■2004年 日本 119分
■2006.7.24 T.V 2005.1.1 ワイナーマイカル with h/t
■監督 宮崎駿
■出演 倍賞千恵子(ソフィー) 木村拓哉(ハウル) 美輪明宏(荒れ地の魔女) 我修院達也(カルシファー) 神木隆之介(マルクル)
《story》
イギリスの児童文学作家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの『魔法使いハウルと火の悪魔』を原作とする。
町は戦争に巻き込まれようとしている時代。ソフィーは、帽子屋の店を受け継ぎ、地道に帽子を作って暮らしていた。世の中は戦争への動きと、荒れ地の魔女が心臓を食うという話や動く城のうわさがはびこっていた。ある日、ソフィーが町に出たとき、兵隊に襲われハウルに助けられる。その夜、帽子屋に荒れ地の魔女が現れ、ソフィーに呪いをかけ、90才のおばあさんにしてしまう。ここで暮らしていけないと思ったソフィーは、田舎に行こうと荒れ地を進む。そこでかかしのかぶに出会い、そのかぶがハウルの動く城を連れてきて、ソフィーは城の中に潜り込む。そこには、城を動かす火の悪魔カルシファーや少年のマルクルがいた。城の中は荒れ放題で、ソフィーは片づけに性を出す。城の中で、ハウルとマルクル、カルシファーの愉快な生活が始まる。しかし、戦争はハウルを巻き込み傷つけていった。ハウルとカルシファーの関係を解き明かせば、ソフィーの呪いも解ける。荒れ地の魔女や犬も交え、謎の解明へと進んでいく。
◎劇場で見たときは、何がなんやらよくわからなかった。早送りで見ているようで、「どうしてこうなるの」「これはどんな意味があるの」と思うことがいっぱいあった。でも、今回2回目をじっくり見てみて、それほど早回しでもないんだと感じた。そういう世界なんだから、不思議に思う必要はない。おばあさんになったソフィーは、ある意味開き直っていて、自信を持って生きていけたのだと思う。全面に優しさと行動力を出すことができた。だから、何より魔法以上の展開ができたのだと思う。マルクルもカルシファーもそんなソフィーに惹かれていく。荒れ地の魔女にさえ、憎しみもなく、いたわることができるソフィーの心の広さが、世の中を動かしていくんだ。武力でもない、魔力でもない、何もかも包むことができる、寛容な心こそ、世界を作る。
今でもよくわからない場面がある。ソフィーたちがカルシファーと共に、城から出たのはなぜ。雨が降っていたし、そのあと、城の残骸を小型の乗り物にして、またカルシファーの力を借りて逃げるよね。あれは、城が大きすぎて逃げられないからかなあ。
「かもめ食堂」と「ハチミツとクローバー」。「かもめ・・・」は今度の土曜日に観る予定です。
「ハチミツと・・・」は原作が漫画だし、女性向けの映画というイメージがあって男独りでは行きにくいですよね。ちなみにスタッフの方が言うにはツイン1よりサロンの方がお客さんが少なくて落ち着いて観られるそうです。
もし今度の土曜日「かもめ食堂」を観に行ったら僕を見つけてください。自動販売機のコーヒーをご馳走します。黒いスニーカーを履いていきます。見つかるかな~ふっふっふ。