小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

まだサンタは知らないけれど

2013年04月11日 01時18分08秒 | 日記
2010年6月29日(火)(2歳2か月)


 誕生日が近付いてきたものだから、ゆうきとりえは、
誕生日プレゼントに何を買ってもらおうか、あれこれ
考えている。
(誕生日は7月13日である)
 あっちがいいかな、こっちがいいかな。あっちはクリ
スマスにサンタさんからもらうことにして、今回はこっ
ちをお父さんとお母さんに買ってもらおう、などなど。

 ふたりが小学1年生の時に、

 「サンタさんって本当はおれへんのやろう?」

と、訊いてきたことがあった。

 「え?いるよ」

とだけ答えたものの、もう小学生だし、そろそろ本当の
事を話した方がいいかな、と思い直して、

 「でも、空飛ぶトナカイのそりに乗ったサンタのおじ
いさんは伝説や
で。本当は世界中にたくさんのサンタさんがいるんや。
それがあのトナカイのそりに乗ったおじいさんの伝説を
生んだんだよ」

と教えてやると、

 「そっかー。世界中にいっぱいいるんかー。そやな、
ひとりで一晩のうちに世界中の子供たちにプレゼントを
あげるなんて、そんなんどうやってやるんやろー?って
不思議に思とってん」

と、りえが言ったことを覚えている。

 僕も小さい頃同じ疑問を持っていたことを思い出した
からだ。一緒だなー。

 「じゃあ、サンタさんは本当は見ることができるん?」

と、りえがさらに訊いてきた。

 「昔から言うやろ?悪い子のところにはサンタは来な
いって。大人になってもサンタが見える人と見えない人
がいてる。感謝の気持ちや人に優しくできる人じゃなきゃ
サンタは見えんよ。だって、サンタやってる
人はみんな子供たちの喜ぶ顔を見るのが好きな人たちなん
やから」

 「そっかー」と、ふたりが頷いていたことを、今ふた
りの相談しているのを見て思い出した。

 それから、春奈の方を見る。

 いつか春奈にも同じ話をしてやる時がくるんだろうな。

 もっとも、まだ春奈はサンタが何者なのか今はまだよく
わかっていない。