イタリアでも連日、トップニュースで日本の状況を伝えている。特に原発事故への関心が高い。イタリアでは原発建設の是非を国民投票で否決された歴史を持つだけに関心も高いのかも知れない。次々と火を噴く炉心、横浜でも通常の9倍の放射線を検出し警報が鳴ったとの妻からの報告。さらに静岡の地震が追い討ちをかける。窮すれば鈍す。こちらのスーパーで蝋燭を10本買ってはみたがこれ以上の足掻きはやめることにした。抜け駆けしているような後ろめたさを感じたのだ。願わくばこの天災、人災の一日も早い収束を願うばかりである。
明日からのイタリア出張に向け灯油の買出しに行く。留守中に灯油切れでは自宅に入れてもらえなくなる。ちょうどポリタンク2缶が空だった。車で出たついでにスーパーに立ち寄りミネラルウォーター2立ボトルを4本念のため買っておく。マンションでは停電=断水となることから余震による停電に備える。近場のガソリンスタンドに寄ると閉店していた。二件目は長蛇の列!三件目は「売り切れ」の看板!!。なんということか!ガソリンの買占めが起こっているではないか。目端が利くというか姑息というか・・・。ガソリンは諦めても灯油だけは買わねばと幹線道路をスタンド求めて流す。ようやく開店しているスタンドを見つけ列に並ぶ。灯油36立と車にはハイオク満タンとしておく。自宅では蛍光灯型のランタン電池の充電、ポータブルTVの充電などもしておく。これでなにかあっても2~3日は生活していけると願いたい。
追記:夜に大型スーパーへ買い物に行くと、パンや牛乳、カップ麺の棚の全てはものの見事に空っぽ。なんというか、恐ろしいことになってきた。石油ショックの時を思い出す。
追記:夜に大型スーパーへ買い物に行くと、パンや牛乳、カップ麺の棚の全てはものの見事に空っぽ。なんというか、恐ろしいことになってきた。石油ショックの時を思い出す。
今日の揺れはかなり大きかった。3Fにある開発室も壁が軋み一部剥落や亀裂がはしる。実は今夜、送別会の予定だったのでいつもの車通勤ではなく電車を使っていた。送別会は中止、電車は小田急も相鉄、JRも運休。仕方なく国道246を辿り14キロを徒歩にて帰宅。2時間半で自宅へ。自宅一帯は停電状態。部屋ではソーラー発電のバッテリーによるLEDライトが唯一の光源、そして数本の蝋燭。電気不要の石油ストーブなので寒さは平気。トランジスターラジオで情報収集となる。幸いにも横浜はそれほど被害もなかったけれど、災害時にやるべきこと、足りないものを改めて知る良い勉強となった。
被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。一日も早い復旧を願っております。
こんななか、来週月曜からはミラノ出張です。ちょっと心配。