大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

外丸鑿 五分 銘 丸に悦

2021-03-09 21:42:36 | Weblog
この鑿は先日 富岡八幡骨董市で四丁まとめて購入した中の一丁です。 柄が短いので付け替えて見ました。 まだ研いで居ません。  柄の長さは今回も125ミリとして有ります。元の柄にならって 少し太めの柄にして有ります。 太い所で22ミリ 桂の部分で20ミリ程度でしょう。  口金の部分は少し細く削り19ミリ~20ミリ程度にして、若干中のふくらんだ 太鼓柄になって居ます。 現在刃先の研ぎ直し中です。 割と良さそうな感じです。
写真の左隣に有るのが、以前付いていた鑿柄です。 かなり短くなっています。 使い難かった事でしょう。 刃先には灰色のペンキか接着剤の様な物が刃先先端部に付着していました。
暫くは 使わずに 打ち捨てられた状態だった様です。 柄が短い割には それ程使い込んだ物では無いよう思います。 

銘は 登録とか刻印が無く 丸の中に悦の字らしき物が有ります。 その下に何か有る様ですがこれは判読できません。  悦榮の工房で作った鑿でしょうか。 悦榮で鑿を作っていたのか 私は良く知りません。  柄は今回も 金木犀を使いました。 今度は椿を使って見たいと思います。  まだ平鑿が二本有りますが、 これが裏の尻を上げて 研いで有る様で 刃先先端部分が砥石に乗りません。  どうするか検討中で 研ぎあがったらまた紹介しましょう。  鑿もこうして徐々に数が増えて来ました。  暫くは鑿の修理で楽しめそうです。

コメント
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