０５８２ 一枚刃平鉋 銘 越富士

先日靖国神社骨董市で手に入れた　鉋刃　越富士の為に台を打って見た。　材は樫の木で谷田木材で以前購入した物を使った。　板取は完全柾目で九寸の台としている。　刃は八分勾配で今回も一枚刃に仕立てた。　勿論適当な裏刃が無いからである。　　大体３時間ぐらい掛かって　刃を仕込みこれから　下端を調整すれば　試し削り出来る。　刃が少し曲がって研いで有ったので、若干修正を行う予定。　試し削りの結果は後日となるだろう。　取敢えず刃を入れて馴染ませ、台の面取りとＯＩＬを塗布して乾くのを待っている。　これで何台目の台打ちになるだろうか。　大きく寸法を外して　刃がガタガタと言う事は最近は無い。　まだ満足とは言えないが　何とか見られる台だと思う。　木端返しの部分も若干急こう配になる様に見直している。　材料さえあれば　もっと台打ちしても良いが、一台打てばもうその日はやる気しない。　今日はここまでだ。

選挙が有るから　午後は不在者投票に行こうかと思っている。　今回も投票率多分低いだろう。 さて投票から帰って来た。　刃をもう一度研ぎ直した。　早速削って見ると耳が立っている様だ。　まあまあ普通に削れると思う。　表馴染みのあたりをもう少し調整すれば　上手く削れると思う。　特別滑らかな削りでも無いが、これならまあ良しとするか。　もう少し刃と台を馴染ませて　もう一度下端を調整すれば良いと思う。