小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

こどもは生まれながらの脳科学者

2016年11月02日 01時17分23秒 | 日記
2013年6月17日(月)(5歳2か月)
 
 
 
 きのう6月16日は父の日だった。
 世間でよく言われることだけど、母の日にくらべて父の日は
存在感が薄い。
 
 わが家でも普通にスルーされた。
 
 それで、今日、感謝の意味も込めて春奈に、
 
 「きのうの父の日は、『お父さん大好き』って言ってくれた
のは春奈だけや」
 
と、言うと、春奈が、
 
 「そうやった?忘れた。前のことは覚えてるのにきのうの
ことは忘れてるって、人間の頭は不思議やな」
 
 まるで科学者みたいなことを言う。
 
 
 けども、たしかに人間は脳の働きについてまだまだわかって
いないことが多い。
 
 そもそも脳の働きとは?というテーマについて考えるのも
脳である。
 
 夢野久作が『ドグラマグラ』の中で書いていることは、脳に
ついて考えることは「脳髄が脳髄を追いかけっこしていること」だ。
 
 実は言語と脳の関係もよくわかっていない。
 
 言葉は脳が考えて組み立てるんじゃないの?と思う人も
いるかもしれないけど、人が言葉を話すことは人間が持つ
本能でもあるし、また人が言葉を口にする時は感情に
左右される部分がある。
 
 古くから「心は脳に存在するのか胸に存在するのか」という
問題があるけど、脳と感情の関係もはっきりと解明されている
わけではないのである。
 
 
 昔、りえが、本にすると数十冊分もしくは数百冊に相当する
知識や情報が人間の脳の中に入ることが不思議だ、と言った
ことがあったけど、子供の方が脳について不思議だと思える
のかもしれない。
 
 きっと子供は生まれながらの脳科学者なのだろう。