たってみたら、いきなり上級クラスで笑ってしまった
解説が面白かったので載せてみます。
「雪乱舞」 水野利彦作曲 1992年8月
和楽器の中で三絃ほど、種目・流派の多い弦楽器は珍しい。
というのは、この楽器ほど、演じる者によって、ニュアンスの異なるものは
少なく、演者は、自分に合う楽器・手法・表現等を個々に追及してきたのであろう。
三絃独奏曲『雪乱舞』には、そうした三絃の持つ多様性が織り込まれている。
長唄的な切れのいい「序」から始まり、文楽の舞台を思わせる「くどき」の
部分が続く。
中間部では。地歌のはずむ軽快な表現から、津軽三味線を思わせる
激しいコーダへと盛り上がっていく。
こうした物まね的な音楽表現を使って、一種の虚構の世界を作ってみた
つもりである。
ここに展開されるのは、美しい雪景色の自然描写というよりも、芝居小屋の
舞台で舞い落ちる紙吹雪のような、書き割り的な雪景色である。
表面は華やかであるが、その陰に、一種のぎこちなさ、わざとらしさが
見え隠れする。そういった重層的なニュアンス、そしてディフォルメされた中に
見られるリアリティ、また、そこにただよう哀歓を感じていただければ嬉しい。
下線の部分は師匠らしいな~と思った。しかし、この曲だけで4つの違う
三味線が出てくる。先月のお稽古でで色んな三味線を聴く様にと言った
訳がわかった。
やっとこちらのさくらも満開を迎えました~
雪乱舞とっても好きな曲です。
母に弾いて~と楽譜をプレゼントしましたが、上級クラスなのですね
どうりで・・・いつになっても聞かせてくれないはずだ~~
さくらさんの雪乱舞を聞かせていただく日の方が早い気がします
こちらはほとんど葉桜に変りました。
昨年長崎~竹原~新居浜・今治と順に桜を楽しんだ事を思いだしました。
雪乱舞は私にとって上級クラスです。でも弾いてみたいです~私も時間がかかりそうです。まりママさんは三絃はしないのですか?