もう残すところ半月で今年も終わりですね。
今年を振り返ってみる意味も込めて、今回は今年に行われ
たヒッポの講演会の中からひとつを紹介したいと思います。
2013年10月13日(日)に和歌山市で行われた和歌山市のファ
ミリー主催の講演会です。
ふつう、ヒッポファミリークラブの講演会は講師による基調
講演が主となるのですが、この講演会はヒッポのホームステイ
に行ってきたこどもたち(あと大人も)の体験報告で構成され
ていたのでした。
そして、この講演会に、今年の夏にアメリカのユタ州にホー
ムステイに行っていたりえもスピーカーのひとりとして呼ん
でもらったので、僕たち家族も参加して来ました。
会場は和歌山市のビッグ愛。隣接するビッグ・ホエールでは
イベントが開催されており、人がいっぱい。

今日の講演会には関西の各地からスピーカーが呼ばれていて、
中身はさっき言ったように国際交流報告会。
だけど、これを外部の人にも開いた場にしたいという意向で
講演会の形なったようです。
スピーカーは、りえと同じく夏休みにアメリカに1か月間の
ホームステイに行ってきた高校生と中学生たち。

「ヒッポのホームステイは電子辞書などを持って行かないこ
とになっているから、向こうでは不便だけど、だからこそ精一
杯でホスト家族に向かって行けた」
「うまく伝わらない時に、『これ以上がんばってもムリかな
あ』なんて思わずに相手に向かって行けた。自分に限界はない、
って今は言える」
りえも、
「最初ホストパパが電子辞書で言いたいことを伝えてくるの
がイヤだった」
と、話していましたが、そう、電子辞書とかを使えば楽はできる
んですよね。
それに、自分の精一杯でホスト家族に向かっていける中高生
たちが、「がんばった」じゃなくて「それが自然なこと」と言え
るのがすごいと思えました。

続いて、そのアメリカ交流のグループフェロウ(簡単に言う
と引率の人)がお話ししてくれました。
ヒッポ以外にも他に2つの団体が同じように子供たちがホーム
ステイに来ていたのですが、そちらの団体の引率者さんから、
「ヒッポの子たちは引率者の指示を待たずに自分たちで考えて
行動するんですねえ」
と、感心されたとか。
でも、きっと子供たちは自分で考えて行動しよう、なんて意識
はなかったと思うんです。
ただ、ホームステイは自分ひとりでそこの家に入るのだから
自分で行動するのが当たり前、って感覚なんですね。当たり前
だから意識なんてしていない。
ホームステイの期間中、グループフェロウさんは、その他の
団体の引率者さんと一緒に子供たちの家庭訪問をしたことがあっ
たそうです。
その時、他の団体の子の中には、
「何しに来たの?来ないで」
と、言う子もいたけど、ヒッポの子はみんな、
「あれ?どうしたの?」
と、普通に迎えてくれたとか。
これって、どういう違いかわかりますか?
「来ないで」と言う子は、自分が今ここの家の家族と作って
いる世界に、他の人が入ってくるのがイヤなんです。
でもヒッポの子は常にオープン。
何だか手前味噌でヒッポの子はすばらしい、みたいな書き方
をしてしまいましたが、これも当たり前なのです。
だって、ヒッポファミリークラブは、赤ちゃんからお年寄り
までいろんな世代の人が一緒に活動していて、交流準備だって
その人たちみんなと一緒にやって来たのだから。
狭い世界でやってきたわけじゃないからオープンなんです。
それから、子供たちのホスト家族に電話をして様子を聞こう
としたら、当の子供が受話器を取ることもあったそうですが、
電話の向こうから聞こえる「ハロー」って言葉がホストママの
「ハロー」にそっくりだったとか。
次は、ヒッポの交換留学システムで10か月間ドイツに留学
してきた高校生。
ヒッポの交換留学生システムでも、そこの国の人の家庭に
ホームステイして学校に通います。
留学先になぜドイツを選んだのか。ヒッポではいろんな国の
言葉をやっているけど自分はドイツ語が遠い言葉だったからあ
えてドイツを選んだ、と。
普通は逆ですよね。得意の言葉の国を選びますよね。
それを話せない言葉の国を選ぶなんて。
これも、中学生たちの姿勢とまったく同じなんです。
どこの国の人だろうと、相手は同じ人間。精一杯でぶつかっ
て、何とか伝えたい、相手の言っていることがわかりたい、と
いう気持ちでいれば話せる。
続いて、この高校生のお母さんが話してくれましたが、やっ
ぱりヒッポのたくさんの人たちが準備に付き合ってくれて、
ドイツに出発する時には100人を超える仲間が見送りに来て
くれたエピソードも紹介してくれました。
それから次は大人の登場。
この夏、メキシコ交流に行ってきた3名がそれぞれ話して
くれました。
なぜメキシコに行ってきたのか。
以前にホームステイで受け入れしたメキシコの人に会いたく
て、今度は自分がその人の家にホームステイに行ったきた人、
娘さんがヒッポの交換留学システムでメキシコに留学した時の
ホスト家族の家にホームステイしたかったから、など。
会いたい人がいる、それが理由なんていいですよね、と素直
に思えました。
日本にいて、外国に会いたい人ができるなんて、素敵なこと
だと思えたわけです。
最後に、来年の夏休みにホームステイに行こうと決めている
小学生たちが登場し、大トリには、つい最近ヒッポを始めたお
母さんが自身の体験を短くお話しして終了。
別にヒッポのホームステイの宣伝をしようってわけじゃない
けど、こどもたちの体験は素直にすごいな、と思えたかな。
ホームステイはひとりで外国の一般家庭に入って自分もその
家族の一員になること。
それは自分ひとりでやってのけなくちゃいけない。
全力で、時に失敗もして、それでもホスト家族と関係を築い
てきたこどもたちにただただ感動って次第です。
来年もまたヒッポのこどもたちがいろんな国に出かけていき
ます。
どんな体験をしてくるのか、きっと貴重な体験を積み重ねて
帰ってくることでしょう。
今年を振り返ってみる意味も込めて、今回は今年に行われ
たヒッポの講演会の中からひとつを紹介したいと思います。
2013年10月13日(日)に和歌山市で行われた和歌山市のファ
ミリー主催の講演会です。
ふつう、ヒッポファミリークラブの講演会は講師による基調
講演が主となるのですが、この講演会はヒッポのホームステイ
に行ってきたこどもたち(あと大人も)の体験報告で構成され
ていたのでした。
そして、この講演会に、今年の夏にアメリカのユタ州にホー
ムステイに行っていたりえもスピーカーのひとりとして呼ん
でもらったので、僕たち家族も参加して来ました。
会場は和歌山市のビッグ愛。隣接するビッグ・ホエールでは
イベントが開催されており、人がいっぱい。

今日の講演会には関西の各地からスピーカーが呼ばれていて、
中身はさっき言ったように国際交流報告会。
だけど、これを外部の人にも開いた場にしたいという意向で
講演会の形なったようです。
スピーカーは、りえと同じく夏休みにアメリカに1か月間の
ホームステイに行ってきた高校生と中学生たち。

「ヒッポのホームステイは電子辞書などを持って行かないこ
とになっているから、向こうでは不便だけど、だからこそ精一
杯でホスト家族に向かって行けた」
「うまく伝わらない時に、『これ以上がんばってもムリかな
あ』なんて思わずに相手に向かって行けた。自分に限界はない、
って今は言える」
りえも、
「最初ホストパパが電子辞書で言いたいことを伝えてくるの
がイヤだった」
と、話していましたが、そう、電子辞書とかを使えば楽はできる
んですよね。
それに、自分の精一杯でホスト家族に向かっていける中高生
たちが、「がんばった」じゃなくて「それが自然なこと」と言え
るのがすごいと思えました。

続いて、そのアメリカ交流のグループフェロウ(簡単に言う
と引率の人)がお話ししてくれました。
ヒッポ以外にも他に2つの団体が同じように子供たちがホーム
ステイに来ていたのですが、そちらの団体の引率者さんから、
「ヒッポの子たちは引率者の指示を待たずに自分たちで考えて
行動するんですねえ」
と、感心されたとか。
でも、きっと子供たちは自分で考えて行動しよう、なんて意識
はなかったと思うんです。
ただ、ホームステイは自分ひとりでそこの家に入るのだから
自分で行動するのが当たり前、って感覚なんですね。当たり前
だから意識なんてしていない。
ホームステイの期間中、グループフェロウさんは、その他の
団体の引率者さんと一緒に子供たちの家庭訪問をしたことがあっ
たそうです。
その時、他の団体の子の中には、
「何しに来たの?来ないで」
と、言う子もいたけど、ヒッポの子はみんな、
「あれ?どうしたの?」
と、普通に迎えてくれたとか。
これって、どういう違いかわかりますか?
「来ないで」と言う子は、自分が今ここの家の家族と作って
いる世界に、他の人が入ってくるのがイヤなんです。
でもヒッポの子は常にオープン。
何だか手前味噌でヒッポの子はすばらしい、みたいな書き方
をしてしまいましたが、これも当たり前なのです。
だって、ヒッポファミリークラブは、赤ちゃんからお年寄り
までいろんな世代の人が一緒に活動していて、交流準備だって
その人たちみんなと一緒にやって来たのだから。
狭い世界でやってきたわけじゃないからオープンなんです。
それから、子供たちのホスト家族に電話をして様子を聞こう
としたら、当の子供が受話器を取ることもあったそうですが、
電話の向こうから聞こえる「ハロー」って言葉がホストママの
「ハロー」にそっくりだったとか。
次は、ヒッポの交換留学システムで10か月間ドイツに留学
してきた高校生。
ヒッポの交換留学生システムでも、そこの国の人の家庭に
ホームステイして学校に通います。
留学先になぜドイツを選んだのか。ヒッポではいろんな国の
言葉をやっているけど自分はドイツ語が遠い言葉だったからあ
えてドイツを選んだ、と。
普通は逆ですよね。得意の言葉の国を選びますよね。
それを話せない言葉の国を選ぶなんて。
これも、中学生たちの姿勢とまったく同じなんです。
どこの国の人だろうと、相手は同じ人間。精一杯でぶつかっ
て、何とか伝えたい、相手の言っていることがわかりたい、と
いう気持ちでいれば話せる。
続いて、この高校生のお母さんが話してくれましたが、やっ
ぱりヒッポのたくさんの人たちが準備に付き合ってくれて、
ドイツに出発する時には100人を超える仲間が見送りに来て
くれたエピソードも紹介してくれました。
それから次は大人の登場。
この夏、メキシコ交流に行ってきた3名がそれぞれ話して
くれました。
なぜメキシコに行ってきたのか。
以前にホームステイで受け入れしたメキシコの人に会いたく
て、今度は自分がその人の家にホームステイに行ったきた人、
娘さんがヒッポの交換留学システムでメキシコに留学した時の
ホスト家族の家にホームステイしたかったから、など。
会いたい人がいる、それが理由なんていいですよね、と素直
に思えました。
日本にいて、外国に会いたい人ができるなんて、素敵なこと
だと思えたわけです。
最後に、来年の夏休みにホームステイに行こうと決めている
小学生たちが登場し、大トリには、つい最近ヒッポを始めたお
母さんが自身の体験を短くお話しして終了。
別にヒッポのホームステイの宣伝をしようってわけじゃない
けど、こどもたちの体験は素直にすごいな、と思えたかな。
ホームステイはひとりで外国の一般家庭に入って自分もその
家族の一員になること。
それは自分ひとりでやってのけなくちゃいけない。
全力で、時に失敗もして、それでもホスト家族と関係を築い
てきたこどもたちにただただ感動って次第です。
来年もまたヒッポのこどもたちがいろんな国に出かけていき
ます。
どんな体験をしてくるのか、きっと貴重な体験を積み重ねて
帰ってくることでしょう。