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小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

国際交流講演会in和歌山

2013年12月15日 12時05分48秒 | ヒッポファミリークラブ
 もう残すところ半月で今年も終わりですね。

 今年を振り返ってみる意味も込めて、今回は今年に行われ
たヒッポの講演会の中からひとつを紹介したいと思います。

 2013年10月13日(日)に和歌山市で行われた和歌山市のファ
ミリー主催の講演会です。

 ふつう、ヒッポファミリークラブの講演会は講師による基調
講演が主となるのですが、この講演会はヒッポのホームステイ
に行ってきたこどもたち(あと大人も)の体験報告で構成され
ていたのでした。


 そして、この講演会に、今年の夏にアメリカのユタ州にホー
ムステイに行っていたりえもスピーカーのひとりとして呼ん
でもらったので、僕たち家族も参加して来ました。

 会場は和歌山市のビッグ愛。隣接するビッグ・ホエールでは
イベントが開催されており、人がいっぱい。



 今日の講演会には関西の各地からスピーカーが呼ばれていて、
中身はさっき言ったように国際交流報告会。

 だけど、これを外部の人にも開いた場にしたいという意向で
講演会の形なったようです。


 スピーカーは、りえと同じく夏休みにアメリカに1か月間の
ホームステイに行ってきた高校生と中学生たち。



 「ヒッポのホームステイは電子辞書などを持って行かないこ
とになっているから、向こうでは不便だけど、だからこそ精一
杯でホスト家族に向かって行けた」

 「うまく伝わらない時に、『これ以上がんばってもムリかな
あ』なんて思わずに相手に向かって行けた。自分に限界はない、
って今は言える」

 りえも、

 「最初ホストパパが電子辞書で言いたいことを伝えてくるの
がイヤだった」

と、話していましたが、そう、電子辞書とかを使えば楽はできる
んですよね。
 それに、自分の精一杯でホスト家族に向かっていける中高生
たちが、「がんばった」じゃなくて「それが自然なこと」と言え
るのがすごいと思えました。 




 続いて、そのアメリカ交流のグループフェロウ(簡単に言う
と引率の人)がお話ししてくれました。
 ヒッポ以外にも他に2つの団体が同じように子供たちがホーム
ステイに来ていたのですが、そちらの団体の引率者さんから、

「ヒッポの子たちは引率者の指示を待たずに自分たちで考えて
行動するんですねえ」

と、感心されたとか。

 でも、きっと子供たちは自分で考えて行動しよう、なんて意識
はなかったと思うんです。

 ただ、ホームステイは自分ひとりでそこの家に入るのだから
自分で行動するのが当たり前、って感覚なんですね。当たり前
だから意識なんてしていない。

 ホームステイの期間中、グループフェロウさんは、その他の
団体の引率者さんと一緒に子供たちの家庭訪問をしたことがあっ
たそうです。

 その時、他の団体の子の中には、

 「何しに来たの?来ないで」

と、言う子もいたけど、ヒッポの子はみんな、

 「あれ?どうしたの?」

と、普通に迎えてくれたとか。

 これって、どういう違いかわかりますか?

 「来ないで」と言う子は、自分が今ここの家の家族と作って
いる世界に、他の人が入ってくるのがイヤなんです。

 でもヒッポの子は常にオープン。

 何だか手前味噌でヒッポの子はすばらしい、みたいな書き方
をしてしまいましたが、これも当たり前なのです。

 だって、ヒッポファミリークラブは、赤ちゃんからお年寄り
までいろんな世代の人が一緒に活動していて、交流準備だって
その人たちみんなと一緒にやって来たのだから。
狭い世界でやってきたわけじゃないからオープンなんです。

 それから、子供たちのホスト家族に電話をして様子を聞こう
としたら、当の子供が受話器を取ることもあったそうですが、
電話の向こうから聞こえる「ハロー」って言葉がホストママの
「ハロー」にそっくりだったとか。


 次は、ヒッポの交換留学システムで10か月間ドイツに留学
してきた高校生。

 ヒッポの交換留学生システムでも、そこの国の人の家庭に
ホームステイして学校に通います。

 留学先になぜドイツを選んだのか。ヒッポではいろんな国の
言葉をやっているけど自分はドイツ語が遠い言葉だったからあ
えてドイツを選んだ、と。

 普通は逆ですよね。得意の言葉の国を選びますよね。
 それを話せない言葉の国を選ぶなんて。

 これも、中学生たちの姿勢とまったく同じなんです。

 どこの国の人だろうと、相手は同じ人間。精一杯でぶつかっ
て、何とか伝えたい、相手の言っていることがわかりたい、と
いう気持ちでいれば話せる。


 続いて、この高校生のお母さんが話してくれましたが、やっ
ぱりヒッポのたくさんの人たちが準備に付き合ってくれて、
ドイツに出発する時には100人を超える仲間が見送りに来て
くれたエピソードも紹介してくれました。


 それから次は大人の登場。
 この夏、メキシコ交流に行ってきた3名がそれぞれ話して
くれました。

 なぜメキシコに行ってきたのか。

 以前にホームステイで受け入れしたメキシコの人に会いたく
て、今度は自分がその人の家にホームステイに行ったきた人、
娘さんがヒッポの交換留学システムでメキシコに留学した時の
ホスト家族の家にホームステイしたかったから、など。

 会いたい人がいる、それが理由なんていいですよね、と素直
に思えました。

 日本にいて、外国に会いたい人ができるなんて、素敵なこと
だと思えたわけです。


 最後に、来年の夏休みにホームステイに行こうと決めている
小学生たちが登場し、大トリには、つい最近ヒッポを始めたお
母さんが自身の体験を短くお話しして終了。


 別にヒッポのホームステイの宣伝をしようってわけじゃない
けど、こどもたちの体験は素直にすごいな、と思えたかな。

 ホームステイはひとりで外国の一般家庭に入って自分もその
家族の一員になること。
 それは自分ひとりでやってのけなくちゃいけない。
 全力で、時に失敗もして、それでもホスト家族と関係を築い
てきたこどもたちにただただ感動って次第です。

 来年もまたヒッポのこどもたちがいろんな国に出かけていき
ます。
 どんな体験をしてくるのか、きっと貴重な体験を積み重ねて
帰ってくることでしょう。

交流会

2012年11月13日 02時30分13秒 | ヒッポファミリークラブ
2012年11月12日(月)

 きのう11月11日(日)は堺区のファミリーの講演会
でした。
 10月から始まった堺市内の3つのファミリーの講演会
のラストとなるものでした。

 ヒッポファミリークラブは営利団体ではありません
から広告などの活動はしていません。
 だから講演会は世間のみなさんにヒッポを知って
もらう機会でもあり、会員自身も、この活動の意義を
再発見するよい機会でもあります。

 さて、この講演会機関の間、うちの堺市東区の北野田
ファミリーでは交流会も行いました。

 わが家にオランダ人のマークがホームステイにやって
来たからです。

 マークは和泉市にある桃山学院大学の留学生です。
 11月2日(金)の大学が終わるとうちに来て、4日の
日曜日に帰っていきました。

 そこで、3日の土曜日の午前、うちの家族が所属する
和泉市のファミリーで交流会を行い、午後はうちで北野田
ファミリーの仲間たちや、先日の体験会に来てくれた人も
お誘いしてお茶会。
 翌4日の日曜日にはまた和泉市ファミリーのみんなと
バーベキュー。和泉市のファミリーの仲間たちも桃山大学
の留学生たちのホームステイ受け入れをしていたので
合同のバーベキューです。

 ところで、普段の、ヒッポの活動には、外国の人はいま
せん。
 たまに外国人のメンバーがいるファミリーもありますが、
彼らはメンバー。先生ではありません。
 時々、「外国人の先生がいなくて外国語が話せるように
なるの?」とおっしゃる方がいますが、ヒッポがしている
「多言語の自然習得」は赤ちゃんが自然に言葉が話せるよう
になるのと同じプロセスをたどるので大丈夫。
 逆に、外国の人がいると、

 「これは○○語でなんて言うの?」
などと質問して、教え教わるの関係になってしまいます。

 だから、みんな外国人メンバーの人にもそんな質問は
しません。
 みんな自然に言葉とその意味を見つけていくのです。

 そう言うと、「本当にそんなことできるの?」と、思わ
れる方もいるでしょうが、ひとりでやっているのではなく、
たくさんの人と一緒にしているから見つけられるのです。

 ところで、ヒッポには残念ながらオランダ語のCDが
ありません。
 
 でも、オランダ語は、英語やドイツ語の仲間なので、
何となくわかるのです。
 1つだけ例を挙げると、「ありがとう」が、
 英語だと「サンク・ユー(サンキュー)」
 ドイツ語は「ダンケ・シェーン」
 オランダ語は「ダンク・ユー」

 多言語とは、初めて耳にする言葉でも、「○○語に
似ている」と思えること、決して「知らない言葉」と
思って耳を閉ざしてしまうことがないものなのです。

 しかし、マークいいヤツだったな。
 2月にオランダに帰ってしまうらしいけど、それまで
にまた会いたいものです。

ハロウィン

2012年11月01日 00時59分30秒 | ヒッポファミリークラブ
2012年10月31日(水)


 今日はハロウィン。
 きのうの北野田ファミリーでもハロウィンをしました。
 うちの家族が所属しているモモちゃんファミリーは、木曜日
の和泉中央と土曜日の和泉府中の2カ所があり、そこでもハロ
ウィンをしたので、計3回もハロウィンをしたわけです。

 ヒッポファミリークラブのハロウィンでは、部屋に周りの大人
がいて、子供たちはそれぞれの大人のところに行ってヒッポCD
のどこかを歌う。歌えばお菓子がもらえる、というものです。

 だから子供たちはハロウィン大好き。大量のお菓子がゲット
できるのだから。

 さて、子供たち、大人のところでCDの場面を歌おうとして、
たまにそれが口から出てこない時もあったりします、
 普段のファミリーでは、マイクを持って歌う時もファミリー
のみんなが一緒に歌ってくれるけど、ハロウィンのこの時は周り
の助けがない。
 これは裏を返せば、自分ひとりじゃ歌えないけどみんなが一緒
に歌ってくれると歌えちゃう、ってことなのです。
 話せるということは、相手がいて、言葉を受け止めてくれるか
らなんですよね。それと一緒。

 その一方で、子供たちは大人たちが歌えないようなところ、た
とえばスワヒリ語やベトナム語を歌ったりもします。

 もしも子どもじゃなくて大人が歌うとどうなるでしょう。
 「マイナーなところが歌えるのね」
とか、
 「珍しいところが歌えるのね」
と、言う人がたまにいるんです。

 全然マイナーでも珍しくもないんです。
 ヒッポでは21の言葉を自然習得していますが、ベースとなる
のは、日本語・英語・スペイン語・韓国語・フランス語・ドイツ語・
中国語の7か国語です。
 それ以外の言葉なら「他言語」になっちゃう人もたまにいるのが
現実です。
 その点、子供は全部「多言語」。マイナーな言葉や珍しい言葉
なんてないのです。だから歌える。

 大人も子供たちを見習わなくちゃ、ですね。

北野田講演会

2012年10月29日 00時34分52秒 | ヒッポファミリークラブ
2012年10月28日(日)

 今日はヒッポファミリークラブ堺市東区北野田ファミリー
の秋の講演会2コマ目でした。
 
 あいにく朝から雨で講演会の始まる午後から小雨に変わり、
終わったころには完全に上がっていましたが、天気が悪いと
人も来てくれないものですね。
 もっとも晴れなら晴れで行楽シーズンのこの時期どれだけ
の人が来てくれるのかわかりませんが、秋の講演会は、たく
さん来てくれることも多々あるものです。

 結局、今日来て下さったのは2組。
 そして1組が新しい仲間になってくれました!!!
 前に体験会に来て下さったご家族です。すでにヒッポの
活動は体験済みで、今日の講演会で仲間になってくれた
のです。

 講演会にはヒッポのフェロウによる基調講演がつきもので、
今日の講師は、神戸市でファミリーをされているJun2
(じゅんじゅん)。もちろんヒッポネーム(ニックネーム)
です。

 ところで、私自身は昨日の夜から体の調子が悪くて、講演
会直前まで寝ており、終わった後もまた寝て、といった具合
で・・・。講師の講演中にも何度となく記憶が飛んでいた
状態。Jun2には申し訳なかったです。

 講演会の後は体験会も別に用意しましたが、2組とも参加
してくださいました。

 しかし、今回講演を聴き、参加された2組の家族のお母さん
たちのお話も聴き、そしてヒッポのメンバーたちの話も聴いて
いて思ったことは、
 「子供はヒッポを多言語として活動している」
と、いうことです。

 ヒッポファミリークラブは、多言語の自然習得、というこ
とをしています。
 多言語は、日本語も含めた21か国語です。
 だけど、大人は「日本語と20の外国語」としてとらえて
はいないでしょうか? ふと、そう思ったのです。

 ヒッポがしているのは「多言語」であって「他言語」では
ありません。
 世界中のすべての言語は同じ人間の言葉だとするところか
ら始まるのです。

 うちの4歳になる末娘の春奈にとって、ヒッポでやってい
る言葉はまさしく「人間の言葉」そのもので、日本語だ外国語
だといった区別はないに等しい状態です。

 これが大きくなるとどうなるでしょうか?うちの12歳に
なる双子のお姉ちゃんたちは?
 ヒッポの子供たちというのは、うちの子もそうなのですが、
いろんな国の人たちと会う機会があるので、外国の人も日本
人もみな同じ「人間」だと思っています。
 わが家にもたくさんの人がやって来ました。
 だから、スペイン語は、「うちに来たエクちゃんが話して
いた言葉」だし、韓国語は「うちに来たキラちゃんが話して
いた言葉」ととらえているようです。
 すべて、同じ「人間」が話している言葉なのです。

 子供の方が大人よりも多言語の習得が早い、とよく言われ
ますが、歳は関係がない。
 それよりも、「多言語」か「他言語」か、その認識の違い
なのかもしれません。

 外国語ではなく多言語。だからヒッポの多言語活動は誰
でもできる、話せる、そんな活動なのかもしれませんね。

岡崎SADA合宿

2012年10月02日 00時21分32秒 | ヒッポファミリークラブ
2012年10月1日(月)

 9月29,30日の2日間、愛知県は岡崎まで岡崎SADA合宿に
参加してきました。
 少し前に、ちょこっと書いた犬山のSADAキャンプがなくなり、
それを惜しんだ人たちの手で、今回第1回目の岡崎SADA合宿が
実現したのです。

 地元のメンバーたちはもちろん、関東、関西からもたくさん参加
で、久しぶりに会う人、初めて会う人、それだけでもう楽しいのです。
 全国に友達ができるのもヒッポのいいところなのです。

 メタ活もありましたが、何だかひたすらSADAをやっていた印象
がありましたかね。
 SADAのメニューはゲーム系がほんの少しだけで、ひたすらダンス
&ダンス。

 1日目、右の臀部がピキッと、つった。もう若くないなあ、とつくづく
思いました。いや、前からもう若くないと自覚してましたけどね、それ
でもこの程度で体を痛めてしまうとは・・・自覚している以上に老化が
進んでるのでしょうか???

 だけど、傍から見ていたなら、子供たちだけでなく、50代のおじさん
&おばさんも楽しそうに踊っている団体って一体なに!?と、思うで
しょうねえ。
 踊る阿呆に見る阿呆じゃないけど、実際にその中に入ってみないとわ
からないのかもね。
 だって、いい歳の人だけじゃなく、ヒッポのメンバーではない海外か
らの留学生たちも、みーんな楽しそうな顔をしてるんだから。

 合宿所は山の中にあります。台風が近づいているせいで空は曇り。晴
れていたなら満天の星空が見られたのでしょうね。

 しかし、僕はついてけんわあ~。だって、昨日の夜、寝るの遅かった
から。思いっきり睡眠不足やし。夜の部の途中で沈没してしまいまし
た・・・。
 夜の懇親会では11時頃にもう睡魔が・・・アカン、もう寝よ、と思った
けど、みんなと話しているのが楽しくてついつい夜更かし。

 翌2日目のメニューは、やっぱりSADAと、それから交流報告会。
 睡眠不足の私目はまたまた沈没・・・。岡崎まで寝に来たんかいっ!
 だけど、最後の〆SADAの音楽がかかるとバチッと目も覚めました。
おかげで最後だけはみんなと一緒に過ごすことができました。

 そしてお昼に解散。朝から筋肉痛の体で大阪まで帰ります。が、台風
がこっち(東海)に向かってきているとの情報が。暴風圏に突っ込んで
いかなきゃならんのか!
 山を下り、岡崎インターから高速に乗るなり土砂降りの雨。
 視界が真っ白で50メートル先が見えない。対向車線の車がはねた水が
滝のように降りかかるとフロントガラスが何も見えなくなる。子供たち
は、
 「遊園地の急流すべりみた~い♪」
と、大喜び。いや、今、生と死の境界やねけんど分かってる?

 途中、サービスエリアで休憩を取ろうと、車を停めて外に出ると強風
で傘の骨が曲がってしまった。
 とんでもない状況です。そんな中を帰ろうとしています。
 しかし、奈良県をすぎると台風の中を抜け出したみたいで、大阪に入っ
た時には、もう台風一過の光景でした。
 気が付くと右足が筋肉痛。アクセルの開け閉めだけで走って来たから
右足にかなりの負担と緊張を強いていたみたいです。

 一晩寝た今日は、SADAと嵐の中の運転による筋肉痛もなくなって
いましたが、やっぱり右の臀部だけは張っていました。
 やれやれですな。

 最後になりましたが、今回の合宿を運営してくださった皆さんに感謝&
感謝です。
 本当にありがとうございました。